ドラマの内容がどれほど視聴者の心に響いているのかは、視聴率の数字だけで判断できるものではありません。そこで、「Yahoo!リアルタイム検索」を参考に、プライム帯の各ドラマに関するツイート数(放送時間中)をサイゾーウーマン編集部が独自で集計し、“視聴熱”ランキングを作成。視聴者が最も沸いたシーンと共に紹介します(集計期間8月7日~13日)。
以下、ドラマのネタバレを含みます。
1位:『VIVANT』(TBS系) 第5話 6万8,737ツイート
最も視聴熱が高かったのは、8月13日に放送された堺雅人主演のドラマ『VIVANT』第5話だった。『半沢直樹』や『下町ロケット』『陸王』『ドラゴン桜』など、多くのヒット作を手掛けた福澤克雄氏による完全オリジナルストーリー。
この回の放送中、X(旧Twitter)上の視聴者たちは、乃木憂助(堺)の同僚で、乃木を誤送金事件の犯人に仕立て上げようとした天才ハッカー・太田梨歩(飯沼愛)が脅されていた理由に注目。
彼女を脅していたテロ組織・テントの工作員であり、乃木らに殺された山本巧(迫田孝也)の部屋を公安警察の野崎守(阿部寛)らが捜索すると、丸菱商事の専務・長野利彦(小日向文世)との不倫写真を発見。「これはまだ裏があるよね」「小日向さんがただの不倫男で終わるはずがない」など、まだ謎が隠されているのではと疑う声が多く見られた。
そんな第5話では、自殺として処理された山本の死に疑念を抱いた野崎は、自分たち以外で山本が工作員であることを知っていた唯一の人物、乃木に疑いの目を向ける。彼の過去について調べた野崎は、衝撃の事実を知ることとなり……という内容だった。
2位:『どうする家康』(NHK)第31回 2万7,939ツイート
2位は、8月13日に放送された嵐・松本潤主演の大河ドラマ『どうする家康』第31回。フジテレビ系の人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手掛け、江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康の生涯を描く本作。
31回の放送中、X上では羽柴秀吉(ムロツヨシ)と家康(松本)が対決する小牧・長久手の戦いの重要人物・森長可役として“サプライズ出演”した城田優が話題に。“鬼武蔵”の異名を持つ猛将に城田をキャスティングしたことについて、「まるでゲームの中から出てきたような美しさ」「カッコよすぎる」など絶賛の声が。また、「チョイ役に城田優使うのはもったいなくない?」など、史実に照らし合わせると次回で“退場”する可能性の高い配役に、有名俳優である城田を起用したことに言及する人もいた。
そんな今回は、信長亡き後に天下人としての地位を固めつつあった秀吉に対して、当面は様子を見ようとした家康だったが、織田信長の息子・信雄(浜野謙太)に助力を頼まれ、秀吉との戦を始めることとなる……という内容だった。
3位:『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)第5話 2万6,470ツイート
3位は、8月7日に放送された森七菜と間宮祥太朗ダブル主演のドラマ『真夏のシンデレラ』第5話だ。真夏の海を舞台に、男女8人の恋の行方を描く王道青春ラブストーリー。
この回の放送中、X上では蒼井夏海(森七菜)の弟で、高校生の海斗(大西利空)が起こした“妊娠騒動”に言及する声が多数上がることに。海斗の恋人で同じく高校生の秋香(平澤宏々路)が妊娠したと知った夏海と父親の亮(山口智充)は、秋香の両親に土下座をして謝罪するが、「育て方を間違えたんじゃないのか」と言われてしまう。
しかしその後、秋香が自ら、二股をしており妊娠したのは海斗の子どもではないと告白。このどんでん返しに「予想外の展開だった」「秋香の両親も夏海たちに謝ってほしい」など、驚いた人が多かったようだ。
そんな第5話では、サップの展示会のために東京に赴いた夏海。現地で水島健人(間宮祥太朗)と会う約束をするが、スマホを落とし連絡が取れなくなってしまう。それでも何とか健人と落ち合うことに成功した夏海は、健人とビルの屋上で東京の夜景を楽しむが……という内容だった。
4位:『トリリオンゲーム』(TBS系)第5話 1万8,773ツイート
4位は、8月11日に放送されたSnow Man・目黒蓮主演の『トリリオンゲーム』第5話。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)に連載中の同名漫画(原作・稲垣理一郎氏 作画・池上遼一氏)を原作として、コミュニケーション能力あふれる“世界一のワガママ男”こと天王寺陽(ハル・目黒)が、高いIT技術を持つ同級生の平学(ガク・佐野勇斗)とタッグを組み、1兆(トリリオン)ドルを稼ぐために起業を目指すというストーリー。
この回の放送中、X上ではガクと日本最大のIT企業の取締役で、社長令嬢でもある桐姫こと黒龍キリカ(今田美桜)のデートシーンが話題に。普段はクールな桐姫が、遊園地で無邪気にアトラクションや食べ歩きを楽しみ、「すっごく楽しい!」と笑顔を見せる姿に、「最高に癒やされた」「ギャップにキュンとしてしまった」など、その愛らしさに心を打たれたようだ。
そんな第5話は、ハルは投資家・祁答院一輝(吉川晃司)と共に、大手芸能事務所であるゴッド・プロモーションの買収を狙う。一方で、集金のためのダミーとして扱われたゲーム事業部に罪悪感を抱くガクは、事業部のメンバーと最高のゲームを作ることを決意する……という内容だった。
5位:『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)第5話 1万3,568ツイート
5位は、8月9日に放送された赤楚衛二主演のドラマ『こっち向いてよ向井くん』の第5話。同作はねむようこ氏の同名漫画(祥伝社)を原作として、仕事もできて性格もよく、周囲の人間に好かれているものの、10年間も恋をしていない“恋愛迷子”の男性・向井悟(赤楚)の恋が描かれる。
この回の放送中、X上では向井とかつての交際相手・藤堂美和子(生田絵梨花)の“タイトル回収シーン”に対する声が続出。学生時代のサークル仲間との飲み会で10年前の元カノ・美和子と再会した向井。そこで自分のイヤホンの片方を美和子が持って帰ってしまったことから、後日、再び会って返してもらった向井だったが、別れ際に「万が一、振り返ってまだいたら……」と考えながら振り返ると、向井のほうを見て佇んでいた美和子が「びっくりした、こっち向いた!」と反応。「美和子も『こっち向いてよ』と思ってたのかな」「タイトル回収、ここで来るのか。納得した」との声が寄せられていた。
そんな今回は、前述のように飲み会で10年ぶりに再会した向井と美和子。好きなバンドの話で盛り上がった2人は美和子の家で男女の関係となり、頻繁に会うようになるという内容だった。