8月26~27日に生放送された大型チャリティー特番『24時間テレビ 愛は地球を救う46』(日本テレビ系)。深夜帯には「24時間もヒッパレ!~明日につなげたい名曲TOP10~」と題したカラオケ企画が生放送されたが、女性ローカルアイドルグループ・りんご娘の元メンバーである王林が、YOASOBIの世界的ヒットナンバー「アイドル」をカバーした場面が、ネット上で物議を醸している。
同局で2002年まで放送されていた音楽バラエティ番組『THE夜もヒッパレ』の復活版である同企画。Da-iCE・花村想太が、Official髭男dismの「Subtitle」を熱唱したほか、なにわ男子の西畑大吾ら4人が新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」をパフォーマンスするなど、出演者がスタジオでヒット曲のカバーを生披露した。
さらに、王林が、アニメ『【推しの子】』(TOKYO MXほか)のオープニング主題歌として知られる「アイドル」を歌唱。テロップには「超難曲」の文字が躍っていたが……。
「序盤は王林らしい力強い歌声が印象的でしたが、中盤以降、高音の音程を外したり、声を出しにくそうにする場面も見られました。ただ、この曲はYOASOBIファンの間で『本家でも音源通り歌うのは難しい』と言われるほどの難曲。その上、今回は生放送での一発勝負ですから、王林も相当なプレッシャーがあったでしょうね」(芸能記者)
鈴木愛理、平原綾香、島津亜矢も「アイドル」をカバー
思い入れの強いファンが多い楽曲だけに、ネット上では「放送事故級にヘタ」などと辛らつな声が続出。
ただ、さすがに「アイドル」のカバーで「ヘタ」と切り捨てられるのは不憫と感じる人は多いようで、「王林ちゃんはいつも歌うまいのに、ヘタとか言われて本当かわいそう。選曲ミスなだけ」「練習時間が足りなかっただけだと思う。普段はちゃんと音取れてるし、歌ってるところ超かっこいいよ」と擁護するファンが相次いでいる。
「アイドル」のカバーといえば、6月にテレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】」が元℃-ute・鈴木愛理による歌唱動画を公開。これが「ただカバーするだけでなく、自分のものにしてる」と評判を呼び、再生数は約970万回(今月29日時点)にも上っている。
また、7月12日に放送された音楽特番『2023FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)では、歌手・平原綾香が圧倒的な歌唱力で同曲をカバー。
一方、同15日放送の大型音楽番組『音楽の日2023』(TBS系)では、演歌歌手の島津亜矢がやはり「アイドル」のカバーを披露していた。
YOASOBI、なぜテレビで「アイドル」を歌わない?
このほかにも、さまざまなテレビ番組で“歌うま芸能人”がカバーする場面が見られるが、実はYOASOBI本人がテレビで披露したことはまだ一度もない。そのため、ネット上では「なんでカバーばっかりなの? そろそろ本人にテレビで歌ってほしい」という要望も散見される。
「当然、本人による“テレビ初披露”を狙うテレビ局は多い。しかし、コンサートや夏フェスで忙しいのか、ことごとくオファーを断られているようです。これだけ大ヒットしている歌だけに、カバーでもいいからとにかく『アイドル』を番組で流したい……というのが局側の本音なのでしょう」(同)
元NEWS・手越祐也が、YouTubeで6月に投稿した“歌ってみた”動画も約370万回再生(今月29日現在)を記録するなど、需要は高そうな「アイドル」のカバー。本家による「アイドル」は今年の『NHK紅白歌合戦』の目玉になるのではないか、ともうわさされているが、果たして……。
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