山田裕貴主演の連続ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)。第3話が5月5日に放送され、ネット上では主人公らの“ヒゲ”に疑問の声が相次いでいる。
同ドラマは、同局プロデューサーの着想をもとに、人気脚本家・金子ありさ氏が書き下ろすヒューマンエンターテインメント。カリスマ美容師・萱島直哉(山田)や消防士・白浜優斗(赤楚衛二)、体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)らを乗せた電車の車両が未来へのワープに巻き込まれ、乗客たちが携帯電話の通じない極限下に投げ出される様が描かれる。
※以下、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』第3話のネタバレを含みます。
第3話では、直哉たちが水源を見つけ、乗客たちに希望が見え始めた矢先、直哉が大切にしている美容師道具のハサミが入ったバッグがサラリーマン・田中弥一(杉本哲太)によって持ち去られる事態が発生。問い詰められた田中いわく、怪しい人物を目撃し、護身用としてハサミを持ち出したとのこと。
そんな田中の言い分を信じられない直哉がイラ立つ中、優斗たちは食料を調達しに向かうが、紗枝の身に異変が生じる。さらに、キャリアウーマン・寺崎佳代子(松雪泰子)は、ここで生きていく気力を失いかける……。
ネット上では、これがゴールデンプライム帯連続ドラマ初主演となる山田や、杉本、松雪の演技力を絶賛する書き込みが続出。一方で、話数が進み、遭難してから日数が経過しているにもかかわらず、主人公らに生理的な変化が見られないという指摘が相次いでいる。
中でも、外見がほとんど変わらない登場人物に対し、「男性陣のヒゲは伸びないの? ストーリーが生々しい分、こういう詰めの甘さが気になる」「お風呂に入ってないはずなのに、髪の毛サラサラだし、顔もきれい」といった指摘が目立つ。
特に、こうしたサバイバル系ドラマでは、“ヒゲが伸びない問題”が付き物ともいえる。現時点でヒゲ剃りシーンは描かれておらず、リアルさを求める視聴者は、やはり違和感を覚えてしまうようだ。
また、初回は世帯平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの滑り出しであった同作だが、第2話で6.8%まで落ち込み、第3話では5.1%にまでダウン。このまま不調が続けば、「金曜ドラマ」枠史上に残る“爆死ドラマ”となる可能性もありそうだ。
人間の内面を生々しく描く作風が好評を得る一方、外見がきれいな登場人物たちにツッコミが相次いでいる『ペンディングトレイン』。12日に放送される第4話の予告映像を見る限り、次回も主人公らのヒゲは伸びていなさそうだが、そこは気にするだけ野暮ということなのだろうか……。