9人組ガールズグループ・NiziUが、9月に韓国でデビューすると現地メディアが報じ、日本のファンが騒然となっている。
「8月17日付の韓国メディア『ジョイニュース24』は、NiziUが『9月に韓国正式デビューを控えている』と報道。事務所側から公式発表はありませんが、同メディアの伝え方などから『ほぼ確定』と見るファンは多く、ネッ上では早くも『NiziUが海外で売れるためには、どうするべきか?』といった議論が交わされています」(芸能記者)
韓国の芸能事務所・JYPエンターテインメントに所属するNiziUは、日韓合同グローバルオーディションプロジェクト『Nizi Project』から2020年に誕生。当時、オーディションの経過を日本テレビ系の複数の番組が放送していたこともあり、同6月にリリースされたプレデビュー曲「Make you happy」の“縄跳びダンス”は一大ブームとなった。
「その後、ライトファンが一気に離れたのか、一時は204万人以上いたオフィシャルインスタグラム(@niziu_artist_official)のフォロワー数が、今月18日現在は164.4万人にまで減少。ただ、最近のCDやライブツアーの売れ行きを見ると、根強い固定ファンが多く、安定した人気を保っている印象もあります」(同)
NiziUの韓国デビュー、これまでの曲では「通用しない」?
とはいえ、21年11月リリースの1stアルバム『U』の初動売り上げが約18万枚だったのに対し、先月19日リリースの2ndアルバム『COCONUT』の初動が約14万枚だったことを思うと、日本での頭打ち感も否めない。
「韓国メディアは、NiziUがデビュー後1年11カ月で東京ドーム公演を開催し、“日本国内女性アーティスト史上最速”記録を更新したことや、『NHK紅白歌合戦』に出場したことなどを報じており、こうした功績が海外進出時の“武器”となるのでしょう。ただ、これまでの日本向けの“かわいい路線”の楽曲は『韓国で通用しない』と指摘する声は多いです」(同)
なお、NiziUは昨年8月に、韓国・ソウルで開催されたイベント『KCON 2022 Premiere』のステージに出演。これが韓国での初ステージとなったが、地元メディアのNiziUの扱いは思いのほか小さく、あらためて“日本向けアイドル”であることが露呈してしまった。
「今年3月にリリースした5thシングル『Paradise』の作曲とプロデュースを、世界的人気を誇る先輩グループ・Stray Kidsのバンチャン、チャンビン、ハンによる音楽ユニット・3RACHAが担当しました。これにより、NiziUの海外での認知度はグッと上がったとみられており、韓国デビューはよいタイミングといえるかもしれません」(同)
多くのファンが心待ちにしてきたNiziUの韓国デビュー。彼女たちのパフォーマンスは、日本だけでなく海外でも通用するのだろうか。