滝沢秀明氏の新会社「TOBE」のもと、SNS上でファンに向けて情報発信を続けている元King&Prince(以下、キンプリ)の平野紫耀と神宮寺勇太。2人は「世界進出」の実現のためジャニーズ事務所を離れたが、音楽活動に関してはいまだ動きは見せていない。しかし一方で、7月7日のTOBE合流発表の直前まで、平野に関してはまったく別の“進路”が残されていたようだ。
今年5月22日にキンプリを脱退し、ジャニーズを退所した平野。同時期以前から、業界内外でうわさされていたのは、そこまで深い交流があったわけではない滝沢氏との合流ではなく、BTSらが所属する韓国の大手プロ「HYBE」(ハイブ)への電撃移籍説だった。
「具体的な話こそ出ていませんでしたが、実際にHYBEの名前を挙げて報じる週刊誌は複数あり、かなり現実味のある話でした。しかし6月下旬、『週刊女性』(主婦と生活社)が突如、平野・神宮寺のTOBE合流を断定的に報じ、翌月には同社の公式YouTubeチャンネルで正式発表が行われました」(スポーツ紙記者)
平野紫耀のソロアーティスト活動を期待していたHYBE、しかし――
TOBE入りが決定したのは、平野がジャニーズを退所した後のことで、まさに急転直下の展開だったといえるだろう。しかし当時の平野には、TOBEだけでなく、HYBEへの移籍も選択肢にあり、交渉のテーブルにもついていたのだという。
「平野の移籍については、HYBE内でもごく少数の関係者だけで極秘裏に進められていたようです。結果的に平野はHYBEを蹴って滝沢氏を選んだわけですが、その理由は彼が、個人ではなくグループでの活動を希望した結果だといわれています」(広告代理店関係者)
HYBE側は平野に対し、グループの一員ではなくソロアーティストとしての活動を期待していたものの、条件面で折り合いがつかなかったようだ。
「平野と共にTOBEで再始動した神宮寺だけでなく、9月末の退所が決定している岸優太もまた、年内にはTOBE入りすることが確実視されている。現状、平野と神宮寺の活動が、SNSの更新しかないのも、岸の退所を待ってから本格始動するためなんです。この3人での音楽活動が、来年以降のTOBEの核となるはずですし、平野にとってもこの形がベストだと判断しているのでしょう」(同)
HYBEとTOBE、どちらに転んでも5人でのグループ活動は果たされなかったこととなるが、この決断が正しかったのかどうか、来年以降の本格始動を待ちたい。