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アシュトン・カッチャー夫妻、友人がレイプ有罪で大炎上! 「被害者にさらなるトラウマを与えるためではない」弁明の背景は?

ByAdmin

9月 13, 2023 #海外

 児童性的虐待撲滅活動をしているアシュトン・カッチャーが、レイプ被害者にさらなる苦痛を与えたとして大炎上している。アシュトンは妻ミラ・クニスと共に、出世作であるコメディ番組『ザット’70sショー』の共演者でレイプ罪に問われていたダニー・マスターソンについて「いかに善人か」をしたためた証言書を裁判所に提出。批判を受けてすぐに弁明動画を出したものの、ネット上で大炎上が続いている。

 1998年から2006年に放送され、若い世代を中心に大ヒットしたコメディ番組『ザット’70sショー』で、アシュトン、ミラと共に主要キャラクターを演じ人気を博したダニー。同番組の共演者たちは仲が良いことで知られ、今年1月にNetflixで配信されたスピンオフにはオリジナルキャストが集結。しかし、そこにダニーの姿はなかった。20年に3人の女性から「20年前に、薬を盛られレイプされた」と訴えられ、その後、逮捕・起訴されていたからだ。

 17年にも複数の女性から「薬物の入ったドリンクを飲まされ、レイプされた」と告発されたダニー。そのうち、証拠を提示できる3人に告訴された。被害者らは、ダニーが信仰する新興宗教サイエントロジーの内部で事件が起きたが、ハリウッドで成功を収め、サイエントロジーのエースであるダニーを告発するなどとんでもないという雰囲気だったため、これまで表沙汰にすることができなかったと主張。今月7日、ダニーは2件のレイプ罪で有罪判決を受け、懲役30年〜終身刑を言い渡された。

 裁判中、このダニーがいかに善良で、周囲に良い影響を与える人物かを訴える証言書をアシュトンとミラが裁判官に提出していたことが発覚。これは「キャラクター証言」といい、被告の弁護士が被告の友人や同僚らに頼み、裁判で「被告はとても良い人」と証言してもらうことをいう。問われているような罪を犯すような人ではないと印象づけることが狙いで、弁護士も無罪を主張しやすくなる。

 アシュトンはこのキャラクター証言書で、「彼からはポジティブな影響しか受けてない」「彼のおかげで薬物に溺れやすいハリウッド・ライフに染まらずに済んだ」とダニーを称賛。ピザ店で彼氏に怒鳴られている見ず知らずの女性を助けたこともあると証言し、「彼の娘たちが父親なしで育つことがあってはならない」と減刑を求めるような言葉をつづった。

 ミラも「彼の人生に関われたことは大変光栄なこと」だと書き、「父親として夫として最高の人物」だと称賛。こうした内容が報じられると、ネットはたちまち炎上した。

 一男一女の父親であるアシュトンは、「自分の子どもと同じ年頃の子どもたちがレイプされている現実を看過できない」と児童性的虐待を撲滅するための組織「Thorn」を立ち上げ、上院外交委員会に出席して涙ながらに訴えたり、資金集めのためにニューヨークマラソンに参加したりしてきた。

 しかし一方で、自分の友人がレイプで訴えられると被害者そっちのけで「彼はいい人だから」とかばうような文章を裁判官に向けて書いていたことが判明し、ネット上は「偽善者もいいとこ」など大バッシングで埋め尽くされた。

アシュトン「被害者にトラウマを与えるために書いたわけではない」と弁明

 ダニーは、11年にサイエントロジー信者仲間である女優のビジュー・フィリップスと結婚。ビジューも、17年に映画『BULLY ブリー』(01)で共演したダニエル・フランゼーゼから、「撮影中にぽっちゃり体形や同性愛者であることをバカされるなどのハラスメントを受け、身体的暴力まで振るわれた」と告発され、謝罪した過去を持っている。

 アシュトンとミラにキャラクター証言書を頼んだ「ダニーの家族」はビジューである可能性が高く、ネット上では「そんな人」から引き受けたこと自体が信じられないという声が噴出。アシュトンが自身の児童性詐取撲滅活動に影響が出ると考えずにキャラクター証言するとは考えにくいため、サイエントロジーの圧力があったのではないかという臆測も流れている。

 ダニーを告訴した被害者のひとりも、2人のキャラクター証言書は「不快感しか覚えない」とSNSに吐露。ネット上では、アシュトンとミラが被害者にトラウマを与えたと批判が続出した。

 この大炎上を受け、2人はインスタグラムに弁明動画を投稿。アシュトンは、「ダニー・マスターソンのために書いたキャラクター証言により引き起こされた痛みを認識しています」「ダニーの家族から頼まれて、自分たちが知っている彼について書いたもの」「裁判官に向けて書いたものであり、被害者の証言を否定したり、これ以上のトラウマを与えるために書いたものではない」と説明。

 ミラは「私たちは被害者をサポートしています。これまでもしてきましたし、これからも、活動を通してそうしてきました」と主張。「私たちの心は、性的暴行や性的虐待、レイプ被害者と共にある」と明言した。

 比較的早く謝罪を兼ねた弁明動画を出した2人だが、女優のクリスティーナ・リッチが「素晴らしいと思っている人でも、捕食者や虐待者になる可能性はある」「そういう人物を私はたくさん知っている。身をもってわかっている。被害者を信じてほしい。名乗り出ることは簡単なことではない。有罪判決を勝ち取ることも簡単なことではないのだから」と2人を批判するコメントを出すなど、炎上は続いている。

アシュトン、元妻デミ・ムーアの発言も掘り起こされる

 渦中のアシュトンは、元妻デミ・ムーアからも、離婚は彼の度重なる浮気が原因だったと暴露されている。デミは19年に出版した自伝本に、アシュトンに「3Pしたい」と言われ従ったことや、Google アラートの通知で彼の浮気ニュースを知ったことなどを赤裸々に書き、鎮痛剤依存も彼との関係に悩んだからだとまで激白。「好青年キャラだったのに、こんなクズだったなんて!」と、さらなる大バッシングを受けた。

 ミラは5年前に受けたインタビューで、アシュトンとはもともとセフレの関係にあったことを告白しており、2人は「性に奔放で、想像以上のヤリチン、ヤリマン」だとネット上で陰口を叩かれた。今回、このことが掘り起され、「性にだらしないから、ダニーがやったことも大したことないとか思ってそう」などと批判は増す一方だ。

 アシュトンとミラ以外の『ザット’70sショー』共演者も、キャラクター証言書を提出していることが明らかになっており、「レイプ加害者として何人もの女性から訴えられている人物なんて、『もう友達じゃない』って断れるでしょ」と、身内をかばい合うようなハリウッドの異様な体質を批判する声も。

 一方で、今後サイエントロジー内部で起きた性犯罪事件が次々と告発されるのではないかとも注目が集まっている。

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