5月14日、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)による性加害問題について、現社長の藤島ジュリー景子氏が顔出しで謝罪を行い、大きな反響が寄せられた。この問題の影響で、同事務所のイメージが著しく低下してしまった今、ネット上ではジャニーズJr.がメインで出演する『♯裸の少年』(テレビ朝日系)および『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の番組名を疑問視する声が相次いでいる。
『♯裸の少年』は、2001年より『裸の少年』としてスタート。開始当初は、風間俊介や長谷川純が進行役を務め、パジャマ姿のJr.たちが“男を磨くための最新情報”を紹介する内容だった。
その後、09年に番組は一旦終了したが、18年にJr.内ユニットのHiHi Jetsと東京B少年(現在の美 少年)が出演する番組として9年ぶりに復活。グルメ企画などさまざまなコンテンツが放送されたのち、21年4月に『HiHi Jetsと美 少年の真剣勝負、~バトるHiHi少年~』にタイトルを変更。
さらに、今年4月にリニューアルしてからは、『♯裸の少年』(はだかのしょうねんしゃーぷ)の番組名で、東西からジャニーズJr.が集まり、対決企画を行っている。
一方、『ザ少年倶楽部』は、00年に放送開始。23年の現在も放送されており、06年には“少クラ卒業組”が出演する関連番組『ザ少年倶楽部プレミアム』もスタート。『ザ少年倶楽部』では、主にJr.内ユニットが歌やダンスのパフォーマンスを披露している。
どちらも長年続いているため、Jr.ファンにとってはなじみ深い番組であるが、ジャニー氏の性加害問題がクローズアップされたことで、ネット上では「タイトルがちょっと気持ち悪い」「ジャニーさんの少年愛と、どうしてもリンクしてしまう」と違和感を訴える人が続出。
これに対し、一部ジャニーズファンからは「裸の少年の“裸”って、素顔が垣間見れるとか、そういう意味だと思うんだよね。あんな愛される番組が、そんなふうに言われちゃうの悲しい」と嘆く声や、「タイトルにつっかかってる書き込み見たけど、それって自分がいかがわしい想像しているだけなんじゃない?」「ずっとある番組なのに、今回の件で外野が『タイトルが~』って言い出してるの、本当に気持ちが悪い。問題視してるなら、騒ぎになる前から言ってなよ」といった猛反論も散見される。
ジャニーズタレントといえば、かつてはアイドル誌に上半身裸の姿で登場する機会も多く、「ジャニーズ=上裸」というイメージも強かった。
その文化は最近まで受け継がれており、関西ジャニーズJr.が出演するバラエティ番組『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)では、オープニング映像にレギュラーメンバーが“上裸”で登場する演出をたびたび採用。
実際、今年3月12日放送回でお披露目されたオープニング映像でも、現在13歳であるBoys be・伊藤篤志をはじめとするレギュラーメンバー7人が、腕や腹部など素肌を露出させるカットが採用されていた。
しかし、一部ファンから「もうこういうのは時代遅れだと気づいてほしい」「未成年の裸を見せる演出は苦手」といった苦言が噴出。すると、翌週19日のオンエアでは、メンバーの体の部分がイラストに差し替わっていたのだ。
このように、徐々にではあるものの、“時代遅れの演出”にテレビ局も対応するように。そんな中、疑問視された『♯裸の少年』と『ザ少年倶楽部』は、タイトル変更、もしくは打ち切りの対応を取るのか……今後の判断に注目したい。
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