ハリウッドのスーパーヒーロー映画の鉄板といえば「バットマン』『スパイダーマン』そして『スーパーマン』シリーズでしょうか。それぞれの歴史は思いのほか長く、新しい主演俳優へとバトンタッチされる際にはいつも大きな注目を集めてきました。
『スーパーマン』は2013年の『マン・オブ・スティール』以来10年に渡ってヘンリー・カヴィルが演じてきましたが、今年の年始、DCスタジオのトップであるジェームズ・ガンによる、今後ヘンリー・カヴィルがスーパーマンを演じることはない、という発表を受け、次のスーパーマン役への注目が高まっていたところでした。
6月27日に米大手映画業界誌『バラエティ』が報じた記事によると、 2025年7月11日に全米公開が予定されている『スーパーマン:レガシー(原題)』で新スーパーマン(クラーク・ケント)役を見事に射止めたのはデヴィッド・コレンスウェットで、同時にクラーク・ケントの恋人役となるロイス・レーンをレイチェル・ブロズナハンが演じることも発表されました。
コレンスウェットは、『グリー』などで知られるベテランプロデューサーが製作総指揮を手がけたNetflixシリーズ『ハリウッド』に出演して、その整った顔立ちと確かな演技力で人気を集めたほか、日本公開を7月7日に控える『Pearl パール』では映写技師を演じていますが、このスーパーマン役が、彼にとっての大きな転機点になることは間違いないでしょう。
スーパーヒーロー映画の顔とも言える『スーパーマン』の世代交代とあって、この配役を巡ってはさまざまな人気俳優とのスクリーンテストが行われていたと報じられていますが、そう頻繁に起こることのない機会に、スポーツベッティングで知られるブックメーカーも注目しました。
ブックメーカーは、サッカーのW杯などスポーツの主要国際大会における勝敗の予想を報じる記事でオッズが用いられているのをたまに見かけますが、実はブックメーカーがカバーしているイベントの範囲は非常に広く、スポーツ以外にも海外の選挙やアカデミー賞やグラミー賞といったエンタメ分野のオッズも出しています。今回、いくつかのブックメーカーでは、有力候補としてマイルス・テラーやマイケル・B・ジョーダン、さらに英俳優ニコラス・ホールトなどが挙がっていましたが、それらの予想を覆して、コレンスウェットがスーパーマン役を勝ち取りました。
『スーパーマン:レガシー』は、前述のジェームズ・ガンが監督と脚本、プロデューサーはピーター・サフランです。公開はまだ先ですが、新たなDCユニバースの幕開けが待ちきれませんね!
※本稿はプレスリリースです。