• 日. 12月 22nd, 2024

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明日あなたが被害にあうかもしれない

嵐・櫻井翔、性加害問題に言及――「よく頑張った」「告発者への配慮なく違和感」と賛否

 6月5日放送の報道番組『news zero』(日本テレビ系)で、嵐・櫻井翔がジャニーズ事務所創業者である故・ジャニー喜多川氏の“性加害問題”について語った。同番組の月曜キャスターを務める櫻井は、これまで沈黙を貫いてきたが、元所属タレントらの動きを受けてコメント。ネットユーザーの間では賛否両論となっている。

 この日、ジャニー氏からの性的被害を訴えている元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏、橋田康氏、二本樹顕理氏が児童虐待防止法の改正を求め、およそ4万人分の署名を与野党各党に提出。カウアン氏は「僕らの過去っていうのはやっぱり戻らないので。被害者が怖がる法律じゃなくて、加害者が怖がるような法律を作れたらなと」と述べていた。

 そして、同日夜放送の『news zero』でこのニュースを取り上げた流れで、櫻井が「この件について自分の言葉でお伝えできればと思います」と切り出した。現役タレントでは、少年隊・東山紀之が『サンデーLIVE!!』(5月21日、テレビ朝日系)で、KAT-TUN・中丸雄一は『シューイチ』(日本テレビ系、同28日)で触れており、問題に言及するのは3人目となった。

 まずは「今回の件ですが、私には二つの側面があると考えています。一つは、今問題の責任が問われている事務所に所属しているということ。そしてもう一つは、大きな意味では自分は、被害者に見られうる立場に置かれているということです。私にとってこの二つの側面を踏まえますと、コメントすることは難しいと考えていました」と複雑な胸中を告白。

 続けて、「お伝えしたいことの一つは“臆測で傷つく人たちがいる”ということです。かつて同じジャニーズJr.として、時間をともにしてきた大切の仲間の中には……。すでにこの世界とはまったく違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めて、あらぬ臆測を呼び、今回の問題の対象となってしまうことは、何よりも避けなくてはいけない、避けたい」「そこを考える中で、私自身、発言すること自体がまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けることにつながるのではないか、ということを恐れています」と、時折声を震わせながら話した。

 また、ジャニーズサイドに対しては「しっかりとプライバシーを保護」した上で、「調査してほしい」との思いもあると主張。「そして被害を訴える方々、並びに本日提出された、署名をした皆さんの思いを重く受け止め、二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います。最後に、あらゆる性加害は絶対に許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています」と語気を強めた。

 ネット上では「翔くん、よく頑張った」「キャスターとして、自分の言葉で語った勇気に拍手を送りたい」という応援の声が寄せられている。

ジャニー氏性加害問題、「売名行為」「ウソつき」告発者への誹謗中傷が増えている

 そんな中、「一言でも告発者に寄り添うようなコメントがあればよかったのでは」といった指摘も。今回、署名の提出を行ったカウアン氏、橋田氏、二本樹氏は今年4月以降に、それぞれ「週刊文春」(文藝春秋)の取材に応じ、被害について実名で告発しており、一部SNS上のジャニーズファンらは告発者たちの過去の素行や証言の信憑性などを問題視。「売名行為」「ウソつき」など批判的なコメントも増えている状態だ。

「元ジャニーズ事務所所属のロックバンド・男闘呼組の高橋和也は、5月25日の愛知公演でジャニーズの騒動に言及。客席に向けて『いろいろなことを言う人たちがいるけど、それで傷ついている人間もいる。俺たちはこれからもジャニーズを応援するし、皆にも応援してほしい』と呼びかけたことがネットニュースなどで伝えられていました。この際、事務所を擁護するジャニーズファンたちは高橋の言葉を称賛していたんです」(ジャニーズに詳しい記者)

 その一方で、今回の櫻井の発言に関しては、「櫻井くんは身内を守るような発言をしていたけど、告発者こそ傷ついてきたと思う」「告発者への誹謗中傷をやめろとは言わないんだね」「かつての仲間への誹謗中傷に心を痛めているのなら、告発者への誹謗中傷をやめるよう、一言言ってもよかったと思う」「矢面に立ってるのは告発者たちでは? そういう方々への配慮のコメントがなかったから、違和感を抱いた」と疑問の声も噴出している。

 とはいえ、「翔くんの言葉が誠実でホッとした。事務所はこういうことをタレントに背負わせるなよ……」「そもそも、この問題についてタレントに言及させるなって話」と事務所側への辛らつな意見も上がっている状況だ。

 いずれにせよ現役、元タレントを含めて1人でもダメージを負う人が出ないよう、ジャニーズサイドの適切な対応が求められる。

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