橋本環奈が地上波連ドラ初主演を務める『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)の第9話が6月13日に放送され、世帯平均視聴率6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回と同じ数字となった。
原作は、「プチコミック」(小学館)で2017年まで連載された同名漫画。貧乏な家庭に生まれた容姿端麗な羽田綾華(橋本)と、結婚式場「ラ・ブランシュ」を立て直すために、好きでもない綾華との契約結婚を選んだ御曹司・新田東郷(Hey!Say!JUMP・山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディだ。
※以下、『王様に捧ぐ薬指』第9話のネタバレを含みます。
第9話では、綾華と東郷がラブラブな結婚生活を送る中、綾華の父・金太郎(ドランクドラゴン・塚地武雅)の友人が営む会社が突然倒産。連帯保証人になっていた金太郎は、1億円の借金を背負ってしまう。
さらに、綾華と東郷が交わした契約書がネットに流出し、契約結婚であることが世間に知られることに。騒ぎを収めるため、2人は夫婦で出演していた動画チャンネルでこれを潔く認め、チャンネルを閉鎖。実は、契約書を流出させたのも、金太郎に借金を負わせたのも、2人を破局させたいと願う東郷の母・静(松嶋菜々子)の裏工作によるものであった。
そんな中、東郷は綾華に突然離婚届を渡し、「俺たちの関係を終わりにしたい」と伝える。綾華はわけがわからず困惑するが、言われるがままに離婚届を書き、実家に戻る。
この10カ月後、なぜか東郷の目の前には、ウエディングドレス姿の女性(早見あかり)が立っており、別の場所では綾華が、高校時代の同級生・神山絢斗(坂東龍汰)といい関係を築いていたのだった……。
『王様に捧ぐ薬指』原作者がドラマ版に驚き「初めての話すぎて……」
ネット上では、「頭が追いつかない! 最終回どうなっちゃうの~」「感情がジェットコースターだった。最後は2人が幸せになれますように」と、ドラマに釘付けになる視聴者が続出。
この展開に驚いたのは、原作を手がける漫画家・わたなべ志穂氏も同じようで、放送中からTwitterで「何だこりゃ(涙を流しながら爆笑する絵文字)」「正直初めての話すぎて展開すぎて追いつけん!! 誰かこの王ささを漫画に描いてくれ!! 読むから!!」「離婚って言った!!!!!!」「ん????? おいおいおいいいいいい!!! すげー展開だな!!」「次号最終話!!??? 無理だろう!!!」(すべて原文ママ、以下同)と興奮気味にツイートしていた。
この投稿からもわかるように、原作とドラマ版は異なる部分がかなり多く、わたなべ氏自身も「別物」として楽しんでいる模様。同氏いわく「結構前」に台本をもらっているものの、連載中の漫画に注力する中で「記憶スコーーン!と抜けます」という。
「北村匠海君どこ行った!」「どう回収するんだ!」――『王様に捧ぐ薬指』の原作者が大興奮
また、わたなべ氏は「まじで次最終回…? 今更だけどこれ10話で無理なやつ せめての15話… 韓ドラなら20…25話!!」とツイートしており、放送が長く続いてほしいと願っている様子。
加えて、第8話で登場した静の実子・桜庭新(北村匠海)が第9話にほとんど登場しなかったことから、「そうだよ忘れてた(失礼) 北村匠海君… 北村匠海君どこ行った!!! 新はどう回収するんだ!!!」「最終話でどうすんだー!! 2クール王ささに渡しなさい…(傲慢)」ともツイートしている。
同様に、一般視聴者からも“続編”を熱望する声は多いが、わたなべ氏が13日深夜に「続編とかスペシャルやっての声もあるが私には何もできんのじゃよ… すまんねぇ…」と投稿していることから、現時点では何も決まっていない可能性が高そうだ。
なお、「TVer」の“お気に入り数”は14日現在で132.9万人を記録。6月上旬には、木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)のお気に入り数を追い抜いており、放送中の民放連ドラの中では『あなたがしてくれなくても』(141万人/同)に次ぐ2位につけている。
ドラマのオリジナル展開に、原作者も興味津々の『王様に捧ぐ薬指』。次週以降、“王ささロス”となる視聴者が続出しそうな予感だ。
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