• 日. 12月 22nd, 2024

犯罪データベース

明日あなたが被害にあうかもしれない

KAT-TUN・中丸雄一、性加害問題めぐる『シューイチ』での「誇りに思ってる」発言に賛否

 創業者である故・ジャニー喜多川氏の“性加害問題”が取り沙汰されているジャニーズ事務所は、5月26日に“3つの対策”を発表した。そんな中、KAT-TUN・中丸雄一は、レギュラー出演する情報番組『シューイチ』(日本テレビ系、28日)内でこの一件に言及。ネットユーザーからは「中丸くん、事務所の問題について逃げずにコメントしていて偉い」と称賛の声も出ていたものの、一部の発言をめぐって否定的な反応が寄せられ、賛否両論を呼んでいる。

 ジャニーズは26日に公式企業サイトを更新し、「『心のケア相談窓口の開設』 『外部専門家による再発防止特別チームの設置』 『社外取締役』についてのお知らせ」(原文ママ、以下同)を掲載。

 今回の問題について、「声を上げられたかどうかに関わらず、所属経験のあるすべてのタレントへの心のケアが最重要と考えております。そこで、専門家に監修をいただき、心療内科医に委嘱して、本問題によって心を痛めたジャニーズ事務所の所属経験者を対象にした外部機関としての相談窓口を5月31日に開設します」と報告した。

 また、林眞琴弁護士、精神科医・飛鳥井望氏、臨床心理の研究者(女性)が「外部専門家による再発防止特別チーム」を結成することなどを発表。さらに、『第5回ワールド・ベースボール・クラシック』(WBC)にて、プロ野球日本代表・侍ジャパンのヘッドコーチを担当した元プロ野球選手の白井一幸氏ら3名が社外取締役に就任。「特別チームによる提言を受けた再発防止策の確実な遂行を含めた、経営改革を推進致します」と宣言した。

 中丸は『シューイチ』でこの件に触れ、「今回、3つ設置されたということですけれども。これによって全てが補完されるわけではないだろうなと思いつつも、ただまぁ、前進の1歩かなというふうに感じていますね」と、所属タレントとして率直な思いを話した。

 さらに、「被害を受けた方の心情を考えると、大きく3つに分けられると思う」と前置きした上で、「名前と顔を出しても告白をしたい、世に訴えていきたい」「名前、顔は出したくはないけどこの流れだったら告白をしていきたい」「この話はもう勘弁してくれ。ちょっともう思い出したくない」という人がいるのではないかと分類。「だとするならば、2つ目は今回の設置によって、受け皿にはなり得るのかなという期待は持ってますね」とコメントした。

 そして、再発防止チームの設置に関しては、「これも一見、僕は『先代(ジャニー氏が)亡くなってるのに再発も何もないじゃん』っていうふうにちょっと思ったんですけれども。よくよく考えてみると、“なんでこの問題が起きたのか”っていうのをプロの視点からしっかり分析しないといけないと思うんですよね」「ちゃんと洗い出して、“原因は何でした”っていう結論が出ない限りは、多分ないとは思うんですけれども、何か同じような大きいリスクを背負ってる可能性ももしかしたらあるって考えると、この設置も賢明なというか、妥当な判断かなと思います」と納得。「丁寧に、でも慎重に事を進めていってほしいなと思いますね」と、事務所には注意深く対応するよう、願いを込めた。

「さらに中丸は終盤で、『個人的にもう1ついいですか?』と切り出し、『25年ぐらい所属してるんですけれども。ジャニーズ事務所に対して、“ここはいいな”と思うところもやっぱあるわけですよ。っていうのは、たぶん社会に貢献する気持ちって、多分だいぶ強い会社だと思うんです』とも語っていました。1995年の阪神淡路大震災の際には『6年ぐらい継続的に募金活動をしたり』と、具体例を挙げ、ジャニーズのチャリティー活動を振り返っていたんです」(ジャニーズに詳しい記者)

 新型コロナウイルスが流行した後も、「国とか自治体が、まだちょっとそこまで手が回らないよっていう範囲の部分があったと思うんですけど。その時にいち企業として小回りの利く援助をやったと思うんです。例えば、医療現場に物資を届けるとか。そういう姿勢っていうのは好きなんですよ」と評価。「いち個人としては、そこは誇りに思ってるんで。今回の件があったから、そういうのをもっとやってくれってことではないんですけど。そういう部分も引き続き行ってほしいという期待を持っていますね」と自身の考えを述べていた。

 なお、ネット上の視聴者からは「中丸くん、冷静にコメントしていたけど誠実だなと思った」「所属タレントとして、言葉を選びつつも自分の考えを伝えようとしているのが見て取れた。偉いと思う」といった好意的な感想が上がっている。

 しかし、支援活動の話を持ち出した点について、一部ネットユーザーの間では「チャリティーをやっているからって、ジャニー氏の性的虐待をなかったことにしろというの?」「社会貢献をしてきたから、性加害が許されるとでも思ってる?」「社会に貢献する気持ちが強い会社だからって性加害を帳消しにしろってこと?」「会社の良いところとして、“社会貢献もしている”とか言っちゃダメでしょ。それとジャニー氏のことは別問題」と手厳しい意見が見受けられた。

 とはいえ、「中丸くんは一言も“ジャニーズは社会貢献活動をしてきたから性加害があったとしても目を潰れ”とは言ってない」と反論の声も上がっている状況だ。

 今後も、事務所の動向はもちろん、騒動に関するタレントの発言に、世間からは高い関心が寄せられることだろう。

サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン

By Admin