ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Aぇ! group(火曜)、少年忍者(水曜)、Lil かんさい(木曜)、7 MEN 侍(金曜)、美 少年(土曜)、HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、8月17~23日公開の動画を注目度順にチェックします!
Lil かんさい、Aぇ! groupの指示で予告寝起きドッキリに初トライ
8月17日更新の動画は「Lil かんさい【予告寝起きドッキリ】大先輩のあの企画に挑戦!」(再生回数は29日時点で23万台)。今回はLil かんさいの5人が、関西Jr.の先輩であるAぇ! groupが行った「予告寝起きドッキリ」にチャレンジしている。
Aぇ! groupは今年5月9日、8月15日公開分にて、事前に「寝起きドッキリ」を実行すると聞かされた上で、趣向を凝らした“寝起き”を見せる企画に挑戦。今回、Lil かんさいは1カ月ほど前に、Aぇ! groupからメッセージVTR内で企画の“パス”を受けた。
Aぇ! group・福本大晴が「たぶん今誰か、“みんなボケるから、俺は普通に起きよう”みたいなこと考えてると思うけど。ナシです。もう小島(健)さんがやっちゃってる」と注意事項を知らせると、小島も「(大西)風雅は逃げるなっていうのと、(嶋崎)斗亜はやりすぎるな!」と忠告。正門良規は「世に出せる範囲で無茶苦茶していただいて」と後輩たちに期待を込めた。
ハードルの高い企画に尻込みしていたものの、最終的に「楽しみ」「頑張ります」と宣言したLil かんさい。それから約1月後、いよいよ当日の朝がやって来た。トップバッターの大西は、パッと見は普通に寝起きモードだったものの、布団をかぶってモゾモゾした後、真っ黄色の全身タイツで登場した。
以降はトランプを顔に貼り付けるメンバーがいたり、なにわ男子・道枝駿佑らしき人物がホテルの部屋に来たように装う人も。また、4人目はバイオレンスなボケを繰り出し、大西は「怖いって」「謎解きじゃない?」と率直な感想を漏らした。
そして、ラストの人物はなんと、“寝起き”にもかかわらず、◯◯屋を開店。本格的な衣装や小道具を用い、店主になりきる様子はぜひ本編で確かめてほしい。今動画の概要欄には「こんなに厳しいものだとは思いませんでした エグすぎです。でもでも、僕らなりに頑張りました」(原文ママ、以下同)というメンバーのコメントがあり、「やっぱり、Aぇさんの新作が見たいです!見て勉強したいです!第3弾を楽しみにしてます!」と、Aぇ! groupに呼びかけていたのだった。
7 MEN 侍・中村嶺亜&菅田琳寧、Jr.出演の『スマスマ』を振り返る
8月18日アップの動画は「7 MEN 侍【菅田琳寧のこと覚えてる?】結成前の初出しエピソードも!?」(再生回数は29日時点で10万台)。今回は、菅田琳寧との思い出を振り返っていくクイズ「俺のこと覚えてる!? 菅田琳寧編」を行っている。
最初の問題は、定番の「初めて会った場所と交わした言葉は?」で、中村嶺亜はかつて出演したSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の収録を回顧。100人のJr.が大集合し、SMAPに質問をぶつけるというコーナーに参加しており、2010年5月放送の第1回に続き、11年~12年にも同様の企画がオンエアされた。
当時を思い返し、中村は「俺は『スマスマ』の時に(菅田に対して)『うわ……』って言ったの覚えてる」「『やべぇ服着てるな』って思って。なんか、ピンクのズボンはいてなかった? すげぇ派手なズボンはいてたイメージ。たぶん琳寧は、俺はここ(前)にいただけだから覚えてない」と語った。
実際、菅田は「その時はたぶん嶺亜さん(のことを)認識してないかもしれないね」と正直に告白。菅田はジャニーズ事務所に「入りたて」の時期だった一方、入所前の矢花黎は、いち視聴者として番組を楽しんでいたようで、「見てた、見てた」と懐かしそうに話していた。
8月19日公開の動画は「美 少年【大昇’sキッチン~後編~】そうめんでスイーツを…アレンジレシピ!」(再生回数は29日時点で14万台)。前週に続き、岩崎大昇がメンバーにそうめん料理を振る舞う1本だ。
本編の内容を紹介する前に触れておきたいのが、動画のサムネイル画像の“異変”。通常、動画に出演しているメンバーの写真を使いつつ、文字で企画内容などを補足し、どんなことを行っているのかを示すことがほとんどではないだろうか。
しかし、今回は白いお皿に茶色い揚げ物がのっている1枚の写真が使用され、「そうめんスイーツ」「大昇sキッチン」というシンプルなワードが並んでいるのみ。ほかのグループの動画が並ぶ「Jr.チャンネル」の動画一覧を見るとより異様で、とてもジャニーズアイドルが出ている動画とは思えない仕上がりだ。メンバーの顔写真をあえて使わず、視聴者の興味をそそるという作戦なのか……?
ほかに考えられるとすれば、8月15日にSNS上に出回った“シュークリーム投げつけ動画”の影響だろう。これは、那須雄登が楽屋の壁にシュークリームをぶつける場面を収めた映像で、瞬く間に拡散された後、「食べ物を粗末にするな」と大炎上。
18日、ジャニーズ事務所公式サイト上で、那須や動画撮影者である佐藤龍我、別件の流出騒動でファンを悲しませた金指一世の謝罪文が掲載されるほどの事態となった。YouTube動画はファンだけでなく全世界の人が視聴できるコンテンツとあって、タイミング的にも料理動画のサムネイルに、メンバーの姿を挿入することを控えたのかもしれない。
なお、「Jr.チャンネル」公式X(旧Twitter)アカウントの更新報告の引用・リプライ欄などでは、「メンバーが写っていないサムネってありなの?(笑)」「サムネがもう面白い」「おそらく『Jr.チャンネル』史上、サムネが一番シュール」といったツッコミが続出。
動画自体は「料理長」こと岩崎とアシスタント・浮所飛貴のやりとりが中心で、浮所が調理の仕方にちょこちょこ口出しすると、岩崎が「そうやって人のさ、料理にケチつけんのどうなん?」「あくまで応援して!」(2分53秒頃~)と注意。こうした2人の小競り合いが見どころの一本だ。
ちなみに、問題のサムネの一皿は、藤井直樹に向けたスイーツだと判明。食べる前の藤井のリアクションにもぜひ注目してほしい(かわいい)。
HiHi Jetsの動画にSixTONES・京本大我&高地優吾が出演
8月20日に上がったのは、「HiHi Jets【SixTONESさんにご挨拶】そして真夏のゲレンデでスイカ割り」。今回は夏休みのご褒美企画だそうで、撮影時は朝6時30分。進行役の橋本涼は「今からゲレンデのほうに行きます」と告げた上で、「なんとパイセン(先輩)がいらっしゃいます。パイセン、同じ時間に今、ロケしているらしくて……」とアナウンス。
台本にはSixTONES・京本大我と高地優吾の名前が書かれているといい、猪狩蒼弥は「お優しい2人じゃないですか」とついつい本音をポロリ。井上瑞稀が「『優しい2人』って言うと、ほかの4人が怖いみたいになるから(笑)」とフォローするも、「ほか4人はちょっと怖いね」(猪狩)「怖い!」(作間龍斗)との声が上がった。
こうして、一行はYouTube撮影中の京本&高地のもとへ。お互いの企画について話した後、「俺ら今日、8本撮るんですよ」「全オープニングにお二方を入れます、俺ら。不安なんで」(井上)と映像使用の許可を得ていた。
その後、お互いのチャンネルでのコラボレーションを約束して別れると、「カッコいいね」(京本)「華があるね」(高地)と後輩を褒める先輩たち。SixTONESチャンネル用の映像も差し込まれ、京本と高地がドライブに出発しようとするシーンもあった。
一方、HiHi Jetsは神奈川県・新横浜の室内スキー場に到着。真夏にゲレンデでスイカ割りをするという“チグハグさ”がコンセプトの企画を行った。井上&橋本、猪狩&高橋優斗チームが、それぞれ目隠しをしたスイカ割り担当・作間をゴール地点に誘導するまでのタイムを競う。
挑戦者は基本的に声だけで「右」「前」などと手助けするが、その最中に敵チームが作間の行く手を阻む場面も。スイカを割るための棒を遠くに投げるという猪狩と高橋の荒業には驚かされたが、井上と橋本もなかなかえげつないやり方で邪魔していたのだった。
コメント欄を見ると、SixTONESのチャンネルから今動画に飛んできた人も少なくないよう。SixTONESメンバー出演の効果か、再生回数は25日時点で40万台を記録していた。
8月22日に公開されたのは「Aぇ! group【マル秘 ジャニーズWESTさんとコラボ】僕たちのこと…覚えてます?」(再生回数は25日時点で50万台)。関西の先輩・ジャニーズWESTとのコラボ企画で、今回は大阪にある高層ビル・あべのハルカスで収録を行っている。
今動画の前にジャニーズWESTのチャンネルで「【初コラボ!Aぇ! groupとしゃべりまくり】一番オモロいやつは誰だ!?」(17日)が配信されているが、「Jr.チャンネル」では、ジャニーズWESTがAぇ! groupメンバーそれぞれと初めて会った際のエピソードに言及。最初に会った場所と会話をスケッチブックに書き、お互いの記憶を照らし合わせていった。
MCの正門良規が「1人目やっていきたいんですけど。誰からいきますか? Aぇ! groupのメンバー、みんな自信なさそう」と述べると、2009年4月にジャニーズ入りした末澤誠也は「(活動歴が)長いんで、僕は自信ありますね」と名乗り出た。ジャニーズWESTの面々は順調にペンを走らせ、中間淳太の回答は見事に末澤と一致。このままの勢いで正解が続出するかと思いきや……。濵田崇裕が披露したのは、なにわ男子・大橋和也との初対面エピソードだと判明するなど、末澤にとってはガッカリの展開が続いた。
また、藤井流星が末澤と出会ったのは大阪松竹座ではないかと答えるも、末澤は「松竹座……僕、あんま(公演に)出てなかったんでね」とポツリ。重岡大毅は「僕、初めてしゃべったのは大阪城ホールで、振付師さんに、お前、むっちゃ怒られてたな~っていう(記憶がある)」「(末澤が)ドクロか、なんか穴開いたデニムか着てて。なんかわからんけど、めっちゃ怒られてたやん」「それ以降、(末澤を)松竹座であまり見なくなった」と暴露していた。
トークが盛り上がりすぎたのか、クイズ自体は末澤と佐野晶哉のターンのみで終了。今後のコラボも楽しみに待ちたい。
少年忍者メンバー、1~2年目は「全員がライバルだった」と激白
8月23日に上がったのは、「少年忍者【同期会】2018年6月入所7人組で語り尽くした~」(再生回数は29日時点で17万台)。小田将聖、稲葉通陽、鈴木悠仁 、田村海琉、長瀬結星、深田竜生、山井飛翔が登場し、「同期トーク」を繰り広げている。
ジャニーズ入所のきっかけや、お互いの第一印象を思い返していった7人。稲葉いわく、深田は当時「大陰キャ(陰気なキャラクター)」で、コミュニケーション能力に長けた鈴木が架け橋となり、同期との仲を深めていったそうだ。
オーディションについては「結構ピリついてるイメージだった」(稲葉)「俺もそうかも。だって、なんかめっちゃ見られてるしさ」(深田)「緊張というよりマジで怖かった。『もう無理』って感じ。『帰りたい』みたいな。そういう怖さがあった」(田村)と話しており、その場は独特な緊迫感に包まれていたとか。
また、オーディションの時点で鈴木&稲葉、田村&小田が“シンメ”(左右対称のポジション)だったとのこと。どうやら「伝説の振付師さん」が決めたようで、「『ここのシンメは変えないで』って」(田村)言われたという。
このほか、「オーディションでの特技審査」「怖かった先輩」「嫉妬したメンバー」など、踏み込んだテーマにも言及。「1年、2年(目)はさ、結構みんな争っている感じだったじゃん」(稲葉)「そうだよね。全員がライバルだった」(深田)「いなくなっていく人も見てたから。で、やっぱりそういうちょっと一人が飛び抜けると『あっ』ってなる時期だった」(稲葉)と、周りの活躍を受けてナーバスになることもあったのだそう。
さらに長瀬からは「深田がさ、一人だけバンって前にいったじゃん。それは俺、マジで『うわ』って思ったよね」と本音が飛び出した。少年忍者はメンバーが3つのグループに分かれて活動を行うことがあり、深田は同期と離れ、先輩たちの中に混じっていたため、長瀬は悔しさを覚えたのだろう。
「ビックリはなかったけど、俺は『いかれたな』って思った。絶対抜かしてやろうと思ったけど……ちょっともう無理だ」と自虐的な発言も飛び出し、当の深田は「なんでだよ!」とツッコミ。深田は単独でドラマ出演経験もあるため、長瀬は「こいつはだって、個人の仕事もレベルちげー!」と思いの丈をぶちまけた。
なお、今動画では、普段、大人数の動画では口数が少なく、どちらかと言えばかしこまったしゃべり方の田村もリラックスムードで会話に参加。今だからこそ語れるエピソードもあり、出演メンバーのファンなら大満足の内容だろう。
Deprecated: trim(): Passing null to parameter #1 ($string) of type string is deprecated in /home/kusanagi/hanzaijp/DocumentRoot/wp-content/plugins/feedwordpress/feedwordpress.php on line 2107