2021年に27年間連れ添った妻と電撃離婚したビル・ゲイツ(67)と熟年交際中の、オラクル元CEOの未亡人ポーラ・ハード(60)。その左手薬指にダイヤモンドの指輪をはめている姿がパパラッチされ、ビルも婚約するのか? とネット上を騒がせた。
昨年の秋から落ち着いた雰囲気の熟女と一緒にいる姿が目撃され、今年1月にはテニス全豪オープンの試合を仲良く観戦する姿が目撃されていたビル。英BBCのインタビューで、「僕はロボットじゃないからね。これからも恋愛はしたいと思っているよ」と語った数日後の2月上旬、友人がメディアに認める形でポーラとの交際が報じられた。
2人の交際は1年以上前からで、ステディな関係に発展しているが、ポーラはまだビルの子どもたちには紹介されていないため、そこまで深い付き合いではないともみられていた。
そんなビルとポーラが現地時間7月16日、ニューヨークのウェスト・ビレッジにあるフレンチレストランから、ビルの3人の子どもたちと一緒に出てくる姿をパパラッチされた。長女ジェニファーの夫で五輪馬術選手ナエル・ナサルも一緒で、とうとう子どもたちも公認の仲になった!と、たちまち話題に。
その直後、ポーラが左手薬指にダイヤモンドの指輪を輝かせている姿が撮られたことで、ネット上は「ジェフに続いてビルも婚約か?」「億万長者の熟年婚約ブーム到来か?」と、話題騒然となった。5月には、世界第3位の富豪でアマゾン創設者ジェフ・ベゾス(59)が婚約したのに続くのかと期待が高まったばかり。
しかし18日、米ゴシップ誌「Page Six」は、ビルの代理人から「問題の指輪は何十年も前からポーラが持っているもの」だと確認が取れたと報道。2人の交際は紛れもない事実だが、婚約はしていないと伝えた。
ポーラ・ハードは資産7億円超の才女
ビルと交際しているポーラは、19年10月に62歳で病死した大手IT企業オラクルのCEOマーク・ハードと最期まで連れ添った未亡人。テキサス大学オースティン校出身の才女で、卒業後はソフトウェア/情報システム企業NCRに就職。1990年に結婚をし、娘を2人もうけた。
マークは10年8月、契約社員へのセクハラ疑惑を隠蔽しようと不適切な経費処理を行ったことが発覚し、HP(ヒューレット・パッカード)のCEOを辞任。元社員たちから、とんでもないパワハラ、セクハラをする独裁上司だったと暴露されたが、ポーラは彼を支え続けた。
慈善家として知られるポーラは、ほかにもイベント・マネジャー、オーガナイザー、投資コンサルタントとしても活躍。彼女自身の資産は500万ドル(約7億円)ほどだが、死亡時の総資産は5億ドル(約700億円)だと推定されるマークのおかげで、現在も裕福な暮らしとみられている。
ビル・ゲイツ、離婚引き金は未成年の少女あっせんの「エプスタイン」
ビルは2年前、夫婦で慈善活動をしてきた妻のメリンダから「修復できないほど関係が壊れた」という理由で離婚を突きつけられ、約1,520億ドル(約21兆円)の資産の半分を財産分与し、バツイチに。
当初、離婚について沈黙を守っていたメリンダだが、昨年、米『CBS Morninngs』の独占インタビューに応じ、「原因はいろいろなことの積み重ね」と前置きした上で、ビルが、ジェフリー・エプスタインと会っていたことに嫌悪感を抱いたと激白。
エプスタインは、未成年の少女たちを性的人身取引したとして起訴され、勾留中の19年8月に監房内で謎の自殺を遂げた。一方のビルは、好奇心からエプスタインと会ったことがあるが、忌まわしい悪魔のような人間で後悔した、などと吐露し「ビルが少女をあっせんしてもらっていたといううわさは本当なのか」と世間に大きな衝撃を与えた。
離婚騒動だけでなく、新型コロナウイルスのワクチンに関わっているという陰謀説を流されるなど、ここ数年は悪いイメージを持たれることが多かったビルだが、共通の友達が多かったポーラと愛を深め、充実したプライベートを送っているようだ。
昨年5月に受けた英紙「サンデー・タイムズ」のインタビューで、「メリンダとは離婚してしまったが、彼女と結婚したことは後悔していない。彼女と、また結婚してもいいとさえ思っている」「将来の計画は何もないけどね。結婚はいいものだよ」と語っていたビル。
ネット上では、「ポーラと一緒にいるときの幸せそうな笑顔を見ると、再婚の可能性は十分にありそう」だと盛り上がっているが、果たして?