ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、6月15~21日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい・當間琉巧、Aぇ! group・小島健の父親に謝罪
6月15日配信の動画は「Lil かんさい【目指せ!冠ラジオ番組】こんな僕たちはいかがでしょうか~」(再生回数は27日時点で9.5万台)。今回はラジオ番組さながらに、5人がゆるいフリートークを楽しんでいる。
架空の冠番組のタイトル決めでは、岡崎彪太郎が「Lil かんさいのお残しは許しまへんでぇ」と提案。どうやらアニメ『忍たま乱太郎』(NHK Eテレ)の登場キャラクターの有名なセリフからアイデアを得たようだ。「“聞き逃さないでね”っていう意味」という思いも含めているそうで、さまざまなタイトルが出たものの、最終的に岡崎の案が採用されていた。
その後は近況や、今後やってみたい仕事、先輩・同期・後輩との交流について話が及び、大西風雅はAぇ! group・草間リチャード敬太、末澤誠也、ジャニーズWEST・小瀧望と食事に行き、「4時間くらいしゃべりました」と報告。
また、當間琉巧はAぇ! group・小島健と仲が良く、大西によると2人の関係性は「熟年夫婦くらい」「家族ぐるみ」とのこと。これを受け、當間は「小島くんのお父さんが運転する車で小島くんと一緒に買い物行ったりとかしますね」と告白した。
続けて、「小島くんって面白いから変なこともするやんか。スタイルも良いし、正直、顔も目鼻立ちもはっきりしてカッコいいやんか。変なことせえへんかったら、もっとファン多いんじゃないかって思ってるのよ」と分析し、4人も「そうよ」と同調。
こうして小島の魅力を理解しつつも、當間は“冗談”で、「『小島くんって、笑いの実力でファン減らしていってますよね?』みたいな感じのこと言う」とか。「最近それが言葉足らずになっていって」いるといい、小島父が運転する車の中でいつものように「いや小島くん、実力でファン減らしてますもんね」と言ってしまったそう。「『お父さん乗ってるやん』って。めっちゃ後悔した」と失敗談を語った。
なお、小島本人は咎めるでもなく、いつも通りに受け流していたそうだが、當間は「あとから考えたら、あれ失礼やなっていう。お父さんに謝っておきたい。すみません」と、YouTubeを介して謝罪していたのだった。
7 MEN 侍・佐々木大光、中村嶺亜に土下座謝罪
6月16日にアップされたのは「7 MEN 侍【取り戻せ青春!!】浅草のお祭りレトロゲームで奇跡が舞い降りた!!!!!!」(再生回数は27日時点で10万台)。「青春企画」第3弾は、遊園地「花やしき」(東京・浅草)内にある「マルハナ縁日」で撮影を行っている。
最初の射的対決は個人戦で勝負。トップバッターの矢花黎はいきなり1発目でミニカーをゲットし、幸先の良いスタートを切った。
続く中村嶺亜は絶不調で、「銃のせいにし始めた」(佐々木大光)「情けねぇ」(菅田琳寧)「普通にヘタクソ」(佐々木)とイジられる始末。弾が残り1発となり、佐々木は難易度の高い花やしきにいる結婚・良縁の神様「ブラ坊」の置物を狙うよう無茶振り。やる気スイッチが入った中村は「じゃあ、これでブラ坊落としたら前言撤回して」と告げ、佐々木も「じゃあ土下座して謝るわ」と豪語した。
すると、中村がまさかのミラクルを起こし、現場は騒然。佐々木は「まことに……申し訳ございません……」と悔しさをにじませつつ謝罪。“土下座謝罪シーン”が話題となった日曜劇場のドラマ『半沢直樹』シリーズ(TBS系)を彷彿とさせた。
美 少年の動画は6月17日に「【ダンス動画】吉吉Bang!Bang!(Dance Practice)」が公開され、三井住友カード株式会社のプロモーション「【大統領の年収は?】みんなで学習しましょう」(19日)も配信中。1本目は、彼らのオリジナル曲「吉吉Bang! Bang!」のダンス動画で、概要欄には「みんなで一緒に盛り上がりたいです!!振りを覚えてもらって、一緒に踊りましょう!そんなことになれば...嬉しいっす!!!!!!」(原文ママ、以下同)とのメッセージも。
コメント欄では「ダンスがバッチリ揃っていてカッコいい!」「振りが揃ってるから、見ていて気持ちいい」「ダンスがどんどん進化してる」「6人が楽しそうに踊っている姿が最高!」「この曲を聞くと元気になれるから大好き!」と絶賛の嵐だ。
なお、筆者のお気に入りポイントは、2分5秒頃からの「独り相撲はどうでも良いや」のわちゃわちゃ感と、「ばら撒いてまたCatch」の時の佐藤龍我のポーズ。今回のような定点のダンス動画は、振り付けの細部まで堪能でき、見ていて飽きない。
なお、2本目は三井住友カードとのコラボレーション動画で、東京ドームの利用料金など、お金にまつわるクイズ大会を実施。美 少年と一緒に知識を学べる1本だった。再生回数は1本目が25万台、2本目は13万台(27日時点)。
HiHi Jets、ビリビリ攻撃に「トラウマ」「おかしくなっちゃう」!?
6月18日の動画は「HiHi Jets【俺たちのキズナ…】ビリビリしすぎじゃぁー」で、全員協力型のゲーム企画「あいうえお以心伝心」を行っている。親が50音(あいうえお)から始まる定番のお題を出し、全員の回答が揃えばクリア。以心伝心できなかった場合は、罰としてビリビリ(低周波治療器)が流れるという。テロップでは、撮影前に井上瑞稀と作間龍斗が「自主的に実験」し、「ビリビリレベルも適度に設定済みなのでご安心を」と、アナウンスしていた。
猪狩蒼弥が出題したのは「“あ”から始まる『一番甘い食べ物』」。猪狩や井上が「あんこ」と書いた一方、ほかのメンバーは「アイス」「アメ」と回答し、真っ先にビリビリを受けた井上は、「イタイ、イタイ、イタイ!」「ストップ!」と大騒ぎ。前述の通り、「ビリビリレベルも適度に設定済み」とのことだったが、カメラの前ではあえて痛そうなリアクションをとったのだろうか……?
しかし、2問目が終わった段階でも「マジで怖いわ。トラウマなんだけど」「くらいやすいのかな、俺。超痛かった」とこぼす井上。本番ではあらためてその衝撃の強さに驚いたようだ。50音チャレンジとあって、猪狩も「長いよ!」「これ無理だよ。これ50回も浴びたらおかしくなっちゃうよ!」とスタッフに文句をぶつけていた。
なお、今動画は17分超えだが、基本は出題と回答、ビリビリのリアクション(もしくは回避)の流れの繰り返し。個人的には、定期的に聞こえてくるメンバーの叫び声にぐったりしてしまった。
HiHi Jetsファンにとっても、今回の動画はあまり気持ちのいいものではなかったのか、再生回数は13万台。同グループにしては珍しく、10万台前半で留まっている(27日時点)。
6月20日に更新されたのは「Aぇ! group【博多とんこつラーメン店で】最後の夜に…佐野がやらかした」(再生回数は27日時点で33万台)。概要欄の説明によると、「6回にわたりお届けした福岡からの動画も本日で最終回」「寝起きドッキリ…ドライブから太宰府まで、1日中動き回っていたので超空腹」とのことで、今回は「博多らーめん Shin Shin 天神本店」を舞台に、「被っちゃダメよグルメ」を実施している。
それぞれが食べたい1品をチョイスし、ほかのメンバーと被らなければゲットできるというルールで、6人は「今日は観光も兼ねてるから。全員で仲良く食べとこう」(正門良規)「福岡、良い思い出で終わりたい」(小島健)「ホンマに。“おもしろ”いらん」(佐野晶哉)と、笑いよりも食事を優先すると宣言していたが……。
1回戦のテーマはラーメンで、7種類から選択。メニューを見た末澤誠也は、「この7品の中でさ、これをAぇ! groupとして、自分のキャラクター(似合っているラーメン)はこれやなみたいな(ものを選ぼう)」と切り出し、一同は賛同。料理名には「一番人気!」との情報が書かれているものもあり、佐野は「一番人気のやつは一番人気いったらええんや」と呼びかけた。
すると、とあるメンバーは“一番人気”のらーめんを指名。「一番人気とは思ってないけど」「消去法で」と謙遜するも、周囲が「フ~!」とイジる場面も。また、2回戦の「ご飯もの」(14種)では、やきめしのキャッチフレーズを目にした佐野が「確定してるのが1個ある」と発見し、「これ手出さんときましょ」と協力を求めた。
その理由をすぐに理解し、「これはまああの人か」(小島)「これで被った人はもう知らんで」(末澤)と佐野の意見を受け止める2人。ところが、肝心の佐野が出したのは、彼らにとって予想外の料理名だったようで、8分6秒頃からは現場がなんとも言えない雰囲気になり、小島も動揺して目が泳いでいた。
我に返った佐野は「ちょっと待ってくれ。俺、とんでもないことしてるな。ごめん、ごめん」「ホンマ、とんでもないことした……」と大反省。「頭悪ない?」(草間リチャード敬太)「何してんの!?」(小島)と責められ、「疲れてたんやと思う……」と、か細い声でつぶやいたのだった。問題のらーめんが何だったのかは、今動画で確かめてほしい。
少年忍者・安嶋秀生、イジられまくり
6月21日の動画は「少年忍者【オデは安嶋秀生さんだ】みんな~ゴメンよ」(再生回数は27日時点で8万台)。メンバーの「覚えてる」シリーズ第4弾で、主役は安嶋秀生。黒田光輝、檜山光成、山井飛翔、元木湧も出演している。
企画名は「俺のこと覚えてる?」だが、タイトルコールを担当した元木は「俺」を「オデ」と読み、テロップでも「オデ」とふりがながついていた。動画内で詳細は説明していないものの、「オデ」とは安嶋本人の滑舌の悪さが関係しているのだろう。
というのも、昨年4月に少年忍者とLil かんさいが主演を務めた映画『東西ジャニーズJr.ぼくらのサバイバルウォーズ』が公開された際、SNS上では特に安嶋の“ら行”の発音が気になるといった声が続出。当時は「『俺』が『おで』にしか聞こえない」「『俺ら』も『おでだ』になってた」と、悪い意味で話題になっていた。
そんな「オデ(おで)」こと安嶋が、YouTubeという公共の場でイジられることに。例えば、檜山は安嶋と初めて会話した場所と内容について、「レッスン場」「そのふでぃづけ違う」と回答。「ふりつけ」が「ふでぃづけ」に聞こえたと、本人を前に堂々とネタにした上で、「怖かったです、僕は。本当に!」と訴えていた。
また、安嶋はこの中で最もベテランだが、かつては周囲が「安嶋さん」と呼ばなければならないという“謎のルール”が存在したことも発覚。元木、檜山も「安嶋さん世代」とのことだが、当人はそう指示した理由について、今動画で真相を語っている。
続いてのテーマ「一番かわいいなと思った瞬間」でも、“イキってる瞬間”や、「場当たり」を「バータリ」と勘違いしていたことなどをイジられまくり。以前は周りに恐れられていた安嶋だが、現在は無事、打ち解けたのだと感じる1本だった。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン