9月7日に記者会見を実施し、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)による“性加害”の事実を認めたジャニーズ事務所。会見終了後、元SMAP・木村拓哉は自身のインスタグラムを更新し、敬礼ポーズをした顔のアップ写真を投稿した上で、「show must go on!」(原文ママ、以下同)とコメント。批判が続出した結果、当該のポストを削除するに至った。
会見の中で、ジュリー氏は「ジャニーズ事務所といたしましても、私・藤島ジュリー景子個人といたしましても、ジャニー喜多川に性加害があったと認識しております」と発言し、正式に謝罪。経営責任を取る形で代表取締役社長を辞任し、9月5日付で少年隊・東山紀之が新社長に就任した。なお、本格的な新体制のスタートは10月からで、陣容の発表は同1日に行う予定だと説明。一方、「ジャニーズ」の名が入った社名は変更せずに続けていくことなども明らかにしたが、会見を受けて世間からはシビアな声が噴出している。
「そんな中、木村は少しカッコつけた“ドヤ顔”の自撮り写真とともに『show must go on!』とアピール。これは、生前のジャニー氏が大事にしていた言葉で、舞台の世界では『何があってもショーを続けなければならない』といった意味。木村としてはいち所属タレントとして前向きなメッセージを発信し、決意表明したかったのだと思いますが、このタイミングでジャニー氏の“名言”ともいえるワードを使ったことに、ネット上を中心に疑問の声が続出しました」(ジャニーズに詳しい記者)
木村拓哉、インスタ投稿を“サイレント削除”
SNS上では「木村拓哉は、事の重大さと被害者の気持ちを何もわかってない」「木村さんには失望した。今、『show must go on』って言っちゃうの?」「この期に及んで、ジャニーさんが言い続けていた言葉をインスタで発するのはヤバすぎる」「キムタクってこんなに勘の悪いイタい人だったの?」「SMAPが好きだったからこそ、自分の中でショックが大きい。インスタのフォローはやめた」など否定的な意見が多く寄せられた。
「こうした世間のネガティブな反応を把握したのか、木村は9月11日までに当該投稿を取り下げました。現時点で特に謝罪や説明の言葉などはなく、しれっと取り下げた形で、その後も通常通り、愛犬との写真や自身の写真などを投稿しています」(同)
この“サイレント削除”についても、「例のインスタ、消したんだ。やっぱり今の木村拓哉は全然カッコよくない」「誰かに指摘されたんだろうね。50歳のいい大人が投稿する言葉ではなかった。恥ずかしい」「消すくらいなら、初めから投稿しなければよかったのに。反感を買うことが想像できなかったのかな?」「こっそり消去はダサすぎる」と失望するコメントが相次いでいる。
今回の一件は被害者が存在する大きな社会問題となっている。今後も現役タレントは細心の注意を払って言及すべきだろう。