テレビ業界には、働きに対して不相応なギャラをもらっている芸能人を揶揄する“ギャラ泥棒”という言葉がある。ここ最近も、この不名誉なレッテルを貼られているタレントがいるようで、そのうちの1人は『ぽかぽか』(フジテレビ系)水曜レギュラーのあの女流落語家だという。
「桂二葉は、おかっぱ頭がトレードマークの個性際立つビジュアルですが、いかんせんテレビが不慣れなのか、今年1月の『ぽかぽか』スタート以来、出演者としてほぼ“機能”していません。6月14日放送の同番組のオープニングでは、同じくレギュラーのガレッジセール・ゴリと登場しましたが、彼だけゲストのDA PUMP・ISSAと交流があるということで、MCのハライチ、神田愛花の3人が担当する恒例のトークコーナー『ぽいぽいトーク』に“緊急出演”。二葉だけ一度スタジオを退場し、戻ってきたのは約1時間後だったのですが、1人だけスタジオから去る姿はなんとも不自然。そして再び登場してからも、彼女が存在感を発揮する場面はありませんでした」(芸能ライター)
また二葉は、今年5月から『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)で新たな「探偵」として出演しているが、アドリブにめっぽう弱いのだとか。
「6月2日の同番組で、二葉は『劇団四季とミュージカルをしたい』という一般女性の願いを実現させる企画に登場。ただVTRでは、探偵としての出どころは特にありませんでした。そして、スタジオのダウンタウン・松本人志が『一緒にラインダンスを踊れば良かったのに』とコメントすると、二葉は不意の指摘に動揺したのか、しばらく受け答えすることができず、スタジオは微妙な空気に。自分の考えは問題なく発言できる彼女ですが、いかんせんアドリブに弱いんです」(テレビ業界関係者)
続いては、人気旅番組『なりゆき街道旅』(フジテレビ系)の新MCだ。
ハナコは話を広げる能力に欠けている?
「同番組は今年4月から、お笑いトリオ・ハナコが旅の案内人として出演しています。前任は芸能事務所・ワタナベエンターテインメントの先輩で、先の『ぽかぽか』MCを務める澤部佑でした。事務所としては後輩の育成、また同番組の収録と『ぽかぽか』の生放送が若干かぶるスケジュールを考慮して澤部を卒業させたのでしょうが、ハナコの評判があまり芳しくない」(同)
というのも、『なりゆき街道旅』は日曜お昼放送ならではの和やかな雰囲気の番組ではあるものの、ハナコの面々にはあまりにも覇気がなく、「彼らは、肩ひじ張らない、普段通りの自分たちを見せているつもりなのでしょうが、話を掘り下げ、面白く広げる能力も欠けているため、ゲストにいくら魅力があっても、視聴者の見る気を削いでしまっている」(同)そうだ。
そもそも、ゲストを迎え入れるホストが3人という番組はあまりなく、業界内では「バランスが悪い」という声もあるよう。
「澤部がMCを務めていた頃はゲストが2人だったのですが、現在は1人。MC3人にゲスト1人という構図は、見ていて若干違和感があります。旅をするのは2人だけにして、1人は別コーナーを設けて出演させるなどの手はあるものの、メンバー間格差を生みたくないという事務所の思惑が見え隠れしています」(同)
彼らが“ギャラ泥棒”という汚名を返上するほどの成長を遂げることはできるのか、今後の活躍を見守りたい。