7月4日付の「日刊スポーツ」が、トークバラエティ『マツコ会議』(日本テレビ系)について、「9月末で終了する見込み」と報道。番組MCのマツコ・デラックスには、かねてから芸能界“引退説”も出ているだけに「やはり今後、ほかの番組も打ち切りとなっていくのかに注目が集まっている」(芸能ライター)という。
2015年10月から放送を開始した『マツコ会議』は、マツコが番組スタッフと企画会議のようなスタイルでトークを展開。また、話題のスポットなどに中継をつないで、その場に集う一般人たちと会話を楽しみつつ、魅力を引き出すという番組だ。
「マツコは近年、テレビから距離を置こうとしているのか、レギュラー番組終了、また卒業が続いています。例えば、09年10月からレギュラー出演していた明石家さんまMCの『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)は、20年9月をもって卒業。15年4月にスタートしたマツコメインの深夜番組『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)は21年3月に終了し、ナインティナイン・矢部浩之とともに13年4月からMCを担当していた『アウト×デラックス』(フジテレビ系)も22年3月に幕を下ろしました」(同)
マツコ・デラックス本人が語っていた「引退」
そして今、8年続いてきた『マツコ会議』にも打ち切りが伝えられている。報道によると、視聴率苦戦や、スタッフの入れ替わりなどが影響したようだが……。
「マツコをめぐっては、以前から引退説がささやかれています。20年9月、『ホンマでっか!?TV』を卒業した直後に出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)では、くりぃむしちゅー・上田晋也から『この仕事、辞めようと思ったことある?』と聞かれ、『今思っている』と正直に答えていました」(同)
しかしその後、21年4月からさんまとの冠番組『週刊さんまとマツコ』(TBS系)が始まったため、ファンはひとまず安堵。そんな中、今度は『マツコ会議』が終わりそうということで、再び引退が現実味を帯びてきた。
「現在、マツコの冠レギュラー番組は『マツコ会議』『週刊さんまとマツコ』『マツコの知らない世界』(TBS系)『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系、以下『かりそめ天国』)。『マツコ会議』が終われば残り3本になりますが、『かりそめ天国』は次の“打ち切り候補”といえるかもれません」(同)
『怒り新党』からリニューアルも「迷走している」?
11年4月~17年3月まで『マツコ&有吉の怒り新党』(以下『怒り新党』)として放送され、17年4月に『かりそめ天国』にリニューアルした同番組は、旧タイトル時から数えると、放送期間は干支を一回りになる。ただ、『かりそめ天国』としてスタートしてからは、ネット上に「迷走してる」「『怒り新党』は欠かさず見てたけど、『かりそめ天国』になってから見なくなった」「企画がつまらない」「もう終わればよかったのに」などネガティブな書き込みが増えた印象もある。
「また、今年4月28日からは『かりそめ天国』と同時間帯に、TBS系でジャニーズ事務所の人気グループ・Snow Manの冠バラエティ『それSnow Manにやらせて下さい』(以下『それスノ』)がレギュラー放送されるように。『それスノ』は初回世帯平均視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、同日の『かりそめ天国』に勝利していました。今旬のSnow Manに押されている感がひしひしと伝わってきましたね」(同)
もし、マツコ側が仕事をセーブしていくことを考えているなら、次に終了が発表されるのは『かりそめ天国』だろうか。