『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる相談所』という日本テレビ日曜夜の大人気番組に、打ち切りのウワサが広まっているという。
「終了のカウントダウンがすでに始まっているのは『行列』でしょう。目も当てられないようなヒドい視聴率ではありませんが、成長曲線でいうと、ピークはすでに過ぎて上がり目がない。フットボールアワー・後藤輝基、滝沢カレンによるダンス企画を定期的に放送しているものの、番組を再び押し上げるほどのパワーもありません。また、明石家さんまが不定期で司会をする特番も、最初は目新しかったのですが、やはり見飽きたのか年々数字が下がっています」(テレビ業界関係者)
そもそも、同番組は“弁護士軍団”が法律についてトークを繰り広げる法律バラエティ『行列のできる法律相談所』としてスタート。しかし、徐々に法律問題を扱わなくなり、2021年10月に総合バラエティ『行列のできる相談所』としてリニューアルした。
「骨子であった“法律相談”を捨てたわけですが、タイトルが変わるかなり前から形骸化していたため、最近の寂しい視聴率はそれが原因とは考えづらい。逆にいうと、編成部としては、その看板を外したあと、どこまで余力があるのか、様子を見ていたのでしょう。番宣ゲストが入れやすい番組や、日曜の夜9時にしっくり来る新たなソフトを見つけられていない状態なのかもしれませんが、編成部としての決断は迫られていると思います」(同)
また、『イッテQ!』にも打ち切り説が出ているのはなぜなのだろうか。
「『イッテQ!』は男女4歳~12歳のC層(Child)、35~49歳女性のF2層は同時間帯トップ。親子視聴が顕著なようです。スポンサー受けも良いのですが、打ち切りのうわさが出るようになったのは、製作費絡みの問題があるのでは。やはり海外ロケの渡航費はバカになりませんからね。また、最近はロケの“くくり”自体が曖昧になっている。『温泉同好会』や『いとうあさこのミステリーツアー』などのコーナーは存在しますが、どの企画にも当てはめられるようなロケが多く、視聴者に飽きられている可能性もあります」(同)
ただ、『イッテQ!』の打ち切り説は薄いようで、その理由は「『イッテQ』には対抗する裏番組がないから」(同)とのこと。裏番組であるNHK大河ドラマと『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)とは、視聴者の棲み分けができているそうだ。
不穏なウワサが流れる『行列』と『イッテQ』だが、日テレはどのような判断を下すのだろうか。