9月16日に閉会式を迎えた、ヘンリー王子が設立した傷病退役軍人のための国際スポーツ大会『インヴィクタス・ゲーム』が炎上している。
メーガン夫人について「退役軍人に対する敬意が感じられない」「障がい者への思いやりがない」という批判に加え、そんな夫人を「たしなめない」ヘンリー王子も叩かれ、「今年度は4億世帯が視聴した」とのインヴィクタス・ゲーム基金の発表も「あからさまに盛っている」といったバッシングが噴出しており、ネット上はお祭り騒ぎとなっているのだ。
ドイツ・デュッセルドルフで開催された今年度の『インヴィクタス・ゲーム』に、9日の開会式から16日の閉会式まで の全日程を通して出席したヘンリー王子。閉会式ではドイツ語でスピーチを 行うなど熱心に取り組む王子に、会場からは大きな拍手が送られた。
12日から出席したメーガン夫人は閉会式でのスピーチこそしなかったものの、アメリカのブランド「カルトガイア」のピーコックブルーのオフショルダードレスを身にまとい、エレガントに登場。よくお似合いだとファンをうっとりとさせた。
女性誌やファッション誌は、ネット上で監視されるメーガン夫人に同情気味で「サセックス公爵夫人として立派に仕事をこなした」と閉会式の模様を伝えていたが、それでも炎上に次ぐ炎上続き。
15日、夫人はスペインのファストファッションブランド「ザラ」のジャンプスーツを着用。実は夫人の女優時代、出世作となったテレビドラマ『SUITS/スーツ』にレギュラー出演することが決まった時に「サヨナラ、ザラ」パーティを開き、ファストファッションブランドの服をすべて友人らに譲ったという逸話がある。
今回の大会で、夫人は「バナナ・リパブリック」や「J.クルー」などお手軽価格のアメリカンカジュアルな服をチョイスしていたが、「まさかサヨナラしたザラを着るとは」「究極の庶民アピールでは」とネット上で皮肉る声が上がった。
夫人は今大会で丈の短いショートパンツを着用しており「ザラ」のジャンプスーツもかなりのショート丈。足をさらして傷病退役軍人たちの前を歩くシーンでは、「あまりにも失礼」だとバッシングする声が続出した。
X(旧Twitter)には、「退役軍人に対して敬意のかけらもない」「しかもサンダルでペタペタ歩いてる」「髪の毛をかき上げており、主人公は私と言わんばかりの笑顔だね」「キャサリン妃は絶対にこんなことしない」など批判的な書き込みばかり。「ショートパンツは暑いから仕方ない」「公務じゃないんだし」とかばう書き込みもあったが、デュッセルドルフはそれほど暑くはない上、サセックス公爵夫人として出席していたため、「最低限のマナーは守るべき」と叩かれまくられてしまった。
メーガン夫人、車椅子の障害者と撮影で「本当に偽善者」の声
メーガン夫人が今大会の参加者らと記念撮影した際の映像も炎上している。ファンは「笑顔で応じている気さくな夫人」だと称賛していたが、アンチは「車椅子の障害者と撮影した後、声もかけずにさっと離れている。本当に偽善者」「使える映像だから一緒に撮ったんでしょ。小道具扱いだね」とバッシング。車椅子の人とはしゃがんで目線を合わせながら会話をするキャサリン妃と比較する人も多く、「プリンセス歴が長く、次期女王でもあるキャサリン妃と比べるのはかわいそう」と気の毒がる声も上がった。
なお、夫人が叩かれるだろうとわかっているはずなのに、夫人の服装や記念撮影にストップをかけなかったヘンリー王子を不思議がる声も。Xには、夫人の横で硬い表情を浮かべる王子の写真が数多く投稿され、「不仲だから仕方ない」「夫人は、これらのブランドを宣伝する契約でも結んでるんじゃない? お金になることをしてるんだから、王子は何も言えないんでしょ」などと邪推する者もいる。
しかし2人は、今大会を通じて手をつないでいることも多く、楽しそうに会話をしたり笑い合っている姿も多数撮られている。王子の表情が硬いのは、夫人の身を案じているからだという意見もあるが、「一人だけの時と夫人と一緒にいる時と、王子の表情が全然違う。別人のよう」だという声は多く、不仲説が根強い。
『インヴィクタス・ゲーム』の記録を盛りすぎ
夫人が来てから「メーガンのデュッセルドルフ・ファッションショー」になってしまったと揶揄されている『インヴィクタス・ゲーム』。ちなみに、主催者であるインヴィクタス・ゲーム基金も炎上している。同基金の公式Xアカウントで発表された今大会の記録について、ありえないとの批判が殺到しているのだ。
基金は、今大会の「観客は14万人以上」で「21の局で放送」され「800人の公認ジャーナリスト」が取材をし、「4億世帯が視聴」したとXで発表。大成功を収めたと誇らしげに伝えたが、「どういう計算してるの?」「もしこれが本当なら、デュッセルドルフの人口の5分の1が観戦したことになるけど」「1大会の視聴者が4億人は、どう考えてもありえないでしょ」「全世界でテレビを持っている世帯の4分の1が視聴したことになるけど?」などと疑問視する声が次々と書き込まれ、大炎上してしまった。
15日のヘンリー王子の誕生日だが、チャールズ国王やウィリアム皇太子からのSNSでのお祝い投稿はなく、注目されていた国王との和解対談も行われなかった様子。ウィリアム皇太子は自身が創設した地球環境賞「アースショット賞」プロモーションのため現在ニューヨークを訪問中だが、ヘンリー王子と面会する予定はない。
2023年も残すところあと3カ月ほどだが、果たして今年中にヘンリー王子夫妻はイメージ回復できるのだろうか?