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東山紀之、「忖度必要ない」発言で『Mステ』どうなる? NHK『紅白』は2枠に激減の可能性も

 9月7日、ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題をめぐる会見に、東山紀之新社長、藤島ジュリー景子前社長、ジャニーズアイランド・井ノ原快彦社長が出席。4時間以上にわたる会見の中で、音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系/以下、『Mステ』)の“ジャニーズ忖度”について触れる場面があった。

 質疑応答では、ある記者がジャニーズ事務所の“圧力”により、競合グループにあたるDa-iCE、JO1、INI、BE:FIRST、過去にはDA PUMPやw-inds.らが『Mステ』に出演できなかったケースを列挙。

 加えて、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」が地上波に復帰するまでに何年もかかったことや、ジャニーズ事務所から“TOBE”に移籍したタレントの地上波出演の有無にも触れつつ、「こうした忖度はまだ続いたほうが良いと考えるか?」と質問した。

 これに対し、東山は「必要ないと思います」と明言し、「ファンの人たちがいてこそなので、これは忖度とかそういうの関係なく、公平に行くべき」とコメント。

井ノ原快彦が“ジャニーズ忖度”に私見「なくすのは大変」

 一方、井ノ原は「『ジャニーさん、メリーさんがこう言ってたから』っていう、昔のタイプのスタッフがいたのも事実」と内部の問題を明かした上で、「忖度って日本にはびこってるから、それをなくすのは大変です。一緒に考えていく問題でもあると思います」と、すぐになくすのは難しいとの私見を示した。

 また、この日はジュリー氏に対して、元名誉会長の故・メリー喜多川氏(21年に死去)が「ほかのグループの出演を止めようとする様子を見聞きしたことはあるか?」と質問が投げかけられる場面も。

 これに対し、ジュリー氏は「ありません」「メリーが“誰々を出すな”といった話を、私が直接聞いたということはありません」と否定した。

 1986年にスタートした『Mステ』は、光GENJIの出演で視聴率が上昇したことをきっかけに、90年代以降にはジャニーズ所属アイドルがレギュラー化。毎回必ず1組以上のジャニーズアイドルが出演することから、視聴者の間でも「ジャニーズ枠がある」と認識されていた。

『Mステ』、“ジャニーズ忖度”なくなる前に「終了」も?

「『Mステ』は、いまだにJO1やINI、BE:FIRST、Da-iCEといった人気男性グループや、ジャニーズ事務所を退所したアーティストが出られない状況が続いている。ただ、東山新社長が『忖度は必要ない』と明言した以上、目に見える変化がないとテレ朝に批判的な声が飛び交いそう」(芸能記者)

 ただ、“辞めジャニ”の出演が実現する前に、『Mステ』自体が終了する可能性もある。

 というのも、8月13日付のニュースサイト「文春オンライン」は、司会のタモリが「いま終活中なんだよ」と周囲に漏らしていたと報道。3月で終了した同局『タモリ倶楽部』も、本人から申し出があったと伝えている。

「タモリの現在のレギュラーは『ブラタモリ』(NHK)と『Mステ』の2本。自宅で妻の介護に尽力しているとの報道もあり、特に『Mステ』の降板は時間の問題といえる。それに加え、今回の会見で『Mステ』とジャニーズ事務所の癒着問題が注目されたため、“タモリの降板”を大義名分として打ち切る可能性もありそうです」(同)

 また、『NHK紅白歌合戦』のジャニーズ枠も注目されている。2000年以降、同ジャニーズ枠はTOKIOのみ、もしくはSMAPを加えた1~2枠であったが、09年に嵐とNYC boysを加えた4枠に増加。12年に5枠、14年に6枠と増え、近年は5~6枠が定着している。

 なお、NHKは今回の会見を受け、「ジャニーズ事務所に所属するタレントの起用についても見直すべきだとのご指摘を受けています。NHKでは、出演者の起用については、番組の内容や演出に合わせて、ふさわしい人を選定してきましたが、今後は、所属事務所の人権を尊重する姿勢なども考慮して、出演者の起用を検討したいと考えております」とのコメントを発表している。

「今年、NHK大河ドラマ『どうする家康』主演の嵐・松本潤が『紅白』の審査員席に座るのは既定路線ですが、出場枠としては00年代まで長らく続いた2枠に戻される可能性もありそうです」(同)

 疑問の声が上がりながらも、長らく存在し続けてきた『Mステ』や『紅白』のジャニーズ枠。今年は目に見える変化があるだろうか。

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