アーティストのYOSHIKIが5月16日(日本時間)、米ロサンゼルスのグラミーミュージアムで記者会見を開き、10月に日米英4都市を回るクラシカルワールドツアーを開催すると発表。同時に、7月28日にX JAPANのニューシングル「Angel」をリリースすることも告知され、ネット上では「Toshlと仲直りしたの!?」とファンが騒然となっている。
X JAPANが新作音源を発表するのは、2015年リリースの配信シングル「BORN TO BE FREE」以来、約8年ぶり。「Angel」は、もともと05年にYOSHIKIが立ち上げた音楽プロジェクト・Violet UKのデビューアルバムに収録される予定だった楽曲だが、結局、アルバムは発売されず、その後、15年のX JAPANのライブなどで複数回披露された。
18年10月以降、活動休止状態にあるX JAPANだが、一向に再始動しないのは、幼なじみであるYOSHIKIとTosholの友情に亀裂が入ったからともいわれている。
昨年12月発売の「週刊新潮」(新潮社)は、同月にNHKで放送されたYOSHIKIの密着ドキュメンタリー番組で、NHK側が過去のX JAPANの映像の許可申請をToshlに打診したものの、拒否されてしまったと報道。同誌の取材に対して、Toshl側の弁護士も断ったことを認めており、事態の深刻さがうかがえた。
そんな“不仲説”に加え、YOSHIKIが昨年11月にHYDE、SUGIZO、MIYAVIとのバンド・THE LAST ROCKSTARSを始動させたことで、X JAPANファンの間でも活動再開はあきらめムードが漂っていただけに、今回の「Angel」のリリース発表は多くのファンを喜ばせているようだ。
また、ネット上では「新曲を出せるってことは、YOSHIKIとToshlが和解したってことだよね?」と希望を見出すファンがいる一方で、疑心暗鬼になっている人も多い様子。
中には、「Toshlはレコーディングに参加したの? それとも昔に収録した音源?」「Toshl以外の別人が歌ってる可能性もあるのでは?」と予想する声や、「よっちゃん(YOSHIKIの愛称)のことだから、また発売延期になりそう」とリリース自体を不安視するファンも見られる。
08年に「X JAPANの新曲入りのアルバムを発売する」と発表したものの、いまだ実行できずにいるYOSHIKI。「Angel」は無事にリリースされるのだろうか。