連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。
お家まるごと片付け企画の5回目は、子ども部屋の「引き出し収納」。カラーボックスなどでまとめるより、引き出しのほうが「散らかりにくい」「出し入れしやすい」仕組みが作れます。また、引き出しの中がゴチャゴチャしない「10の工夫」も一緒に紹介!
相談「散らからない子ども部屋にしたい」
両親ともにフルタイムで働いているため、「兄妹で協力して家のお手伝いをしている」とDさん。例えば、洗濯物を畳むのも子どもたちにお任せだそう。でもちょっと、しまう場所に悩んでいる様子がBefore写真から感じ取れますね。
モノの住所を整えれば、お手伝いもより簡単になります。10の工夫をして、子ども1人で「畳む」「しまう」「出す」「片付ける」「準備をする」ことができる、「散らかりにくい引き出し収納」にしていきましょう!
【子ども部屋収納の工夫.1】快適な出し入れができる「収納家具」を用意する
引き出しは「スライドレール」が付いているタイプだと、引っ掛かるなどのストレスがなく使えます。今回は、物置部屋にあった「プラスチックチェスト」が子ども部屋のサイズにぴったりだったので、こちらを使うことにしました。
【子ども部屋収納の工夫.2】子ども1人につき1つの「専用コーナー」を作る
子ども1人につき1つ、自分専用のチェストを用意しましょう。大人でも、専用コーナーがあると気分が上がりますよね。お子さんも同じです。また、洋服以外の収納もOK! チェストは宝物コーナーや、雑貨、服装小物などのまとめ入れにも使えます。
引き出しの中は「グループ」で分類。服装小物が埋もれないように「仕切り」を使います。100均の「ブックエンド」や「不織布仕切りケース」を使う例もありますが、筆者のおすすめは「靴の空き箱」。ほとんどの引き出しに入るので、簡単に分類できます。
【子ども部屋収納の工夫.4】ダイソーのシューズケースも優秀
靴の空き箱がない場合は、ペットボトルの段ボールを1/2にカットした箱や、紙袋を内側に折ったボックスなどで代用可能。ただ、作るのが面倒な場合は、ダイソーのシューズケースがおすすめです。いろいろな収納に使い回せるのもメリット。
【子ども部屋収納の工夫.5】「自由な箱」を作る!
ざっくりと何でも入れていい箱を用意すると、散らかりにくい部屋になります。新しいモノが増えたとき、今まで分類したグループに属さないと「どうしよう?」と悩んで放置してしまうことも。そうならないために、「自由な雑貨入れ」を用意しましょう。
【子ども部屋収納の工夫.6】毎日使う小物は、あえて引き出しに入れない
カラーボックス用の引き出し収納ケースを分解して、「毎日使う小物」を入れました。引き出し収納はスッキリ見えますが「引く」「出す」「戻す」の3つのアクションが必要になるので、毎日使う小物は1回で手に取れるようにしたほうが◎。
ハサミ、カッター、ペン(各1本が基本)の3つは、頻繁に使うモノなので出しておくと便利です。今回は、使っていないけれど処分できないマグカップを使いました。必ず使う文具なので、あえて出すことで散らかりにくくなりますよ。
【子ども部屋収納の工夫.8】小物は「ミニチェスト」でスッキリ片付く
ふた付の箱に入れると「散らかる原因」になるので、100均の箱に入っていた小物を「ミニチェスト」に入れ直しました。また、小さなモノを入れたチェストは大きな家具の上に置くことで、空間的にもスッキリして見えます。
【子ども部屋収納の工夫.9】「グループ収納」で住所をわかりやすく!
小物は、引き出し1個につき1種の「グループ収納」にすることで、モノの住所をわかりやすくします。ラベルは「短い名前」で簡単にすることもポイントです。
【子ども部屋収納の工夫.10】ベッド下の引き出し収納は、使用頻度が低いモノを
ベッド下の引き出し収納には、使用頻度の低いバッグとタオルを入れました。ホコリが気になる場合は、大きい布で「ホコリ避け」をすればOK。ちなみに、出し入れするときは「上から見る」姿勢になるので、タテ入れ収納がベストです。
【子ども部屋Before→After】箱の積み重ねをやめて「引き出し収納」に統一
実は【Before】より【After】のほうが、出しっぱなしのモノが増えています。でも、スッキリ見えますよね? 引き出し収納を使って「高さと面」を揃えた効果です。部屋が散らかるのは「出しづらさ」「戻しにくさ」にあります。積み重ねボックスから引き出し収納に替えるだけで、キレイを保ちやすくなりますよ!