今年4月からスタートした情報番組『DayDay.』だが、テレビ業界ではMCの南海キャンディーズ・山里亮太に“不要論”が噴出しているという。
「なぜなら、もう1人のMCである元NHKアナウンサー・武田真一だけで事足りているからです。例えば9月12日放送の同番組では、冒頭、電動キックスケーターの危険走行について放送。武田が交通ルールを解説し、その後、山里が私見を一言述べて日替わりのコメンテーター(曜日メンバー)に話を振りましたが、この程度であれば武田1人で十分番組は回るのでは」(テレビ業界関係者)
もともと、番組のキャッチコピーは「スマホ片手におしゃべり感覚で見られる爽快・情報エンタメトークショーです!!」で、前番組であった『スッキリ』打ち切りの遠因も、事件・事故・スキャンダルを扱う“ワイドショー”からの脱却だった。『DayDay.』も最初こそはバラエティ要素が強かったが、次第に歌舞伎役者・市川猿之助容疑者の逮捕や、ジャニーズ事務所創業者・ジャニーズ喜多川氏の性加害問題も取り扱うようになっていった。
山里亮太、『DayDay.』内での発言がたびたび物議
山里は今までそうしたニュースについてコメントするような仕事をしてこなかったこともあってか、たびたび発言がネット上で物議を醸している。これも、不要論が噴出した一因のようだ。
「猿之助容疑者が母親の自殺ほう助の容疑で逮捕された際、山里は『法律で決まったこと……法が裁くこと以外は何も勝手なこと言うべきじゃない』と持論を展開。ネット上では、『だったら番組で扱うな』『それならワイドショー自体いらないじゃん』といったブーイングが飛び交いました」(同)
また8月の放送では、ジャニー氏の性加害問題に対して、「今、本当に頑張っているアーティストの方々が傷つかないようにしていただければなあと思いますし、ジャニーズの件だけではなく、性の被害を受けていて、声を上げられない方がこの転換点をキッカケに声を上げて、1人でも傷つく人が減るキッカケになったらいい」とコメント。SNS上では「被害者より現役ジャニーズタレントを守れってこと?」などといった批判も見られた。
こうした事態を受けてか、山里は最近、「自分で事前に書いたメモに視線を落として話しているようだ」(同)とのこと。
「平野ノラや安めぐみ、キンタロー。といったママタレントが悩みを打ち明けるコーナーや、後半のエンタメ情報コーナーではさすがの回しを見せていますが、いかんせん全体を通して武田の番組という印象が強い。山里自身のイメージは悪くないのですが、ただそれが視聴率にプラスに働いているかというと、そこまでには至っていない状況です」(同)
なお、11日放送の第1部(9時から10時25分まで)の視聴率は個人1.7%、世帯3.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。2部(10時25分から11時10分まで)は個人1.4%、世帯2.7%となっている。ライバルとなる番組は『めざまし8』(フジテレビ系)は、同日は個人2.5%、世帯4.4%であり、『DayDay.』が敗北している。
果たして山里は、同番組の中で自らの役割を見いだし、視聴率アップにつなげることができるのだろうか。