木村拓哉主演の月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系/以下、『教場0』)の「特別編」が6月26日に放送。その内容に、ネット上では「ただの総集編じゃないか」とブーイングが飛び交った。
6月19日に最終回を迎えた『教場0』だが、翌週の午後8時~9時48分に『風間公親-教場0- 特別編【刑事指導官と5人の新人刑事、その足跡を辿る】』と題した番組を放送。
その内容は、新人刑事役の赤楚衛二、北村匠海、白石麻衣、染谷将太、新垣結衣がリレー形式登場した全11話を再編集した映像に、多少、新たなシーンを加えたものであった。
ネット上では、「見返すとあらためていいドラマ」「まとめて見ると、出演者の豪華さにびっくり!」と好意的な声が上がる一方、結局、本編で残された謎が解明されなかったことから、ネット上では「単なる総集編でがっかり」「これを2時間近く放送する意味あった?」と不満も目立つ。
「さらに、『特別編を放送するくらいなら、あと1話増やして伏線を回収してほしかった』とのブーイングも起きている。視聴者が内容を忘れた頃ならともかく、最終回の翌週に総集編を放送する必要があったのかと疑問が残ります」(テレビ誌記者)
『教場0 特別編』、テレ東の裏番組と接戦だった?
評判はイマイチのようだが、それ以上に悲惨なのが視聴率だ。
本編は、第1話が世帯平均視聴率12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で好発進したものの、第3話以降で8~9%台までダウン。しかし、最終回で再び10.6%を記録し、全話平均は9.8%とまずまずの結果を残したが……。
「『特別編』の世帯平均が、第1話の半分以下となる5.8%(個人3.4%)だったんです。裏番組の内藤剛志主演『警視庁強行犯係樋口顕 雛菊』(テレビ東京系)の世帯平均5.5%(個人3.2%)はかろうじて上回ったものの、もしテレ東にまで抜かれていたら、世間から『キムタクが内藤剛志に負けた』なんて言われていたでしょうね」(同)
なお木村といえば、昨年4月期の主演ドラマ『未来への10カウント』(TBS系)の第3話が世帯平均9.9%を記録した際、“木村主演ドラマ史上、初の1ケタ”と大きな話題になった。
「通常、月曜午後8時から放送されているバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』も4~6%台と似たような数字ではあるものの、『未来への10カウント』の9.9%で騒がれたのは『なんだったのか……』と思ってしまうほど、今回の5.8%という数字は衝撃的。ジャニーズ事務所もフジも想定外だったでしょうね」(同)
同じく刑事ドラマである『警視庁強行犯係樋口顕 雛菊』と接戦を繰り広げ、実は「木村VS内藤」の様相となっていた『教場0 特別編』。豪華キャストが集合する回を放送したかったフジの思惑は理解できるが、大失敗に終わってしまったようだ。
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