近年、個別のSNSアカウントを開設するジャニーズグループ、タレントが続出。ファンにとって、手の届かない存在である人気アイドルたちの“素顔”が垣間見えることに、一部では「“ジャニーズ”というブランド価値が低下する」と否定的な意見も寄せられている。とはいえ、かつては、ジャニーズ事務所はネット上へのタレントの写真掲載をNGとしていただけに、SNS解禁によって「貴重なオフショットが見られる」と喜ぶファンが大多数だろう。
そこで今回は、インスタグラム(以下、インスタ)アカウントを所持しているグループ・個人を対象に、「フォロワー数」が多い順にランキング化。この記事では、1~10位のアカウントを下位から順に、開設時期や初投稿、反響の大きかったポストなどと共に紹介していく。
※データはすべて2023年8月9日時点のもの
■11~23位のランキングはコチラ
ジャニーズインスタフォロワー数ランキング6位〜10位
10位 嵐・松本潤(jun.matsumoto_ieyasu)
107.1万フォロワー(13フォロー)
開設時期:22年12月27日
今年1月8日にスタートしたNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演中の嵐・松本潤は、昨年12月27日までに、同作のPRを兼ねたアカウントを開設。フォローしている7アカウントも、ジャニーズタレントではなく、ムロツヨシや山田裕貴ら共演者となっており、投稿では撮影現場でのオフショットを公開しているほか、登場人物の写真とともに、役柄や演じる俳優とのエピソードも紹介している。
23年4月時点で最も「いいね」を集めているのは、昨年大みそか放送の『第73回紅白歌合戦』に審査員として出演し、スペシャルナビゲーターを務めた櫻井翔と共演した際に撮られたツーショット。「本番直前の2ショット。2022年、大みそかに別々のカタチで会うとは思っていませんでした!!」「相変わらず安定した仕切り。さすがでした」とつづり、53万件の反響を集めた。
9位 Snow Man・ラウール(raul.official_sn_j)
118.9万フォロワー(26フォロー)
開設時期:23年1月15日
Snow Man・ラウールは、アカウントを開設した1月15日の翌日午後9時からライブ配信を実施。モデルとしての活動を広げるために個人SNSを開設したと理由を明かし、海外に1週間ほど滞在するとも発言。パリで開催中のファッションウィークの日程と被っていたことから、『パリ・コレクション』(以下、パリコレ)に参加するのではとファンが予想していた中、同18日には「Wearing dreams」というコメントと共に、エッフェル塔をバックに片足立ちでポーズをキメる自身の写真を初投稿。その後、ファンの予想通り、『パリコレ』でのオフショットを次々掲載した。
また、3月4日に開催した『第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』でのステージパフォーマンスの振り付けを行った、ジャニーズ事務所入所前の“師匠”である振付師・RIEHATAとのダンス動画も投稿。まさかのコラボに大きな注目が集まった。
8位 Sexy Zone(sexyzone_j)
121.9万フォロワー(19フォロー)
開設時期:22年12月27日
昨年12月27日、マリウス葉が大みそかから元日にかけて行われる『ジャニーズカウントダウン2022-2023』(フジテレビ系)の出演をもってグループを卒業し、ジャニーズ事務所を退所、芸能界を引退することを報告。それに伴い、同日にインスタを開設し、「僕らの想いを皆さんに届けたくて インスタはじめました by Sexy Zone」と投稿。
長野での5人旅(のちにFC会員向けに限定公開)の最中にライブ配信を行ったほか、旅の模様や過去の秘蔵写真を次々に公開した。また、マリウスは1月1日に、「最高の仲間に囲まれて、僕はとても幸せです」「Sexy Zoneはこれからも多くの幸せをギフトしてくれるグループです」「ありがとうございマリウス!」とつづりながら、5人の集合写真をアップ。同投稿には、23年4月時点で最も多い1.4万件のコメントが寄せられている。
7位 生田斗真
131.2万フォロワー(0フォロー)
開設時期:21年6月27日
21年6月27日にアカウントを開設し、半日でフォロワー30万人を突破した生田斗真。19年2月にインスタを始め、当時8.4万人のフォロワーを抱えていた弟でフジテレビアナウンサーの生田竜聖の記録をあっさりと抜き、竜聖アナがストーリーズ(24時間限定公開)で「このアカウントは、フォローしないでください」と悲鳴を上げたことも。
なお、俳優として活躍している斗真は、自身の出演作を告知したり、ここでしか見られないであろう共演者との貴重なオフショットを惜しげもなく公開。
また、ストーリーズではたびたびファンに質問を投げかけており、そのざっくばらんでユーモアあふれる回答が「面白い」と好評を博している。
6位 なにわ男子(naniwadanshi728official)
193.4万フォロワー(26フォロー)
開設時期:21年11月12日
デビュー日の当日である21年11月12日にアカウントを開設したなにわ男子。開設から2年に満たないが、投稿数は385件と、高頻度で写真や動画をアップ中。特に写真は、撮って出しのものは少なく、フレームや文字で可愛らしく装飾されたものが多い。
また、関ジャニ∞のアカウントと同様に、トップページにはメンバー7人ごとに「ハイライト」が設けられており、それぞれのプロフィールがまとめられていることも特徴。新規ファンに親切なつくりといえるだろう。
なお、23年4月時点で「いいね」が最も多く集まったのは、22年7月25日に20歳の誕生日を迎えた道枝駿佑を祝う投稿で、44.4万件となっている。
5位 Snow Man(snowman_official_j)
205.4万フォロワー(26フォロー)
開設時期:21年10月5日
同時CDデビューしたSixTONESが19年8月8月にアカウントを開設した一方、Snow Manは22年10月5日にアカウントを開設。ライブやMV撮影など仕事現場でのオフショットを中心に公開中だ。
なお、同日行われた全国アリーナツアー『Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.』東京公演初日公演終了後にライブ配信を実施し、その後、1日と数時間後にフォロワー100万人を突破。
また、ストーリーズ(24時間限定公開)などで出演情報を告知したり、誕生日を迎えたメンバーが個人でライブ配信を行うなどしてファンを喜ばせ、投稿数は81件と少ないわりに多くのフォロワーを獲得している。
4位 SixTONES(sixtones_official)
216.7万フォロワー(26フォロー)
開設時期:19年8月8日
ジャニーズJr.時代の19年8月8日、東京ドームで行われたコンサート『ジャニーズJr.8・8祭り 〜東京ドームから始まる〜』でアカウント開設を発表。ライブ直後の午後10時に「Nice meeting you! We are SixTONES! SixTONES gonna start instagram!」などと、英語で初投稿を行った。
以降、楽曲制作の裏側などのオフショットや、プライベートショットなども公開しており、中には、デビュー曲「Imitation Rain」の作詞作曲を手掛けたYOSHIKIとの記念ショットも。
また、インスタライブもたびたび行っており、21年5月16日に松村北斗と森本慎太郎が配信した際、森本がジェシーに生電話をするシーンで画面上に、ジェシーのLINEアイコンが映り込んでしまうアクシデントが発生。ファンは騒然となった。
さらに、同年11月20日には、京本大我が配信中、ラジオ『SixTONESのオールナイトニッポン サタデースペシャル』(ニッポン放送)に出演中の田中樹と森本にビデオ電話をし、まさかのコラボが実現するなど、ルールに縛られない彼らならではの情報発信の仕方で、ファンを楽しませている。
3位 King&Prince(kingandprince_j)
234.6万フォロワー(30フォロー)
開設時期:21年5月23日
18年5月23日に「シンデレラガール」でCDデビューを果たしたKing&Prince は、21年の3周年記念日に、Twitter、インスタグラム、YouTubeの3つの公式アカウントを開設。MVやドラマ・映画の撮影現場でのオフショットなどを投稿中だ。
同5月30日には、タキシード姿で初のライブ配信を実施し、その後も、クリスマスやお正月、新曲リリースのタイミングなどで生の声を届けながら、ファンとコミュニケーションを図っている。
最も反響が集まったのは、「明けましておめでとう! 今年も宜しくお願い致します!」とのコメントとメンバー5人の集合写真がアップされた23年1月1日の投稿で、73.8万件の「いいね」がついている(23年4月時点)。
2位 木村拓哉(takuya.kimura_tak)
400.7万フォロワー(18フォロー)
開設時期:20年5月8日
386万人ものフォロワーを抱える木村拓哉が、全体で2位、個人では1位という結果に。日本全国で新型コロナウイルスの感染が広がり、外出自粛を余儀なくされた20年5月8日に、「より皆さんと近い形でのコミュニケーションを国内外に取らせていただける場所として、インスタを始める事にしました」として、アカウントの開設を報告した。
個人でインスタを開設したのは、19年5月当時ジャニーズ事務所に所属していた山下智久に続き2人目。18年12月に始動した中国のSNS「Weibo(ウェイボー)」同様に、貴重なプライベートショットを積極的に投稿しており、その数は1,540件と全ジャニーズアカウントの中でトップだ。
私生活が垣間見える写真にファンが喜ぶ一方、絵文字の使い方が「おじさんっぽい」と話題を呼んだほか、毎年妻・工藤静香の誕生日である4月14日に、「happy birthday!」というメッセージと花の写真を投稿し、ファンから否定的な意見が寄せられたことも。その影響からか、23年は工藤の誕生日は特に触れていない。
1位 嵐(arashi_5_official)
439.8万フォロワー(20フォロー)
開設時期:19年11月3日
ジャニーズの公式アカウントの中でも断トツの人気を集めたのは19年11月3日にデビュー20周年を迎え、インスタのほか、TwitterやFacebook、TikTok、Weiboの運用を発表した嵐。中でもインスタグラムは最もフォロワーが多く、ジャニーズの公式アカウントの中でも断トツの人気を集めている。
グループの活動休止期間に入ってからは、投稿頻度が下がっているものの、メンバーの誕生日などに稼働中。世界各国のお菓子を紹介する「Sweets Club」動画など、特別動画もシリーズとして投稿されている中、最も視聴回数を集めているのは、19年12月23日に開催された1日限定ライブ『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』のBlu-ray&Blu-ray発売を告知する動画で、451.8万回視聴されている(23年4月時点)。
また、「みんなと過ごした20年!!!!! あなたにとって、嵐との一番の思い出は何?」とのコメントと共に、過去のライブ映像を紹介した19年11月4日の投稿は、88.9万件の「いいね」を獲得している(23年4月時点)。