日本テレビ系「日曜ドラマ」枠の新連続ドラマ『CODE-願いの代償-』(以下『CODE』)が7月2日にスタート。ネット上では、坂口健太郎演じる主人公の行動に、「あり得ない」とツッコミが相次いでいる。
同ドラマは、台湾ドラマ『浮士德遊戲』(2016年)と『浮士德遊戲2』(19年)が原作。どんな願いも叶えるアプリ「CODE」を手に入れた神奈川県警暴力団対策課の刑事・二宮湊人(坂口)が、恋人の死の真相と、謎のアプリの背後に潜む陰謀に迫るクライムサスペンスだ。
「初回の世帯平均視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、同枠で前期に放送された『だが、情熱はある』の初回4.7%を上回りました。『CODE』はリメーク作品ですが、スタッフに吉岡里帆主演映画『見えない目撃者』(19年)を手がけた森淳一氏や、1月期の連ドラ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)の木村ひさし氏が名を連ねているため、独自の演出が注目されています」(テレビ誌記者)
今年4月期に日テレで放送された『Dr.チョコレート』でも主演を務めていた坂口。1人の俳優が、同じ局の連ドラで、2期続けて主演を務めるのはかなり異例のことといえる。
「日テレは『坂口健太郎、2クール、2COOL。』のキャッチコピーで、この超異例の編成を盛り立てている。ただ業界内では、坂口の事務所と日テレ、そして『CODE』を制作する読売テレビ間での“情報共有ミス”が原因といううわさもささやかれています」(同)
『CODE』第1話のあらすじは?
※以下、『CODE-願いの代償-』第1話のネタバレを含みます。
『CODE』第1話では、二宮が妊娠中の恋人・七海悠香(臼田あさ美)と婚約。しかしその矢先、エレベーターの落下事故で七海が死亡してしまう。二宮は現場近くで不審な人物を見かけたことから、単なる事故ではないと考える。
そんな中、大学の同窓会以来、連絡を取っていなかった友人・佐々木慎介(渋谷謙人)から「面白いアプリ見つけてさ」「どんな願いもかなえてくれるんだ」「騙されたと思ってやってみな」などとメッセージが届く。二宮が添付されたQRコードをクリックすると、『CODE』がインストールされる。
「悠香の声が聞きたい」という最初の願いが叶った二宮だが、次の願いを入力するには、“任務”を成功させないといけないことが発覚。二宮はアプリから指示されるまま、道に置かれたアタッシュケースを銀行の駐車場へと運ぶのだった……。
『CODE』主人公にツッコミ続出! 怪しいアプリを即インストール
テンポよくストーリーが進んだ第1話に対し、ネット上では「物語がサクサク進んで面白い」「スーツ姿の坂口健太郎が終始かっこいい!」と好意的な声が続出。
一方で、「そんなに仲良くなさそうな友人から届いたQRコードをクリックして、怪しいアプリを即ダウンロードしちゃう主人公……警戒心ゼロで笑った」「急に運び屋を始める警察官、ヤバすぎ」などと、複数のシーンに対してツッコミめいた書き込みも目立つ。
「『CODE』はスピード感のある展開が特徴的ですが、その分、細かい描写をすっ飛ばしているように見える。ゆえに視聴者からツッコミが相次いでしまうのではないでしょうか。しかし、最近では、1月期の嵐・櫻井翔主演『大病院占拠』(日本テレビ系)が『B級映画みたいで楽しい』と、一部視聴者の間で異様な盛り上がりを見せていました。このように、ツッコミどころの多いドラマというのは、それはそれで注目を集める。『CODE』も今後、『大病院占拠』と似たような反響を呼ぶかもしれません」(同)
フリー記者役で出演する染谷将太の演技も注目されている同作。滑り出しはおおむね好調といえそうだ。