ドラマの内容がどれほど視聴者の心に響いているのかは、視聴率の数字だけで判断できるものではありません。そこで、「Yahoo!リアルタイム検索」を参考に、プライム帯の各ドラマに関するツイート数(放送時間中)をサイゾーウーマン編集部が独自で集計し、“視聴熱”ランキングを作成。視聴者が最も沸いたシーンと共に紹介します(集計期間7月3日~9日)。
以下、ドラマのネタバレを含みます。
1位:『どうする家康』(NHK)第26回 5万1,814ツイート
最も視聴熱(=リアルタイムでのツイート数)が高かったのは、7月9日に放送された嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』第26回だった。フジテレビ系の人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手掛け、江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康の生涯を描く本作。
今話の放送中、Twitter上の視聴者の反応が盛り上がっていたのはラストシーン。本能寺の変の描き方について、「家康黒幕説を『どうする家康』は採用するんだね」「どういう内容になるのか楽しみ」など注目する声が多く出ていた。
そんな第26回のあらすじは、長年の宿敵であった武田家が滅びたことを祝うため、家康(松本)が織田信長(岡田准一)を接待するという内容。信長の気まぐれに翻弄されつつも、接待を見事成し遂げた家康だったが、前回の放送で妻・瀬名(有村架純)と嫡男の信康(細田佳央太)が事実上、信長のせいで自害に追い込まれる経緯があったため、本多忠勝(山田裕貴)ら家臣は家康の態度に反発。
しかし、終盤で家康は「信長を殺す。わしは天下を取る」と家臣の前で宣言し、ラストでは「本能寺の変まであと46日」というテロップが出た。史実でも家康や羽柴秀吉など、さまざまな黒幕説が囁かれる本能寺の変だけに、描き方に視聴者の期待も高まっているようだ。
2位:『シッコウ!! 〜犬と私と執行官〜』(テレビ朝日系)第1話 2万1,297ツイート
第2位は、7月4日に放送された伊藤沙莉主演の新ドラマ『シッコウ!! 〜犬と私と執行官〜』第1話。裁判所に勤務し、裁判所の出した命令などが実行されない際、強制的にそれを執行する「執行官」の世界が描かれる。犬担当の執行補助者として飛び込むことになった女性・吉野ひかり(伊藤)と、執行官・小原樹(織田裕二)がタッグを組み、さまざまな事件に関わっていくリーガルエンターテインメントだ。
放送中、Twitter上ではドラマに登場したお笑い芸人・鳥居みゆきに関する反応が続出。「あんなエキセントリックな芸風なのに疲れた主婦を演じきってすごい」「役に馴染みすぎてて誰かわからなかった」など、演技に仰天の声が上がっていた。
そんな第1話は、地元の信金を退職し、上京してペットサロンで働き始めた吉野が、転移したアパートで小原と初対面。吉野の向かいの部屋に住んでいる二川研一(中村俊介)一家のポストをあさるなど、不審な行動をする小原に対して、不信感を抱いていた吉野だったが、後に彼が執行官であることが判明。
二川は家賃を滞納しており、強制執行をして立ち退きをさせた小原に、吉野は複雑な思いを抱くという展開で、鳥居は二川の妻を演じていた。今ランキングに初登場した『シッコウ!!』だが、次週もランクインするのか注目だ。
3位:『CODE -願いの代償-』(日本テレビ系)第2話 6434ツイート
第3位は、7月9日に放送された坂口健太郎主演のドラマ『CODE -願いの代償-』第2話だ。婚約者である七海悠香(臼田あさ美)を不審点が多いエレベーター転落事故で亡くした暴力団対策課の刑事・二宮湊人(坂口)が、彼女の死の真相を探るうちに、“どんな願いでも叶える”というアプリ・CODEを手に入れたことから事件に巻き込まれていくノンストップ・クライム・サスペンス。
ドラマ放送中、Twitter上の視聴者からは「こんなに身近な人が犯人だったの?」「登場人物全員が怪しく思えてしまう」など、まさかの展開に興奮する声が多く出ていた。
そんな第2話は、CODEを入手した二宮が、悠香を殺した犯人を知りたいという願いをアプリに入力すると、犯人と思われる人物が、事故直後のエレベーターの扉を開ける姿を映した動画ファイルが届く……という内容だ。その後、犯人を探して二宮はメンテナンス会社元社員の寺島(中島健)にたどり着くものの、逃亡されてしまう。さらに、CODEから暴行されている情報屋・柏木淳二(黒羽麻璃央)を救出するよう指示されるも失敗。
その後、寺島は薬物の過剰摂取で死亡、悠香を殺した寺島には共犯者が存在すると踏んだ二宮が、その正体を知りたいとCODEに入力すると、自身の上司である田波秋生(鈴木浩介)の動画が送られてきたのだった。
参考:「Yahoo!リアルタイム検索」https://search.yahoo.co.jp/realtime