2018年5月にCDデビューを果たしたKing&Prince(以下、キンプリ)が、高橋海人と永瀬廉による2人体制となって再スタートを切った。このほどデビュー5周年を迎えた“新生キンプリ”は、新曲の発売やグループ初となるファンミーティングの開催を発表したが、ファンからはさまざまな意見が上がっている。
岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が今月22日をもって脱退したキンプリ。神宮寺と平野は同日付でジャニーズ事務所を退所し、今後どのような活動を行っていくのか、注目が集まっている。また、最終日にはメンバーそれぞれが公式モバイルサイト・Johnny's webの個人連載を更新し、中でも平野が放ったストレートな言葉が話題となった。
「平野は個人ブログ『SHOWたいむ』内で、キンプリは19年7月に亡くなったジャニー喜多川前社長がデビューさせてくれた、“最後のグループ”だと誇らしげにつづっていました。続けて、『ジャニーさんごめんねー! 目標届かなかった!!! ただできないといわれたら仕方がない!!! もし天国で会ったら怒られるんだろうなー笑』(原文ママ、以下同)と悔しさをのぞかせていたんです」(ジャニーズに詳しい記者)
当該ブログは平野の退所に伴い、後に閲覧できない状態となったが、一部ニュースサイトなどがこの内容を取り上げていたため、多くのファンが知ることに。SNS上では、特に「できないといわれたら仕方がない」の一言がフィーチャーされ、ネット上では「平野が最後にぶっ込んだ」と騒然となった。
なお、平野が書いた“目標”とはグループでの海外進出を指しているものとみられる。昨年11月4日、キンプリメンバーがファンクラブ会員に向けた動画内で、3人の脱退と退所について報告した際、平野はデビュー当時から「海外で活躍できるグループ」を目指し、これはジャニー氏の夢でもあったと回顧していた。
しかし、「あらためて自分の年齢と向き合った時に、海外で活躍できるグループを目指すというのは、そこにグループのそれぞれの活動方針を踏まえた上で、全力で取り組んだとしても“もう遅いな”と感じてしまい、目標を失い、今回の決断に至りました」と語っていたのだ。
こうした経緯もあり、一部ファンは海外進出に関して「できないといわれた」のではないかと推測。そんな中、24日に東京スポーツ新聞社の公式メディアサイト「東スポWEB」が新たな情報を報じている。「ジャニーズ側が平野に海外進出は厳しい旨を伝えたとの情報は事実か――とジャニーズに取材すると、『海外進出に対して厳しいと明言した事実は一切ございません』と断固否定した」と伝えた。
一方で、高橋と永瀬は23日夜に「King & Prince CDデビュー5周年記念」として、YouTube、Twitter、インスタグラム、TikTokで一斉生配信を実施。新体制第1弾シングル「なにもの」を6月21日にリリースするほか、7月2日に東京・有明アリーナでファンミーティング「King&Princeとうちあわせ」を行うと告知した。
これは、同シングルのファンクラブ限定盤「Dear Tiara盤」を1枚購入すれば応募できるイベントだ。さらに、7月1日からは日本テレビ系で新番組『キントレ(仮)』が始まるという。
怒涛の発表に対し、ネット上のファンは「ティアラ(キンプリファンの呼称)を寂しくさせないよう、楽しみを与えてくれてありがとう。キンプリを存続させてくれた2人に感謝」「れんかい(永瀬&高橋)の新曲、めちゃめちゃ楽しみ!」「たくさんサプライズを準備してくれてありがとう」と大喜びしていた。
とはいえ、前日付で3人がグループを離れたばかりとあって、怒涛の発表に、一部の人々は「れんかいを応援したい気持ちもあるけど……。やっぱり5人のキンプリが好きだから、まだ2人の歌を聞く勇気がない」「展開が早くて気持ちがついていけない」「れんかいは悪くないのに……。あまりにも切り替えが早すぎて、置いていかれてしまった気分」「もう少し5人のキンプリに浸らせてほしかった。用意周到に準備してたんだ……事務所のやり方が悪い」と複雑な胸の内を吐露していた。
5人のキンプリを大事に思ってきたからこそ、なかなか変化を受け入れられないファンも多いのだろう。今はひとまず、心を整理する時間が必要なのかもしれない。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン