20th Century・井ノ原快彦が主演を務める刑事ドラマシリーズ『特捜9』(テレビ朝日系)の「season6」。5月24日に放送された第8話では、井ノ原の少年時代とリンクするようなエピソードが登場し、ジャニーズファンを喜ばせた。
テレ朝と東映が制作する同シリーズは、警視庁捜査一課特別捜査班の主任・浅輪直樹(井ノ原)と、その仲間たちが難事件に挑む物語。羽田美智子、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中村梅雀、津田寛治、元乃木坂46・深川麻衣、Snow Man・向井康二がレギュラー出演している。
※以下、『特捜9』第8話のネタバレを含みます。
第8話では、都内のニュータウンに暮らす小学6年生・篠原吉宏(嶺岸煌桜)が下校中に何者かに誘拐され、父・信一郎(金子岳憲)に身代金500万円を要求する脅迫メールが届く事件が発生。
特殊事件捜査係からの緊急応援要請を受けた特捜班が、手分けをして小学生に聞き込みを行うと、複数の怪しい人物が浮上する。
一方、少年時代にこの街に暮らしていた浅輪は、吉宏の部屋の引き出しから錆びた鉄の輪を発見。さらに、窓の外に鎖の切れ端を持っている謎の少年が現れ、浅輪が彼を追いかけるも、その姿はいつの間にか消えてしまう。
その後、吉宏を探すため、自身が少年時代によくいた場所をめぐる浅輪。すると、自身が彫った「刑事になる」という文字が残る柱を発見し、昔を懐かしむ。
その後、吉宏の鉄の輪から「そうだ、秘密基地じゃん」とピンときた浅輪は、少年時代、ケンカばかりしていた両親から逃げるように訪れていた資材置き場へ。鉄の鎖が巻かれた入口を抜けると、そこには身を隠す吉宏の姿が。彼は不仲な両親に会話をしてほしいと願うあまり、自作自演の誘拐事件を起こしていたのだった。
浅輪が少年時代の幻影を追うという、情感豊かな演出が印象的だった今回。ネット上では、「刑事になる」と彫られた柱が登場するシーンに、井ノ原ファンが次々と反応している。
というのも、井ノ原自身、子どもの頃に同局で放送されていた刑事ドラマシリーズ『西部警察』(1979年~84年放送)にあこがれるあまり、“警察官”になりたいと思っていたそう。
しかし、父親から「(警察は、西部警察のように)ショットガンをぶっ放せない」と教わり、演技でそれが実現できる“芸能人”に夢を切り替えたのだとか。
井ノ原は、5年前の『特捜9』のPR会見でもこの話を披露しており、ファンから「西部警察に憧れてた井ノ原少年と重なるね」「浅輪の『刑事になる』って彫ったエピソード、中の人のエピソードじゃん」という書き込みが相次いでいるようだ。
なお、次回(第9話)で最終回を迎える同ドラマだが、放送時間は通常通りの午後9時~9時54分で、前シーズンまで通例となっていた最終回の10分ないし15分の放送時間拡大はなぜか行われない様子。
同作は、第8話の世帯平均視聴率が10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、視聴率は決して悪くないものの、13~49歳を対象としたコア視聴率となると、回によっては1%台と苦戦。前シーズンから若い層に人気の深川と向井がレギュラーに加わったが、効果はイマイチのようだ。
また、見逃し配信サービス「TVer」のお気に入り数も33.2万人(25日現在)と振るっていないため、次回の放送時間が拡大されないのも致し方ないかもしれない。
最終回の予告映像には、レギュラーでありながら、なぜか登場シーンの少ない津田や山田の姿も映っており、ドラマファンを湧かせている『特捜9』。ネット上では「最終回、拡大版じゃないの!?」と驚きの声も見られるが、果たして有終の美を飾れるだろうか。
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