TBS系「日曜劇場」枠で堺雅人が主演中の連続ドラマ『VIVANT』が、7月30日に第3話を迎え、世帯平均視聴率13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。今期の民放ゴールデンプライム帯ドラマでトップを独走中だが、マスコミ関係者の間で「“堺とTBSの関係”が興味深い」(スポーツ紙記者)と注目されているようだ。
今月16日の初回放送まで、ストーリーや役柄などの詳細が明かされていなかった『VIVANT』は、中央アジアのバルカ共和国で、太陽エネルギープラント事業を進める丸菱商事社員・乃木憂助(堺)を主人公としたオリジナルドラマ。堺だけでなく阿部寛、二階堂ふみ、役所広司、林遣都ら“主演クラス”の俳優陣が多数起用されており、中盤からは松坂桃李も加わるという。
「初回のラストシーンには“非公開キャスト”だった嵐・二宮和也が登場したことも大きな話題に。モンゴルで長期ロケを行うなど莫大な制作費がかけられた同作は、第1話の視聴率が世帯平均11.5%と好スタートを切り、第2話で11.9%と微増。そして最新の第3話で自己ベストを大きく更新しました。ネット上でも『映画みたいに壮大なドラマ』『展開が気になって、毎週のめり込むように見てる』と盛り上がっています」(芸能ライター)
堺雅人、福澤克雄氏のコネで息子が有名私立入学疑惑も……
なお、堺は以前「日曜劇場」の『半沢直樹』シリーズでも主演を務め、大ヒットを記録。『VIVANT』は、『半沢直樹』で演出を手がけたTBS上席役員待遇のエキスパート職・福澤克雄氏が原作および演出を担当しており、同局の気合も伝わってくる。
「過去を振り返っても、連ドラ史上では類を見ない超大作。堺は実力を買われて主演に選ばれたのでしょうが、本人からすると『TBSに恩返ししていかないといけない』という気持ちもあるのでは。というのも、堺は昨年末をもって大手芸能事務所・田辺エージェンシーから独立したとあって、本来であれば局が使いづらいタイミング。そんな中で超大作の主演に抜てきしてくれたTBSに、堺はもう生涯頭が上がらないでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)
また、今年3月には「女性自身」(光文社)で、堺と福澤氏の“私的な癒着”疑惑も報じられた。
「堺が息子の有名私立小学校入学に際し、同校のOBである福澤氏のコネを用いたのではないかという疑惑を伝えていました。『自身』の取材に対し、TBS側は否定したといいますが、もしそのようなことがあったのだとしたら、堺は公私ともに局のお世話になったことになる。やはり『VIVANT』だけでなく『TBSと添い遂げる』レベルで恩返ししていく必要がありそう」(同)
どんな事情が背景にあっても、現状は『VIVANT』が高評価を受けているだけに、堺は安堵しているのかもしれない。