「King&Princeから脱退する3人のこれからを、大胆予測してもらえませんか?」
確か5月の前半、サイゾーウーマン編集部からこんなむちゃぶりをされた。それがわかれば、苦労しない(笑)。そんなわけでしばらく放置していたわけだが、今回、ついに筆を執ることにした。
5月22日、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太がキンプリから脱退。平野と神宮寺は同日ジャニーズ事務所を退所、岸も9月には離れるという。キンプリは、永瀬廉と高橋海人の2人体制で再スタートを切った。
実際、脱退した3人の行く末については、多くの人が気になるところだ。6月後半には、平野と神宮寺が、滝沢秀明氏の立ち上げた新事務所「TOBE」とエージェント契約を結び、岸も続くようだという週刊誌報道があり、さらに平野が滝沢氏プロデュースのもと新曲を準備中とも伝えられた。
いずれも真偽のほどは定かではなく、それより注目したいのは、本人たちの言葉。ジャニーズ時代、平野は最後のブログでジャニー(喜多川)さんに向け、こう謝っていた。
<ジャニーさんごめんねー! 目標届かなかった!!!>
わざわざジャニーさんの名前を出し、謝罪しているところを見るに、平野は目標を叶えられなかったことが、相当悔しかったのだと思う。次のステップは、その目標――平野ら脱退組が口にしていた「海外進出」を実現するためのものと考えられる。
これまで日本の芸能界では、辞めジャニが大々的な活動をするのは、なかなか難しい部分があった。しかし、山下智久、赤西仁、田口淳之介など、辞めジャニが海外の映像作品に出演し、活躍するパターンはすでに存在する。平野らの「海外進出」も十分あり得るだろう。
平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が「AMAZING!」なトリオになりそうなワケ
ここで思い出されるのが、神宮寺の特技・空手だ。ジャニーズJr.時代、テレビ番組や先輩のコンサートで、空手の型をよく披露していた。また、平野は、キンプリの冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)で類いまれなる身体能力を次々と発揮。初挑戦の瓦割りでは、あえて高難易度の技に挑み、見事すべての瓦を割り、パンチングマシン対決では288キロという規格外の数字を記録、さらに、マイケル・ジャクソンの必殺技「ゼロ・グラビティ」に挑戦したときには、マイケルの前傾角度超えを果たしていた。
日本の武道・空手は海外ウケ抜群だろうし、平野の身体能力は、言葉の違いを超えて称賛されるはず。2人は、とにかく明るい安村のようなお笑い芸人とはまた違う、海外の人のハートをがっちりつかむパフォーマーとしての可能性を感じさせる。アメリカで、2人に「YOUたち、かっこいいよ!」という言葉が飛ぶ光景まで目に浮かんでくる。
では、9月末に退所予定の岸はどうだろう? キンプリ脱退後も『ザ!鉄腕!DASH!!』(同)に継続出演し、米作りに取り組む岸だが、SDGs意識の高い海外では、この米づくりキャラを生かせそう。なんとも「AMAZING!」なトリオになる未来が見える。
週刊誌では、3人は滝沢氏のサポートのもと、再スタートを切ると報道されているが、その彼にこそ海外にアピールできる武器がある……“歌舞伎”だ。
滝沢氏プロデュースの歌舞伎舞台でメインを張る3人は、それはさぞカッコいいことだろう。海外公演でも好評を得そうだ。しかし、『滝沢歌舞伎』シリーズは、Snow Man主演で、今春でいったんファイナルを迎えたとはいえ、そのコンテンツごとジャニーズ事務所に残してきた形だけに、名前や演目などは変える必要はあるだろう。『TOBE歌舞伎』とか『ケンタッキー歌舞伎』とかになってしまうのか。
そうなると、元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のユニット「新しい地図」のような名称を3人につけたほうがいい気がする。そのグループ名はどうなるのか……「新加勢大周」方式や、「リアル」「真・シン」といったワードをつけるのはベタすぎるし、角が立ちそうだから、「クイーン&プリンセス」なんてのはどうだ。いやいや、パチモン感甚だしい。
紫耀・勇太・優太の頭文字で「SYY」……90年代前半を席巻したビーイングのグループみたいだな。王家に対抗する市民で「シチズン」……これもなんだかピンとこないし、そもそも時計メーカーだ。王家を超える存在……「エンペラー(皇帝)」とか……どうですか、タッキー。
滝沢秀明氏といえば、プロレス好きだが……
一方、滝沢氏の大好きなプロレスを3人の活動に取り入れてみるというのも、OBを含むこれまでのジャニーズでは前例がないし、海外ウケも良さそうだ。滝沢氏が特に好きだというメキシコ独自のプロレス「ルチャ・リブレ」は、覆面で戦うのが特徴だが、3人がマスクスタイルでリングに登場する様子を妄想すると、なかなか楽しい。
平野は空中殺法、神宮寺は空手技、岸は……謎特技「足をつること」で、相手を油断・心配させ、“ハメ技”に導く。岸は人柄の良さでも対戦相手を油断させられそうだし、英語も得意だというので、マイクパフォーマンスもいけるはず。そして試合後は3人が、マスクを外すという“お約束”を設け、その素のイケメンぶりに会場が沸くのもいい。
そんなわけで、平野と神宮寺、そして秋以降の岸……3人の本格的な再活動を、妄想とともに楽しみに待ちたいと思います。
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