ジャニーズ事務所が新体制を報告した9月7日の会見以降、所属タレントをCMに起用しているスポンサー企業が続々とコメントを発表。
複数のジャニーズタレントを起用しているキリンホールディングスが「現在起用しているタレントの契約満了をもって今後起用しない」と“絶縁”を宣言する一方で、Snow Man・岩本照、ラウール、佐久間大介がCMに出演中のモスフードサービスは“継続して起用する方針”であることを明らかにするなど、その判断は企業によってさまざまだ。
一方、一部スポンサー企業から、事務所を介さずにタレントと直接契約を結べるよう提言する動きも見られると、一部スポーツが報道。これに「そうなったら、うれしい!」と希望を見いだすジャニーズファンも少なくない。
そこで「サイゾーウーマン」では、9月11日時点のCM契約社数をアーティスト別にランキング形式で紹介する。
トップはSnow Manも、目黒蓮の「午後の紅茶」は契約満了で終了
トップはSnow Manで、契約社数は16社。グループとしての契約は4社で、メンバーごとの個人契約では4社の目黒蓮が最も多い。
ただ、前出の通りキリンが絶縁を宣言したため、目黒が6月よりイメージキャラクターを務めるキリンビバレッジ「午後の紅茶」は、契約満了をもって終了となる模様。
この事態を受け、ネット上ではショックを受けるSnow Manファンが続出しており、中には企業に憤る人も散見される。
TOKIO、“福島PR事業”はどうなる?
2位はTOKIO、Sexy Zoneで、ともに11社と契約。
TOKIOは、2012年7月より福島県「県産農林水産物PR事業」のイメージキャラクターを務めており、福島県庁内には「TOKIO課」なる部署まで設置されている。そのため、「企業が厳しい判断をする中、福島は公共事業でTOKIOを起用し続けるのか?」と気になっているネットユーザーも多いようだ。
Sexy Zoneは、衣料品販売店「AOKI」などのCMに出演。全国の店頭では、路面に向けてブラックフォーマルスタイルのメンバーの巨大ポスターが飾られているが、今月7日の会見以降、SNS上ではファンから「AOKIさん、今日もSexy Zoneのポスター出してる」といった報告が続出。いつ撤去されてもおかしくない状況だけに、ファンもヒヤヒヤしているのだろう。
なにわ男子、ローソン「クリスマスキャンペーン」はどうなる?
4位は、10社と契約しているなにわ男子。なお、森永製菓は「ハイチュウシリーズ」のCMにグループを、また「カレ・ド・ショコラ」のイメージキャラクターに大橋和也を起用している。
加えて、コンビニチェーン「ローソン」は、昨年のクリスマスキャンペーンの広告になにわ男子を起用していたが、今年の同キャンペーンキャラクターについては未発表(11日現在)。「ローソン」は、ラジオ番組『藤原丈一郎のなにわんだふるラジオ supported by ローソン』(FM大阪)のスポンサーでもあるが、果たしてどうなるか……。
木村拓哉「show must go on!」投稿削除も……CMに影響?
5位は、9社の岡田准一と木村拓哉。岡田は生田斗真とともに「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」のCMに出演中だが、アサヒグループホールディングスは「今現行の契約はそれらの満了をもって解除します」とコメントしている。
なお、同社は岡田と生田以外にも、「三ツ矢サイダー」で嵐の相葉雅紀と櫻井翔、「クリアアサヒ」で「ジャにのちゃんねる」メンバー(嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey!Say!JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨)を起用しており、ジャニーズ事務所にとっては大きな痛手となりそうだ。
また、東山紀之新社長が故・ジャニー喜多川氏の性加害に関して「鬼畜の所業」「(ジャニー氏に)愛情はない」と言い放った7日、木村は自身のインスタグラムで、ジャニー氏のモットーである「show must go on!」(幕が上がったら、何があっても最後まで続けなくてはならない)と投稿。
案の定、「会社が“脱ジャニー氏”を図ろうとしてる時に、キムタクは何を考えているのか」とその空気の読めなさに批判が噴出。9日までに同投稿を削除した木村だが、現在、契約している「日本マクドナルド」「日産自動車」といった世界的企業がこれを問題視する可能性もありそうだ。
「嵐ジェット」のJALも「適切な対応がとられるまで起用しない」と決定
それぞれがソロ活動中の嵐は、8社と契約中の二宮が7位、7社の相葉と櫻井が10位、5社の松本潤が15位にランクインしている。
しかし、相葉と契約している東京海上日動火災保険は、“契約更新しない”と決定。櫻井と松本を起用する日本航空(JAL)は、「適切な対応がとられることを確認するまで、広告に起用しない」として、すでに2人が出演する広告の露出を行っていない。
10年から長らく嵐メンバーを起用してきたJALは、嵐の5人を機体に描いた「嵐ジェット」を国内線やハワイ便として運用。これに乗って旅の思い出を作ったファンも多いだけに、ネット上では「本当に悲しい……」と悲痛の声も目立つ。
まるでドミノのように広告業界の“ジャニーズ離れ”が進んでいるが、以下のランキングが今後どう変わっていくのか、激動のジャニーズ事務所を注視していきたい。
1位 Snow Man(16社)
2位 TOKIO(11社)
Sexy Zone(11社)
4位 なにわ男子(10社)
5位 岡田准一(9社)
木村拓哉(9社)
7位 二宮和也(8社)
Hey!Say!JUMP(8社)
SixTONES(8社 ※内、CMソング1社)
10位 相葉雅紀(7社)
櫻井翔(7社)
関ジャニ∞(7社)
13位 Kis-My-Ft2(6社)
ジャニーズWEST(6社 ※内、CMソング1社)
15位 松本潤(5社)
16位 生田斗真(4社)
KAT-TUN(4社)
18位 Travis Japan(3社)
20th Century(3社)
20位 KinKi Kids(2社)
風間俊介(2社)
22位 NEWS(1社)
King&Prince(1社)
岸優太(1社)
※契約社数はジャニーズ公式サイトより。ジャニーズJr.は除く。契約社数はメンバーの個人契約含む。活動休止中の嵐は個人としてカウント。Sexy Zoneの「ジャニーズショップアンバサダー」は除く。