なにわ男子が出演する、“逆転”をテーマにさまざまなロケに挑戦していく『まだアプデしてないの?presents 逆転男子』(テレビ朝日系)。7月29日の放送回は、「イメージ逆転男子 カラオケ編」として、メンバー7人がカラオケ対決を行った。
なにわ男子のイメージに関するアンケートの調査結果をもとにランキングを作成し、世間の印象を覆すことができるかを検証するこの企画。道枝駿佑が進行を務め、お笑いコンビ・コットンがロケに参加した。
今回のテーマは、「親世代のカラオケ集会に突然呼ばれても、その場を盛り上げるのがうまそうな人」。大西流星は「親世代の集会に誰が呼ばれんねん!」と鋭くツッコんだ。
なお、イメージ調査ランキングでは大橋和也が1位に輝き、続いて藤原丈一郎、西畑大吾と“年上組”のメンバーが上位に。次いで長尾謙杜、大西、道枝、高橋恭平という結果だった。
そんな7人が実際にカラオケをする“チャレンジ部屋”には、親世代の6人の素人審査員に加え、たびたび番組に出演している伊集院光も参加。コットン・きょんから、「普段数万人の前で歌ってるけど、数万人の前とこっち。どっちが緊張する?」と聞かれたメンバーは、声をそろえて「こっち」と回答していた。
彼らを審査するのは、チャレンジ部屋にいる7人のほか、別室の“審査部屋”でモニタリングする50~60代の計20名。選曲センスと年の離れた世代の盛り上げ方が審査のポイントとなる。
トップバッターとなった大西は、「せっかく来ちゃったんで、歌っちゃってもいいですか?」とテンション高く登場し、大きいサングラスの小物を使いフィンガー5の「学園天国」(1974年)を熱唱。コール&レスポンスで盛り上がったものの、100点満点中65点という厳しい評価となった。
続く西畑は、水谷豊の「カリフォルニア・コネクション」(79年)を選曲し、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)で水谷演じる杉下右京のモノマネを織り交ぜながら歌唱。その姿に、55歳の主婦は、「こんな若い子が……。感動しちゃって。よくぞ隅の隅を突いてきたな」と涙を流して感激していたが、結果は「モノマネ大会じゃないよっていう気がしちゃった」という厳しい意見もあり、67点止まり。
そして、「本日の主役」というたすきをさげて登場した藤原は、「大吾ママとパパもいるし。流星ママ・パパ。そして大橋ママ・パパも」と、“メンバーの両親とのカラオケ”という設定で、フランクに接しながら、シブがき隊の「スシ食いねェ!」(86年)を熱唱。
イントロでは、「さあさあ皆さん、おなかが空いたということで今から寿司を食べたいと思います。皆さん、おなか空いてますよね? おなか空いてる人、手を挙げて!」と饒舌に語り、歌詞にアレンジを加えたり、「はい、お父さん!」とマイクを向けたりするなど、全員を巻き込んでその場を盛り上げた。
これには、コットンの西村真二も「丈くん、ちゃんとあなたの芸歴が出てました」と絶賛。藤原は恐縮しながら「(来年でジャニーズ事務所に入所して)20周年を迎えます」と語り、西畑も「20年、詰まってたもん」と称賛していた。
一方、年下組の長尾はザ・ドリフターズの「ドリフの早口ことば」(80年)、道枝は光GENJIの「ガラスの十代」(87年)をチョイス。さらに、「僕の時代を作りに行きたい」と自信満々の高橋は、ひよこのつなぎに黒のハートのサングラスというコスプレ姿で登場。藤原は「つかみはいいよ!」と絶賛していたが、高橋が選んだのはアニメ映画『ONE PICHE FILM RED』(2022年)の人気キャラクター・ウタが歌うAdoの「新時代」で、審査員たちはポカンと口を開けて困惑するばかり。
そして最後に挑戦した大橋は、BEGINの「島人ぬ宝」(02年)を選曲し、しっとり歌い上げた。その結果、イメージ調査で第2位だった藤原が、93点と文句なしの高得点を獲得して1位となり、大橋は一つ順位を下げて2位に。そして、3位は67点の西畑、4位は65点の大西、5位は63点の長尾と拮抗。
ただ、選曲は良かったものの、盛り上げ方がイマイチだった道枝は58点で6位、選曲をミスした高橋は54点で7位と散々な結果に終わった。
なお、西畑によると、「しっかりと実際の順位が芸歴」順になっているそう。実際、1位の藤原は芸歴19年で、以降14年(大橋)、12年(西畑)、11年(大西)となっており、下位3人は芸歴8年と藤原の半分にも及ばず。「比例すんの、そこ!?」と驚く大西に、西畑は「(来年で入所)20年はだてじゃなかった!」と、藤原のポテンシャルの高さに脱帽。対して本人は、「自信ついたので、もし視聴者のみなさん、親世代のカラオケするのであれば、ぜひ僕を呼んでください」とアピールしていたのだった。
この日の放送に、リスナーからは「親世代のカラオケでの盛り上げ方、それぞれ個性が出てて面白かった!」「最終順位が芸歴順になるのすごい」という反響が集まり、特に藤原に対して、「歌のうまさは断トツで大橋くんだったけど……誰のことも盛り上げられるのはさすが」「盛り上げ力とかコミュ力、芸歴が発揮されてた」「一般の会社の営業部に居たら確実に売上成績1位のエースになってる」などと絶賛の嵐となっていた。