TBSの佐々木卓社長が5月31日、定例会見で同2日放送の『ラヴィット!』内で物議を醸した“韓国ロケVTR”について謝罪。このロケに参加していた相席スタート・山添寛の行動をめぐり、視聴者から批判が巻き起こったことを受け、これまでに番組側も謝罪したが、「ネット上にはいまだに番組や局の対応を疑問視する声が出ている」(芸能ライター)ようだ。
麒麟・川島明とTBSの田村真子アナウンサーがMCを務める『ラヴィット!』には、多くの芸人が起用されている。相席スタートはレギュラーではないものの、「山添の“ぶっ飛んだキャラクター”がウケていたこともあり、出演の機会は多かった」(同)という。
「先月2日には韓国・ソウルでのロケVTRが放送され、山添も参加メンバーの1人でした。そこで山添は、自身がすでに使用した爪楊枝で売り物の料理を食べて店側に注意され、ネット上でも『さすがにヤバい』『マナー違反だし気持ち悪い』といった苦言が続出。山添への批判とは別で、『VTRなのにカットしなかったってことは、スタッフが問題と捉えなかったってこと』『山添も悪いけど、一番悪いのは制作サイド』という意見も少なくありませんでした」(同)
こうした批判が出たことで、同5日の番組では田村アナが謝罪。さらに、同8日の放送では、川島もあらためて謝罪を行った。
「そして今回、佐々木社長もこの件について謝ったと、ネットニュースなどで取り上げられています。韓国のお店や関係者、視聴者に対して『大変申し訳なく思っております』と述べた佐々木社長は、『すべて制作側に責任があります』とも話していました。ネット上でも言われていたように、“制作サイドに問題があった”ことを認めたわけです」(同)
ただ、ネット上には「制作側の責任と言いながら、山添はあれ以降『ラヴィット!』に出演できていない」「山添が実質もう降板したみたいになってて、局として中途半端な対応では?」「山添を出さないままなのは、かわいそうすぎる」といった指摘も。
「一方で『山添も何かコメントしたほうがいいのでは』という声もありますが、『山添が謝罪してないってことは、やっぱり番組側にやらされたってことだろう』『自分の役割を果たしただけなのに』との書き込みもみられるなど、視聴者にとってはまだ“一件落着”とはいえない状況のようです」(同)
なお、山添は同30日放送のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に出演し、ナイツから“渦中の人物”であるとイジられる中で、「こういうことをやった奴がどれだけ叩かれるか、そこまでもう、楽しんでください」などとコメントしていた。山添がまた『ラヴィット!』に登場する時には、大きな注目を集めそうだ。