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愛子さま、ついにティアラ新調報道も――黒田清子さんから借り続けるのも「問題ない」ワケ

ByAdmin

7月 23, 2023 #皇室, #社会

 「女性自身」7月11日号(光文社)が、「愛子さま 宝飾業界が“ティアラ新調”を期待も…2年連続で固辞された“清貧の誓い”」という記事を掲載した。

 皇室に生まれ育った女性は、成年を迎えた際、ティアラを新調するのが慣例だったものの、愛子さまは2021年12月当時、叔母である黒田清子さんのものを借りられたことが、国民の間で話題になった。これは、コロナ禍に苦しむ国民への配慮という背景があったというが、このたびついに新調されるのではないかと、宝飾業界が色めき立っているというのだ。

 女性皇族にとって「ティアラ」はどのような意味を持つものなのか――皇室ウォッチャーX氏に話を聞いた。

女性皇族のティアラ、最近では国民から批判も

――女性皇族が成年を迎えられた際に新調する「ティアラ」は、いつも大きな注目を浴びます。やはり女性皇族にとってティアラは特別なものなのでしょうか?

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) はい、とても特別なものです。女性皇族が成年になられた際、その方のために作られるものですから、一生に一回の大切な代物といえます。そのティアラをお召しになって成年行事を行うことで、国民たちは「立派になられて……」といった感情を抱きますし、いうなれば、皇族に対する思いを“新たにする”わけです。ただ、ティアラの制作費用は、元はといえば国民の税金から賄うものなので、最近は批判もあるようですね。これまではむしろ「当然ティアラは作っていただきたい」という風潮だったと思うのですが……。

――2年前、成年を迎えた愛子さまがティアラを制作せずに、清子さんのものを借りたというのが、大きな話題になりました。この選択をどのように思われましたか。

X コロナ禍で苦しむ国民のことを思い、そのような選択をされたのは、素晴らしいことだと思います。前述しましたが、基本的にティアラは成年を迎えたら、ある意味“自動的に作れられる”もの。成年行事だけではなく、新年行事や海外の国賓を迎えた晩餐会などでも着用するものなので、女性皇族の必需品といえ、当然、自分専用のものがほしいはずです。それを固辞されたのは、やはり国民のことを思い、「今は高価なティアラを新調するべきではない」と決断したから。愛子さまは慈悲の思いがお強い方なのだと感じました。

愛子さまのティアラ、清子から借り続けるのも「問題ない」?

――愛子さまはその後もティアラを新調せず、「いよいよ制作されるのでは」という週刊誌記事が出ました。

X 記事の信憑性がどれほどのものなのかはわかりませんが、コロナ禍も落ち着きを見せ、愛子さまも学習院大学に通学されるようになりました。ティアラを新調されるとしてもおかしくはありません。

――正直、「借り物を使用し続けるのはNGなの?」と思ってしまったのですが。

X 借り物はよくない、ということもないと思います。成年行事や今年初めにあった新年行事で愛子さまがお召しになったティアラは、現在の天皇陛下の妹である清子さん所有のもの。つまり国費ではなく天皇家の私的なお金で作られたのです。

 もし愛子さまが、眞子さんはじめ皇籍離脱された方が宮内庁に返却したティアラを借りるというのであれば、少し違和感を抱いてしまいますが、同じ皇女である清子さんのために作られたティアラであれば、国民も「天皇家に受け継がれる由緒正しきティアラ」と感じるはず。私としてはそこまで問題になることはないと思います。

――「女性自身」の記事に、愛子さまのティアラは「当然、眞子さんや佳子さまのティアラよりクオリティが高く、制作費もより高額になると見込まれています」とありました。その理由は何でしょうか?

X そう言われているだけで、実際に眞子さんや佳子さまのティアラより高額になるとは限らないと思います。確かに天皇家は秋篠宮家を含むほかの宮家とは別格であり、お召し物の値段も高いイメージがありますが、実際は変わりません。むしろ洋服を仕立て直して長年着ていらっしゃいますし、天皇家は倹約家というイメージもあります。ちなみに10年に眞子さんが2856万円、13年に佳子さまが2793万円でティアラを新調されましたが、愛子さまのものも同額くらいになると予想しています。

――愛子さまのティアラが新調された際、国民からどのような反響が寄せられるでしょうか。

X 国民はあらためてお祝いムードになるでしょう。また、愛子さまはコロナ禍が理由でティアラを制作しなかったわけですが、逆にいえばティアラを新調することで、国民は「コロナから解放された」と実感し、ある種の“安心感”を得られるのではないでしょうか。

 皇族の役割の1つは、国民と苦楽を共にすること。ティアラ1つを取ってみても、「国民が苦しいときは遠慮する」「その状態を脱したら新調する」というように、国民の生活とリンクした選択をするのは、やはり重要なことだと思います。

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