東山紀之が主演を務めるドラマシリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系/水曜午後9時~)のシーズン9。6月14日第2話が放送され、ネット上には「雰囲気が暗すぎる」との指摘が少なくない。
同ドラマは、東山、田辺誠一、白洲迅、ジャニーズWEST・小瀧望らが演じる6人の刑事に、北大路欣也演じる法医学者を加えた7名を中心に描く刑事モノ。通常、民放の“夏ドラマ”は7月に放送が始まるが、テレ朝は今年上半期に3作品を放送するため、今回は異例の6月スタートとなった。
第1話では、警察の闇を告発する暴露動画チャンネル「ポリス浄化ぁ」によって、次のターゲットとして名指ししていた元警察官・下松譲(宮川一朗太)が何者かに刃物で刺される殺人事件が発生。この続きである第2話では、下松殺しの最も有力な容疑者であるフリーライター・宝来正道(西川瑞)の遺体が造船場で発見され、捜査は難航する。
この事件に関して、10年前の「東関東連続強殺事件」とのつながりを疑う天樹悠(東山)。そんな中、この時の被害者である盲目の女性・望月和沙(山崎紘菜)から、天樹に「10年前の本当のことが知りたい」と連絡が入る。
その後、専従捜査班係長・片桐正敏(吉田鋼太郎)が、10年前に連続強殺事件を担当していた事実が判明するのだった……。
『刑事7人』、シーズン9の重厚感に「映画みたい」「暗すぎ」と賛否
全体的にシリアスな雰囲気が続く今シーズン。ネット上では、「東山くんが渋くてかっこいいし、重厚感のある演出に引き込まれる!」「いつもと違うパターンだし、映画を見ているみたいで面白い」と好意的な声がある一方で、「今シーズンはずっと雰囲気が暗すぎて、見ていて胸が詰まる」と不満の声も少なくない。
中には、暗い雰囲気の一因を、水田環役の倉科カナが不在のせいではないかと考える視聴者もいる様子。彼女はシーズン8の第1話でレギュラーを降板したが、いまだに「倉科カナ、戻ってこないかな……」「カナさんがいると画面が明るくなる」といった声は多い。
なお、第2話の世帯平均視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前回の10.7%から1.4ポイントダウン。過去のシーズンの数字と比較すると、やや物足りない印象だ。
そんな中、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネルでは、小瀧が共演者の楽屋を訪問する動画シリーズ「【刑事7人】ロビンの突撃!楽屋訪問2023」が配信スタート。前シーズンの放送中にも配信されており、今月14日には田辺の楽屋を訪れる様子が配信された。
テレ朝に「時代遅れのテレビ局」との指摘も
テレ朝といえば、5月26日発売の「フライデー」(講談社)が掲載した民放テレビ局の「コア視聴率 プライムタイム・ベスト50」で、同局の番組が1つもランクインしなかったことから、「時代遅れのテレビ局」と指摘する一部ニュースメディアも見られる。
若い視聴者を取り込む必要があるテレ朝としては、若いファンが多い小瀧をPRに駆り出し、効果を上げたいという思惑もあるのかもしれない。
今シーズンのシリアスな演出が賛否を呼んでいる『刑事7人』。倉科のレギュラー復帰を熱望する声も目立つが、果たして……。
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