元V6・三宅健が、滝沢秀明氏のプロデュース会社「TOBE」に所属することが正式発表された。三宅がジャニーズ事務所を退所した今年5月時点で、両者が今後、何かしらの形で関わることは既定路線と目されていたが、「それにしても、退所からわずか2カ月での合流は衝撃的。TOBEに対してのんきに構えていた業界関係者も、一転して同社に注目している」(芸能プロ関係者)ようだ。
かつての芸能界では、「事務所を退所したタレントは、1年間活動自粛する」という裏ルールが常態化していた。しかし近年、このルールを契約書等に盛り込むプロダクションはごくわずかで、タレントは退所後もしがらみなく新天地で活動できるようになったという。
「とはいえ、三宅がたった2カ月で、ジャニーズ元副社長の滝沢氏が作った会社に移籍するというのは驚きです。しかも三宅は、ジャニーズサイドに滝沢氏と合流する可能性があると一切伝えることなく辞めているそうで、業界内では『こんな引き抜きのようなことが許されるのか』という声も聞こえてきます」(同)
しかしジャニーズからは、三宅や滝沢氏への恨み節こそ聞かれても、「昨今の世情に鑑みて、露骨な活動妨害は行えないはず」(同)とのこと。そんな中、ジャニーズが最も恐れるのは、所属タレントの相次ぐTOBE移籍、そしてそれにより発生するグループの分裂だという。
ジャニーズファンにとって最もつらいのは「グループの空中分解」
「元King&Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太、また8月末の退所が発表されたKis-My-Ft2・北山宏光も、すでにTOBE合流が規定ルートとみられ、平野に関しては早くもCDリリースなど、具体的な活動内容についても週刊誌で伝えられている状況。現在、ジャニーズ事務所に不満を感じている人間からすれば、TOBEはノーリスクの移籍先に見えるでしょう。そんな中、ジャニーズの最大の不安は、タレントがTOBEへ移籍することで、キンプリのように分裂してしまうグループが相次ぐことなのではないでしょうか。やはりジャニーズファンにとって、グループの空中分解は最もつらいことですし、それはキンプリ脱退劇をめぐる大混乱を見ていてもわかると思います。ああいったことが続いては、さすがのジャニーズも対応しきれないでしょう」(レコード会社関係者)
滝沢氏にしても、「長年身を置いたジャニーズに弓を引いたことは重々承知しているはずで、形としてグループ分裂を後押ししていくことのリスクについても、少なからず意識しているのでは」(同)とのこと。
TOBEは、7月7日に生配信の実施を告知している。この日もまた、ジャニーズファンに衝撃を与える発表がなされるのだろうか。
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン