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春ドラマで“株を下げそう”な俳優4人! 田中みな実に「ミスキャスト」の指摘も

 各局で絶賛放送中の春ドラマ。キャストの中には演技力や存在感が高く評価され、株を上げた俳優がいる一方で、「この俳優、なんか惹かれない」「大物俳優が主演なのに、あまり話題にならない」など、さまざまな理由により、株を落とした役者もいる様子……。

 そこで今回、視聴者の声をもとに、放送中の連ドラ出演で株を下げそうな俳優を4人紹介したい。

春ドラマで株を下げそうな俳優4人

・木村拓哉(フジテレビ系『風間公親-教場0-』)
・芳根京子(日本テレビ系『それってパクリじゃないですか?』)
・坂口健太郎(日本テレビ系『Dr.チョコレート』)
・田中みな実(フジテレビ系『あなたがしてくれなくても』)

『教場0』の“トンデモドラマ”評にキムタクも困惑?

 1人目は、月9『風間公親-教場0-』で冷徹な刑事指導官・風間公親役を演じる木村拓哉。2020年と21年の正月に放送されたスペシャルドラマ版同様、白メッシュヘアとメガネ姿で渋さと色気を漂わせる木村だが、演技のほうは毎度ながら“キムタク然”としており、ある意味、安定しているともいえそう。

 ネット上では「なんだかんだいって、キムタクの主演ドラマは見ちゃう」「やっぱりかっこいい!」と唯一無二の存在感をあらためて評価する声は多い。

 加えて、主役級俳優である新垣結衣や北村匠海、そして9年ぶりの俳優復帰に同作を選んだ坂口憲二など、豪華な役者陣が同作に集結したのも、「木村が主演だから」にほかならないだろう。

 しかし、木村が株を下げそうな理由としては、このところ視聴率1ケタが3週連続で続き、期待されていたほどの数字を上げられていないことに加え、『教場0』が実に多くの視聴者から“トンデモ推理ドラマ”と認識されてしまったことが挙げられる。

 例えば、第1話では、タクシーの車中で刺殺された被害者が、隣に座る女に「殺されるかもしれない」と思いながらも、なぜか逃げださず、タクシーを右へ左へと走らせ、神奈川・横浜のマップ上に犯人の名前をダイイングメッセージとして残す展開に、視聴者「そんなバカな」「脚本が雑すぎ」とツッコミが噴出。第2話でも、犯人が道端で堂々と教師を撲殺し、凶器を学校のブロンズ像に溶接するという大胆な犯行に及んだにもかかわらず、目撃者がいないという内容で、視聴者は大いに困惑していた。

 木村といえば、1月に公開された主演映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の興行収入が、制作費と同等の20億円に留まってしまったばかりだが、これに続いて主演した月9が“トンデモ推理ドラマ”と評されてしまった状況に、本人やジャニーズ事務所も頭を抱えているのではないだろうか。

『それパク』の芳根京子は「脇役で光るタイプ」?

 2人目は、『それってパクリじゃないですか?』で主演を務める芳根京子。彼女が民放キー局でドラマ主演を務めるのは、18年1月期の月9『海月姫』(フジテレビ系)以来、5年ぶりとなる。

 同作は、情報漏洩の疑いをかけられた飲料メーカー“月夜野ドリンク”の開発部員・藤崎亜季(芳根)と、知的財産のプロ・北脇雅美(ジャニーズWEST・重岡大毅)がバディを組み、ライバル会社に奪われた特許を取り戻すため奮闘する物語。

 芳根といえば、18年の「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞するなど、演技派のイメージもあるが、ファンからは「脇役のほうが光るタイプ」との声も少なくない。

 また、『海月姫』は月9枠の全話平均視聴率において、歴代ワースト記録となる世帯平均6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。一方の『それパク』も、第2話以降で3~4%台が続いており、同枠史上ワーストとなる可能性もある。

 もし、そんなことにでもなれば、残念ながら芳根に“低視聴率俳優”のレッテルが貼られてしまう状況は免れないだろう。

 3人目は、『Dr.チョコレート』で主演を務める坂口健太郎。同作は天才外科医チームを描く医療モノで、坂口は10歳の天才外科医・寺島唯(白山乃愛)の代理人である“Teacher”こと野田哲也を演じている。

 ネット上では、「坂口さん、超かっこいいいし、優しいセリフ回しが大好き」「この非現実的な世界観を、ナチュラルに演じられる坂口健太郎がすごい!」と好意的な声が続出。同作の坂口にメロメロになっている視聴者も多いようだ。

 一方で、日テレは2月、坂口が同作に続いて7月クールでも同局系日曜ドラマ(日曜午後10時30分~、読売テレビ制作)で主演を務めると発表。

 同局はこの“超異例”の編成を「坂口健太郎、2クール、2COOL。」というダジャレを用いたキャッチコピーで煽っているが、業界内では、坂口の事務所、日テレ、読売間での「単なる情報共有ミス」とのうわさも……。

 当然、2クール連続で“不発”ともなれば、COOLどころか、坂口の株を落としかねない。そのため、先行で放送される『Dr.チョコレート』は「絶対にコケられない」状況ともいえるのだが、初回8.6%だった世帯平均視聴率は、第3話で5.7%まで下落。

 視聴率ダウンは主演俳優だけのせいではないにせよ、坂口の名誉のためにも、今後の伸びに期待したいところだ。

『あなたがしてくれなくても』田中みな実が「田中みな実」にしか見えず?

 最後は、“セックスレス”をテーマにした奈緒主演『あなたがしてくれなくても』で、ファッション誌「GINGER」(幻冬舎)の副編集長・新名楓役を演じる田中みな実を挙げたい。

 同作は、主人公・吉野みち(奈緒)と夫の陽一(永山瑛太)、みちの上司・新名誠(岩田剛典)と妻の楓という2組の夫婦の葛藤を描く物語。世帯平均視聴率は4~5%台とイマイチながら、TVerの“お気に入り数”は119.3万人(5月12日現在)を誇り、放送中の連ドラではトップとなっている。

 田中は、「今の私にとってセックスは、ただの疲れを伴う性行為」「(もし妊娠したら)セックスが私の夢を壊すかもしれない」と仕事モードを貫く役どころ。

 自らブラジャーを外すなど、過激なシーンも全力で演じている田中だが、ネット上では「演技のうまい俳優たちの中で、1人だけ浮いてる」「悪くないんだけど、演技が本業の役者で見たかったな」とミスキャストを指摘する声も。

 田中は良くも悪くも「田中みな実」としてのパブリックイメージが強烈であるためか、「役として見れない」と感じる視聴者は少なくないようだ。

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