本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! ジャニーズニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちを酔わせていろいろ暴露させちゃった☆
A……スポーツ紙記者 アイドルから演歌歌手まで、芸能一筋20年超の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……WEBサイト記者 通常ニュースから怪しいBBSまで日参、膨大な資料を作り続けるオタク記者
A.B.C-Zも内部分裂か? 滝沢秀明氏の右腕と言われた河合郁人の選択は……
A 今回は“夏休み芸能座談会”ということで。上半期の芸能ニュースを振り返ってみましょうか。
B まずジャニーズ事務所は、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を抜きにしても、メンバーの脱退やら内輪揉めとか、トラブル満載だよね。
C 性加害問題とタレントの進退に関する問題は、本来切り離して考えるべきなんですが……。
A そうは言っても、ジャニー氏あってのジャニーズ事務所なんだから。性加害問題で事務所が揺れに揺れている状況だし、世間もメディアも「退所者が相次ぎそう」って思ってますよね。
B 所属タレント、スタッフにしても、「ジャニーズは大丈夫なのか?」って不安だろうしね。でも、飲み会によく顔を出すタイプのジャニーズアイドルでさえ、次の退所者に関する話題には相当口が堅くなってる。身近なタレント仲間に「辞めそうな人っているの?」と聞かれても、必ず「自分は何もわからなくて……」ってお茶を濁すらしいから。飲み会にいる人が実はマスコミとつながってて、自分の発言が記事になっちゃったら大変だからって。
A そうゆう状況を生んでいるのは、滝沢秀明氏の新会社「TOBE」の存在も大きいと思います。先日、あるインタビューでKis-My-Ft2のメンバーが滝沢氏の名前をポロッと出したところ、ジャニーズサイドが全力で使用NGを出してきたそう。
C ちょっとしたことが、退所やTOBE合流疑惑につながりかねない状況ですから、ジャニーズもピリピリしているんでしょうね。
B 今後もTOBE合流は続くとしか思えない。A.B.C-Zはすでにグループ内分裂が生じつつあるなんて話も聞くよ。
A メンバーが、TOBEに合流したい組とジャニーズに残留したい組に分かれてるってことですか? 第2のKing&Princeになりそうですね。
B ざっくりいえばそう。河合郁人はジャニーズJr.時代、タッキーの右腕といわれた存在だけど、彼はやっぱり“ジャニーズアイドル”であることに誇りを持っているタイプだから、抜けることは考えてないそうだよ。でもほかのメンバー全員が同じ思いってわけじゃないみたいでさ。
C 河合は「ジャニーズ大好きジャニーズ」を自称してバラエティで売れたわけだから、賢明な判断なのでは。
B そういえば河合って、芸人や女性アイドルをはべらせて夜な夜な飲んでるらしい。そんな飲み方してるジャニーズタレントは、もはや彼くらいでしょ。
A えっ……そんな週刊誌に狙われそうなこと、まだやってるんですね……。
B どうもウチの雑誌は河合が好きみたいで、毎回会議でこういう話が出るんだよ(笑)。なぜか誌面にはならないんだけど。
C それはグループの人気が影響しているのでは(笑)。
広末涼子のダブル不倫騒動は、早くも2023年の芸能トップニュース?
A 上半期といいましたが、おそらく2023年の芸能トップニュースは広末涼子とフレンチシェフ・鳥羽周作氏のダブル不倫でしょう。広末自身のネームバリューはもちろん、生々しい“ラブレター”まで流出し、さらには報道後に広末、広末の(元)夫、キャンドル・ジュン氏、鳥羽氏がそれぞれ大暴れして……どこをとってもS級のネタです。
B 「週刊文春」(文藝春秋)がいい仕事をしたってことなんだけど、その後は他社も取材を頑張っていた。
C 「週刊女性」(主婦と生活社)は、ジュン氏の下で働いていた元スタッフが彼の不倫や暴行を告発する記事を掲載し、一方、「東京スポーツ」は鳥羽氏の「ああいうヤツ(編註:ジュン氏のこと)は抹殺された方がいい」という暴言を報道。この2つのニュースは、「文春」の第一報に次ぐインパクトがあったと思います。
B これだけめちゃくちゃな状態に陥ったのに、第一報から1カ月半という早さで離婚が成立したのは、広末にとって不幸中の幸いだったよね。夫婦トラブルって、熊田曜子とか篠田麻里子みたいに、1年越しでようやく決着するのが常というか。
C 広末にしても第一報後、自ら「文春」記者に電話を掛けて、所属事務所に裏切られて、本心とは違うコメントを出された……などと釈明してましたよね。3人の登場人物が全員、どんどん燃料を投下していった(笑)。
A 広末が離婚成立を発表したとき、文章内に一切謝罪の言葉がないことから、ネット上では「鳥羽氏の妻子に謝れ!」みたいな声も出ていました。
B あの文章は結構アリだと思ったな。「不倫で世間に謝る必要はない」を地で行く感じで。
C 関係者にも謝罪はなかったけど、確かにそれは内々にやればいいことだといえます。
A 対してジュン氏は離婚発表の2日後、弁護士による5,000文字超えの釈明文を発表。これ、笑っちゃいましたよね。
B 本人名義の文章じゃないのは、離婚に際して「第三者に内情を話さない」的な約束を交わしてるからなんだろうけど、「だったら内情をすべて知っている弁護士名義で情報発信すればOK!」ってことだよね。普通、思いついてもこんなことやらないよ(笑)。
C でも、ネット上では一定数、ジュン氏を支持する声もありますよ。「子どものために大人しく身を引いた」「男を上げた」と。
B いやいや(笑)。広末の公になってない過去の不倫話まで世に晒して、最後っ屁に長文でお気持ち表明までした人物が、なんでヒーロー扱いされるんだよ。
A それだけ世の中では、不倫が“大罪”になっているんでしょうね。
C しかし、騒動の早期解決の決め手は何だったと思いますか?
B やっぱり「週刊女性」の記事だったんじゃない? キャンドルに頭を虎刈りにされたっていう元スタッフの写真も載ってたけど、かなり衝撃的だった。不倫報道から10日後に単独で行った記者会見直後は、世間だけでなく一部のメディアも、キャンドルに同情的で、マスコミを壇上に上げて質疑応答するスタイルも「新しい形の会見だ!」なんてもてはやされたけど……結局、キャンドルも相当危険な人物であることが広く知られて、一気に彼が劣勢になってしまった。
C ちょっとすいません。Bさん、ジュン氏を「キャンドル」って呼ぶの、やめませんか(笑)?
B 業界人はみんな「キャンドル」って呼ぶからいいじゃん(笑)。
A 呼び名は置いといて、ジュン氏本人も「私の過去のことは叩けば埃が出る身なので」と、「文春」の直撃に対して語っていましたよね。
B 「週刊女性」の記事が出てから、キャンドルの元関係者が何人も、週刊誌の編集部に「自分もひどい目に遭わされた!」って連絡してきたんだよ。まさに“タレコミラッシュ”だった。
A あ、それは僕も聞きました。
B いずれは自らの不倫も世に出てしまうことを恐れていたのかもしれないけど、あまりにもボロが出るのが早かったね。
A 会見を見て、かつての関係者たちが「あんた一体何様なんだ」と思ったそうです。傍から見れば、ジュン氏の支持が高まった会見でしたけど、実際には逆風が吹き始めるきっかけになっていたんですね。
B こうなると、本業にもそれなりには影響が出てくるよね。広末との再構築も絶望的になったわけだし、それで、「これ以上傷口が広がるくらいなら……」と、広末側の離婚要求をあっさりのんだんじゃないかな。
(後編につづく)