橋本環奈が地上波連ドラ初主演を務める『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)の第7話が5月30日に放送され、世帯平均視聴率6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回の7.4%から0.8ポイントダウンした。
同ドラマの原作は、「プチコミック」(小学館)で2017年まで連載された同名漫画。貧乏な家庭に生まれた容姿端麗な羽田綾華(橋本)と、結婚式場を立て直すために、好きでもない綾華との契約結婚を選んだ御曹司・新田東郷(Hey!Say!JUMP・山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディだ。
※以下、『王様に捧ぐ薬指』第7話のネタバレを含みます。
第7話では、契約結婚を解消し、東郷と本物の夫婦として歩み始めた綾華。しかし、結婚後に再会した高校時代の同級生・神山絢斗(坂東龍汰)からキスされたことを東郷に言い出せず、その後ろめたさから避けるような態度を取ってしまう。
その後、東郷からデートに誘われ、何も聞かないからデートを楽しむようにと言われた綾華は、ついに神山にキスされたことを東郷に告白。
これを聞いた東郷は「キスの上書きをしてやる」と宣言し、綾華にキスをすると「やっと上書きできた」と微笑む――。
放送前には、橋本と山田のイメージが、原作で描かれている綾華と東郷とかけ離れているため、ネット上では原作ファンから「ミスキャストでは?」と厳しい指摘が目立っていた同作。しかし今では、「原作と別物だと思って見れば、面白い」と好意的な声が目立つ印象だ。
また、「キスの上書き」というワードに反応する視聴者が続出し、「山田くんの上書きキスにズキューンだよ。巻き戻して10回は見てる」「毎週ニヤニヤが止まらん。あんな胸焼けするぐらい甘いセリフを言っていいのは、山田涼介だけ」と興奮気味につづる視聴者も多い。
「同作は一応、橋本の単独主演ですが、山田とのダブル主演といってもいい内容。これまで、ドラマであらゆる役を演じてきた山田ですが、東郷役のハマりぶりから、『山田くんの代表作になりそう』ともいう声も聞かれます」(テレビ誌記者)
昨年の山田といえば、同10月期の主演ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)が全話平均視聴率3.8%と残念な結果に。同2月に公開された主演映画『大怪獣のあとしまつ』も興行収入4億8000万円に留まり、ネットユーザーから「山田は数字を持っていない」と揶揄されたこともあった。
「しかし、『親愛なる僕へ殺意をこめて』は、放送期間中にTVerの総合ランキング、ドラマランキングともに1位になることこともしばしば。『王様に捧ぐ薬指』もTVerの“お気に入り数”が急増しており、5月31日時点で126.4万人。木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の127.1万人を追い抜くのも時間の問題ではないでしょうか」(同)
加えて、SNS上では『王様に捧ぐ薬指』に関する投稿数も多く、視聴者の熱量は今期上位といえる。TverやSNSでの反応の良さを見るに、山田の作品の支持者は若者とみられ、今後も彼へのオファーは続きそうだ。
TVerでは“月9超え”も視野に入ってきた『王様に捧ぐ薬指』。放送前は『ラストマン』(TBS系)や『教場0』と比べると、そこまで注目されていなかった印象の同作だが、思わぬダークホースといえるかもしれない。
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