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ヘンリー王子、米国ビザ取り消しの可能性? “薬物使用歴”詐称疑惑が再浮上

ByAdmin

6月 12, 2023 #海外

 メーガン夫人と結婚する前にも王室離脱を考えたが、思いとどまった――というヘンリー王子の発言がネット上で大きな話題になっている。自由を求めて妻の祖国・アメリカに移り住んだ王子だが、ビザ申請時に薬物使用歴を偽った疑惑を持たれており、ビザの取り消しや国外退去の可能性も出てきていると報道された。夫妻の夫婦仲が急速に悪化し離婚の危機に直面しているという噂も再熱しており、メーガン夫人に洗脳され、王室を離脱してしまったことを後悔しているのではないかと同情する声が集まっている。

 青年時代はやんちゃな王子として有名だったヘンリー王子。1月に発売した自伝本『SPARE(スペア)』でもパーティー好きだったこと、酔った勢いで年上女性に童貞を奪われたことまでつづっていたが、2017年に受けた王室の伝記作家アンジェラ・レヴィンのインタビューで、王室を離れたいと考えていたことを赤裸々に語っていた。

 18年に出版された『Harry: A Biography of a Prince(ハリー:王子の伝記)』執筆のため長期にわたり王子にインタビューしたアンジェラは、17年6月、英紙「デイリー・メール」に「いろいろと誤解されているが、王子は傷ついた戦士なのだ」と彼を擁護するコラムを寄稿。

「私は長年浮かれており、思う存分楽しく過ごしていた。大人になりたくなかったんだ」と若かりし頃を振り返った上で、「(王室の)外に出たいと感じていた」「でも、ここに残ることにした。そして、自分の役割を果たすことにしたんだ」と告白したという王子の言葉を紹介した。

 王室から離れることを思いとどまり、与えられた公務に励もうと心に決めたという王子は、「君主を存続させたいと考えている。君主が象徴するものに情熱を注いでいる。英国民、世界には(王室が)必要だと感じている」と熱弁。エリザベス女王崩御後のことも考え「次の君主は、女王と同じようにはいかないだろう」「いずれ王室に変化が訪れるだろう」と、時代に合わせて王室も変わるべきだという見解を示したとのこと。

 王子は「王族の中に、国王や女王になりたい人はいないと思う。でも我々は適切なタイミングで、与えられた職務を淡々と行うのだよ」とも語り、「(その中で)自分は、できるだけ普通の生活を送りたい」とも明かしていた。

 5月末、米タブロイド紙「ニューヨーク・ポスト」はこのコラムを紹介し、「王子はメーガン夫人と結婚する前に、王室を離脱したがっていた」と報道。世間からは「メーガン夫人がヘンリー王子を洗脳し、自分に都合のいいように利用している」「夫人はロイヤルというタイトルを使って人々の羨望を集め、金もうけしようとしている」とバッシングされているが、王子は夫人と結婚する前に王室離脱を考えていた――と、夫人を擁護するような内容で、ネット上は軽く炎上した。

「離脱したいと思いつつも、思いとどまったんでしょ。夫人と出会うまで、王子は幸せそうだった」「ウィリアム皇太子、キャサリン妃と3人でうまくやっていた時は、あのやんちゃなヘンリー王子が立派に成長したなと誰もが感じていたのに。王子の人気が上がったのも、葛藤しながらも王族として頑張っていたからなのにね」と、笑顔で公務に励んでいた王子を懐かしむ声が上がった。

ヘンリー王子のビザ申請内容開示要求に政府側は「適当ではない」

 昨年末に公開されたNetflixのドキュメンタリーで、王族、王室の組織、イギリスのメディアやイギリスの歴史を批判し、自分たちがどれだけ苦しい思いをしてきたのかを訴えたヘンリー王子夫妻の本国での人気は、どん底まで落ちている。アメリカでも「特権を使いまくり優雅な生活をしているのに、文句ばかり」と批判が集まり、王子が自伝本で明かしたコカインなどの違法薬物使用の過去を問題視し、ビザを取り消すべきだという声も上がった。

 これを受け、ワシントンの保守派シンクタンク「ヘリテージ財団」は、王子がビザを申請した際に薬物使用歴について正直に書いたかどうかを確認すべきだと主張。ビザ申請内容の開示を要求したが、アメリカ政府は開示する必要はないと拒否したため、財団は政府を提訴。連邦裁判所の判事は6日、国土安全保障省(DHS)に、13日までに当該の要請をどのように扱うのか決定するよう言い渡したというが、DHSの弁護士らは、「裁判所の命令は本訴訟において適当ではない」との見解を表明した。

 対して、王子が薬物使用歴を詐称して申請していた場合、最悪の場合はビザが取り消され、国外退去もあり得るとアメリカのメディアは報道。イギリスのメディアは「王子はいらない。送り返すな。あなた方の問題だ」と冷たく伝えており、ネット上には「自業自得とはいえ、王子が気の毒」と同情する声も寄せられている。

ヘンリー王子、夫婦仲は「冷めきっている」のウワサ

 なお、王子が自分の口ですべてを語った自伝本は、下ネタや大げさに書かれている兄弟げんか 、事実とは異なる内容が書かれていることばかりが話題になり、メーガン夫人は自分のブランドが傷つけられたと立腹しているとも噂になっている。夫人は政界進出を目指しているともいわれ、王子に利用価値がなくなったら捨てようと思っているのではとみられていたが、思ったよりも早く2人は離婚するかもとネット上で大きな話題になった。

 2人はその噂を打ち消すかのように、夫人の母も含めた3人で仲良くニューヨークで開催された「ウィメン・オブ・ビジョン賞」の授賞式に出席したものの、その後、パパラッチに執拗に追われたと大騒ぎ。この時の2人の様子から「やはり夫婦仲は冷め切っているのでは」というウワサが再熱 。

 ヘンリー王子夫婦の代理人は「夫婦仲悪化説」を否定しているが、「王子がカリフォルニアの自宅の近くの高級ホテルに部屋を借り、夫人や子どもたちから離れて、ひとりになりたい時に滞在している」と報じられたり、「数カ月前、王子は離婚弁護士に連絡を取った」という報道が流れるなど、収拾がつかなくなっている。

 1997年にダイアナ元妃が事故死するまで執事として仕えたポール・バレルは、英「GBニュース」の取材に対して、「ヘンリー王子は子どもたちの成長を見たいから結婚生活を続けている」と発言。ネット上でも、「火のないところに煙は立たない。夫婦仲悪化は事実だろう」と見る人が多い。

 そのほか、「女王の葬儀や国王の戴冠式で、王室に居場所がないことは痛感しているはず。王室離脱したこと、王室批判したことを後悔しているに違いない」「夫人にいいように使われているのだと、さすがに気がついているはず」と同情が集まっているヘンリー王子。

 米国ビザを取り上げられても、息子に甘いチャールズ国王が受け入れてくれるだろうと推測されているが、そうなればウィリアム皇太子は強く反発し、王室の雰囲気が悪くなってしまうと懸念する声が上がっている。

 王室を離脱してからというもの世間を騒がせ続けているヘンリー王子とメーガン夫人。彼らをめぐる騒動は、まだまだ終わりそうにない。

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