9月7日、ジャニーズ事務所が故・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題をめぐり会見を開催。東山紀之新社長、藤島ジュリー景子前社長、ジャニーズアイランド社長でもある20th Century・井ノ原快彦が出席。東山は、社長就任に伴い、年内でタレント業を引退すると発表した。
会見で東山は、「喜多川氏の性加害を認め、ここで謝罪させていただきます。私は年内をもって表舞台から引退し、失った信頼を取り戻すべく、今後は人生、命を懸けてこの問題に取り組んでいく覚悟です」と決意を表明。「(3カ月前に)ファンクラブも立ち上げてたんですが、皆さんに最後ごあいさつをさせてほしい」と、ファンに理解を求めた。
さらに、東山は今後の被害者への対応について「今回は法を超えて、救済、補償というものが必要だなと思っています」と語った上で、「“夢や希望を握り潰された彼ら”と“夢を諦めた僕”とで、しっかり対話をするということがいいのかなと思います」と発言。
ネット上では、この「夢を諦めた僕」というフレーズに反応する人が続出。「こういう会見で『夢を諦めた僕』とか個人的なこと言わないほうがいい。被害者モードだと誤解される」と否定的な意見がある一方で、一部の東山ファンからは「私たちファンは『夢を諦めた僕』という彼の言葉を聞き逃せない。ヒガシが表現者としてステージに立ち続けることは、ファンの夢でもあった。ヒガシに夢を諦めさせたジャニーさんを許せない」と悲痛の声も散見される。
東山紀之、『刑事7人』はSeason9でシリーズ終了?
なお、東山が約6年間にわたってメインキャスターを務めた大型ニュース情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)は、「平等性を持たないといけない」(東山)との理由で3日の放送をもって降板。
一方、ドキュメンタリー番組『バース・デイ』(TBS系)は8日、番組公式サイトで「ナビゲーターの東山紀之さんは、所属事務所の社長に就任したのを機に、番組への出演を終了することになりました」と発表。東山は前身番組『ZONE』から数えると、実に約23年間にわたって司会およびナビゲーターを務めた。
「東山は、10月8日に開幕する舞台『チョコレートドーナツ』の再演を控えているほか、12月21~26日には大阪と東京でディナーショーを開催予定。ファンの前に立つのは、ここが最後となりそうです。また、15年から毎年放送されている東山主演連続ドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)は6~8月にSeason9が放送されたばかりですが、シリーズ終了か否か気になるところ」(芸能記者)
『刑事7人』東山紀之演じる天樹は、最終回で刑事を辞める展開に
Season2~8が世帯平均視聴率の全話平均で2ケタを記録するなど、高視聴率を誇ってきた『刑事7人』シリーズ。Season9の第1話(6月7日放送)では、東山演じる刑事・天樹が日記に「刑事をやめようと思っている」とつづる衝撃的なシーンからスタート。
そして最終回(8月9日放送)の終盤では、「天樹さんは刑事を辞め、僕らの前から姿を消した」という野々村拓海刑事(白洲迅)のナレーションが流れ、田舎暮らしに転じてクワで畑を耕す天樹が登場。「刑事ではなくなった自分……。一体どんな人生が待っているのだろう。今は皆目見当がつかない。ひとまず、あの男に会ってみよう」と記された天樹の日記が映り、顔の見えない“スーツ姿の男”が天樹の前に登場し、同シーズンが終了した。
「放送時、主人公が退職するというラストに、視聴者は騒然。『別のジャニーズ俳優に主演交代か?』『劇場版でシリーズ終了のパターン?』とさまざまな臆測を呼びました。今回の東山のタレント業引退発表に伴い、ネット上では新たな主演俳優を予想する人も見られ、ジャニーズの後輩である木村拓哉や岡田准一らの名前が挙がっています」(同)
まるで、東山の“タレント業引退”を予見していたかのような終わり方であった『刑事7人』。東山の“一身上の都合”によりシリーズ終了となってしまうのか、それともほかのジャニーズ俳優が主演を引き継ぐのだろうか。