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【ネイリスト直伝】初心者でも失敗しない「フットネイル」のやり方! ダイソー商品でも仕上がり激変

ByAdmin

8月 30, 2023 #トレンド, #ネイル

 厳しい残暑が続く中、まだまだサンダルが活躍しそうですよね。サンダルを履く時に気になるのは足の爪! フットネイルはしたいけど、暑い季節にサロンで足を触られるのはちょっと……と躊躇している方も多いのでは。私の知人は、人に足を触られるのが苦手なので自宅でセルフフットネイルを楽しんでいるようです。

 そこで今回は、ネイリストの筆者が、知人のAさんにアドバイスをする形で、どうすれば失敗せずにフットネイルができるのかを解説していきます。レクチャーを受ける前と後で、フットネイルの仕上がりはどう変わるのか? ビフォーアフター写真も大公開しますよ!

ネイリストが、セルフフットネイル初心者の施術をチェック!

 サンダルを履くから素の爪のままでいるのは物足りない、でもフットネイルはハンドネイルほど他人の目には入らないから、とりあえず塗れていればOK――そんなふうに思っている方はいませんか?

 知人のAさんも、「足の爪に色がついていればいい」くらいの感覚で、100均のジェルでフットネイルをしています。今は100均でも、さまざまなカラージェルが販売されているので、季節を問わずフットネイルが楽しめますよね。

 それでは、「塗れていればいい」と思っているAさんは、どのようにフットネイルをしているのでしょうか。実際に片足をいつも通り施術してもらいました!

 Aさんが自宅から持ってきてくれたジェルネイル一式はこちら。

ダイソーで購入した

◎ベースジェル
◎カラージェル
◎トップコート
◎UV/LEDライト

です。

 今回は秋を先取りし、カラージェルはブルーグレーを選択。青みがかったグレーで今の季節にぴったりです。

 足の指の間に挟んで、爪同士がぶつからないようにするセパレーターは、普段ティッシュで代用しているとのこと。今回は私が使用しているものを貸しました。

 セパレーターをはめて準備ができたところで、まずは油分と水分を除去するために、エタノールで爪の表面の拭き取りから行います。

 次に、ベースジェルを塗布。Aさんは自分で足に触れるのもくすぐったいようで、片手でさっと塗っています。

 5本塗れたらライトの電源を長押しし、1分間硬化。一応全ての爪がライトに当たっているようには見えます。

 ライトが止まったら、次はカラージェルを塗布。カラージェルもベースジェル同様、ムラなども気にせず片手でスピーディーに塗っています。皮膚についても気にしていない様子でした。

 5本の爪が塗れたら先ほど同様、1分間硬化。硬化後、もう一度カラージェルを塗ります。

 2度目のカラージェルも硬化したら、次はトップコート。

 トップコートもベースジェル、カラージェル同様に片手でさっと塗っています。

 トップコートも1分間硬化したら、これにて片足のフットネイルが完成です。

初心者のセルフフットネイル、プロが気になったポイントは?

 Aさんのセルフフットネイルの仕上がりを見ていきましょう。

 片手でさっと塗っていたため、特に根本の皮膚にジェルが付いています。このままではジェルアレルギーの原因にもなりかねないので心配。また、小指や親指はまだ完全に硬化できていないので、しっかり爪がライトに当たっていなかったのだと思います。

 以下に、気になる箇所をまとめてみました。

(1)爪の長さを整える以外、甘皮処理などをしていない
(2)はみ出したり、皮膚についたジェルがそのままになっている
(3)ライトがしっかり当たっていない(硬化できていない)

 油分と水分は除去できていたので、上記のポイントを改善できるようにレクチャーしていきます!

 上手にフットネイルをするポイントは、使うジェルではなく施術の仕方。ネイルサロンへ行かなくても綺麗なフットネイルができるようにポイントを解説します!

 Aさんには、筆者のレクチャーを受け、先ほどとは反対の足にネイルをしてもらうことに。

 1つめのポイントは「爪表面の甘皮処理をしっかりすること」!

 フットネイルは、ハンドネイルと同じように事前の処理が大切。甘皮の処理や油分、水分の除去がしっかりできていなければもちが悪くなったり、アレルギーの原因にもなります。

 足は手の爪以上に甘皮がしっかりついていることが多いので、ネイルをする前にしっかり処理をしましょう!

 タイミングは、お風呂上りがおすすめ。無理に甘皮を押し上げると、爪表面を傷つけたり、皮膚を痛める可能性がありますが、お風呂上がりだと、甘皮がちょうどいい具合に柔らかくなるので処理しやすいのです。

 使用するのはプッシャーですが、指にガーゼを巻いても甘皮処理はできます。プッシャーは100均でも販売しているので、ぜひ準備してみてください。

 爪表面の甘皮を押し上げた時に甘皮がたくさんあれば、ガーゼでくるくると取り除きます。

 甘皮の処理ができたら、スポンジファイルで爪表面のツヤを取ります。「ノンサンディングジェル」など、使用するアイテムによっては必要ないこともありますので購入したジェルを確認しましょう。Aさんが持参した100均のジェルは必要なかったので、今回は省きます。

 これで爪表面の甘皮処理ができました。

 セルフネイルでも、爪表面の甘皮の処理は最低限行うとよいでしょう。

 爪表面の甘皮処理ができたら、エタノールなどを使用して先ほど同様、油分と水分を除去します。特にお風呂上がりにネイルをする場合は、水分を多く含んでいるので、もちを良くするためにも、しっかり水分を除去するとよいでしょう。

 油分と水分が除去できたらベースジェルから塗っていきます。ここで2つめのポイント、それは「塗り方を工夫する」ことです!

 フットネイルはハンドネイルと異なり、「利き手ではない手で塗る時、やりにくい」ということはないのですが、足だからこその塗りづらさがあります。特に根本は見えづらいため、はみ出して皮膚についたりすることも多いと思います。Aさんも根本にジェルがたくさんついていました。

 このような場合、塗る箇所によって筆を使い分けるとよいでしょう。まずベースジェルを塗る前に、しっかりと筆をジェルボトルのふちでしごき、量を調整します。

 ジェルが多く筆についていると皮膚に流れやすくなるので、一度に塗りやすい量を取るようにします。ジェルが適量取れたら、爪の3分の2あたりから爪先までを先に塗布。

 爪先まで綺麗に塗れたら、ベースジェルをアルミホイルやパレットに出し、細い筆にジェルをつけて根本を塗ります。こうした工夫により、皮膚の近くの根本も、はみ出しづらく綺麗に塗ることができますよ。

 最後に爪の断面も皮膚を抑えながら塗っておきましょう。このひと手間が、爪先からのジェルの浮きを防ぎます。

 万が一、ジェルが爪からはみ出た際はウッドスティックで硬化をする前に取り除きましょう。

 小指までベースジェルが綺麗に塗れたら、ライトへ入れ1分間硬化。

 ベースジェルが硬化できれば、同じようにカラージェルを塗ります。この時も筆はふちでしごいて、ジェルの量を調整し、根本は細い筆を使うと塗りやすいでしょう。

 カラージェルは二度塗りするとムラになりにくく、均一に塗れます。一回一回硬化し、綺麗に塗り終えたらトップコートを同じように塗って、硬化してください。

 それではトップコート硬化後を見てみましょう。

 いかがでしょう。根本を細い筆で塗り、はみ出した箇所は硬化前に取り除いたことで、皮膚にジェルがつくとなく仕上がりました。

 爪表面の甘皮処理をしっかりし、塗り方も工夫したら、最後のポイントは「UV/LEDライトにしっかり当てる」。

 Aさんの施術を見ていた時、ライトは全体的に当たっているように見えましたが、実際は親指や小指は硬化しきれていませんでした。100均のライトは上からしかライトが当たらないことが原因でしょう。

 使用するライトの特徴を理解することもネイルをする上では大切です。もし硬化ができていない爪があれば、ライトを当てる角度を変えて、全ての爪をしっかり硬化しましょう。

 上手にフットネイルができるようになったら、かわいいデザインのネイルをしたくなりますよね。ただ、「どうすればいいのかわからない」「初心者には難しいんじゃない?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 しかし、本格的な絵を描いたり、グラデーションをしたりなど、難しいデザインをしなくても、簡単にかわいいネイルアートをすることができますよ!

 今回は、100均で購入できるようなアイテムを使って、Aさんにネイルアートにもチャレンジしてもらいました。

 まず簡単にできるアートの1つめは、ネイルシールを使うこと。貼るだけでかわいくオシャレに仕上がるので便利です! 100均にもたくさんのネイルシールが販売されています。Aさんは両足の親指にネイルシールを貼りました。

 2つめの簡単なアートはラメを使うこと。ラメはシールより豊富な種類が販売されていますので手に入りやすく、いろいろな使い方ができますよ。

 Aさんはラメを爪先に少し重ねて塗りました。全体にラメを塗るのもかわいいですし、写真のように爪先など一部にラメを塗るのもオシャレです。

 いかがでしょうか。シールを貼った親指はポップでかわいいデザインに、ラメを塗った爪は大人っぽい秋らしいデザインになりました。このようにセルフネイルでもシールやラメを使うと簡単にネイルアートが楽しめます!

100均のジェルでも、上手にフットネイルを仕上げられる!

 100均のジェルでも最低限3つのポイントを意識すれば、自宅でも上手にフットネイルを仕上げることができました。

 仕事柄、手にはネイルができなくても、足元はネイルを楽しめるという方も多いと思います。セルフネイルを極めて、季節関係なくフットネイルを楽しんでみては?

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