初の4大ドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』を開催中のSnow Manだが、6月10~12日の東京ドーム公演では、一部ファンの“音漏れ参戦”が物議を醸した。会場周辺にとどまることで、近隣住人に迷惑がかかるだけに、完全なマナー違反ではあるものの、「それほどSnow Manの人気が高いという証明でもある」(芸能ライター)という。
そんなSnow Manの大ブレークに驚きを隠せないのは、「ほかでもないジャニーズ事務所」(テレビ局関係者)なのだとか。もともとジャニーズでは、「事務所に推されないグループが天下を取る」という法則がささやかれてきたが、現在のSnow Manにも、その“法則”が発動しているのかもしれない。
King&Princeを看板グループに育てようとしていたジャニーズ
嵐が活動休止を発表した2020年以降、ジャニーズはKing&Prince(以下、キンプリ)を同社の看板グループに育て上げることを目標にしていたという。
「しかし、キンプリはメンバー3人が一斉に脱退するという“空中分解”を起こしてしまった。そのためジャニーズは昨年からなにわ男子を次世代看板グループにしようとシフトチェンジを図っていたんです。藤島ジュリー景子社長が、社内外に『うちが最も力を入れているグループ』と明言するほどだっただけに、なにわ男子が近い将来、大ブレークを果たすだろうと目されていました」(同)
一方のSnow Manは、元同社副社長の滝沢秀明氏のプロデュースにより、20年1月にCDデビューを果たすも、昨年からジュリー氏の管轄に移管されたことが一部で話題になっていた。
「なにわ男子を推したいジュリー氏の管轄下で、Snow Manは干されるのではないか……という懸念もありましたが、人気はどんどん勢いを増すばかり。特に昨年10月期に、目黒蓮が連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)への出演で脚光を浴びたことで、ファンが爆増した印象です」(芸能プロ関係者)
Snow Manは現在、なにわ男子を突き放して、名実ともにジャニーズのトップグループに成長したと言っても過言ではない。
「この“事務所に推されないグループ”の躍進は、過去にSMAPや嵐もたどっている道。彼らもかねてから、ジャニー喜多川前社長に『プッシュされていないグループ』と認識されていたものの、結果的に“国民的グループ”と呼ばれるまでになりました。この“下剋上”は、ジャニーズファンの間でも有名な『ジャニーズあるある』といえるでしょう。それにしても、事務所から本流扱いされなかったSnow Manが、この短期間でここまで売れてしまうとは、メンバーたち以上にジャニーズ関係者が困惑しているようです」(前出・テレビ局関係者)
Snow Manが、SMAPや嵐のような国民的アイドルになるための「課題」とは?
そんなSnow Manの次なる課題は「代表曲」を世に送り出せるかどうかだという。
「SMAPでいうところの『SHAKE』(1996年)『世界に一つだけの花』(02年)、嵐でいうところの『Love so sweet』(07年)『One Love』(08年)のような、ファン以外の誰もが口ずさめるようなヒット曲が誕生すれば、それこそSnow Manは“国民的グループ”と言って差し支えない存在になるでしょう」(前出・芸能ライター)
今後、Snow Manの躍進がジャニーズ事務所の未来を左右していくのかもしれない。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン