• 日. 12月 22nd, 2024

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ジャニーズCM起用を中止した花王、“ジャニー氏擁護”デヴィ夫人出演『イッテQ』への対応は?

 ジャニーズ事務所が創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題を正式に認めた会見以降、同事務所の所属タレントをCM起用していたスポンサー企業が続々と契約見直しを発表。今後は、テレビ番組のスポンサー企業がジャニーズタレントの出演に難色を示し、露出が減少する可能性も示唆される中、一部では、「ジャニー氏を擁護する発言で大炎上した“デヴィ夫人”ことデヴィ・スカルノ氏の起用を続ける『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にも厳しい目が向けられている」(芸能記者)ようだ。

 今年3月に英国公共放送・BBCの番組がドキュメント番組『Predator: The Secret Scandal of J-Pop』でジャニー氏の性加害疑惑を取り上げ、国内では元ジャニーズJr.を中心に、同氏から被害を受けた過去を告発する者が続出。事務所側は9月7日に開いた会見でジャニー氏の性加害を認めて謝罪し、被害者たちに対する補償を進めるとした。

「なお、同会見後には現役ジャニーズをCM起用していた複数の企業が、契約終了や更新しない方針などを発表。ジャニー氏の名前を冠した社名を継続、また、藤島ジュリー景子前社長が代表取締役に留まるとした点を、企業サイドは問題視したのでしょう」(同)

 近頃は、CMだけでなくテレビ番組からも、“脱・ジャニーズ”が進むのではないかと予測する声が、業界内外で聞かれる。

「大手消費財化学メーカーの花王は、『性加害の問題は、花王人権方針の基本的な考え方に反します』とし、『花王グループで現在展開しているジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は、可及的速やかに中止いたします』と発表。その後の報道により、同社が単独スポンサーを務めるTBS系トークバラエティ『A-Studio+』において、Sexy Zone・中島健人のゲスト出演回の収録見送りが明らかに。これは同社の意向が強く反映されたと伝えられたものの、同様の事態がほかの番組でも起こる可能性は否定できません」(同)

ジャニー氏擁護で大炎上、デヴィ夫人の起用を続ける『イッテQ』

 そんな中、業界内外で最も注視されているのは、『イッテQ!』へのスポンサー企業の対応だという。

「同番組には2020年まで、当時NEWSのメンバーだった手越祐也(同6月にジャニーズ退所)が起用されていましたが、現在レギュラー出演するジャニーズタレントはゼロ。にもかかわらず、耳目を集めているのは、デヴィ夫人が出演しているからです」(同)

 デヴィ夫人は今年7月18日、自身のX(当時Twitter)で「ジャニー氏が亡くなってから、我も我もと被害を訴える人が出てきた。死人に鞭打ちではないか」(原文ママ、以下同)などと投稿。また、当時『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務めていた東山紀之社長が、被害者サイドに立ってコメントしたことにも触れていた。

「デヴィ夫人は、『東山紀之氏は被害を訴えた元jr.たちの発言を「勇気ある告白」と表現し、「ジャニーズ」という名前の廃止についても言及した。その才能を見出し、育て、スターにしてくれたジャニー氏に対して、恩を仇で返すとはこのことではないか』と、東山のことまで批判。一連の投稿は拡散されるとともに大炎上し、その後、デヴィ夫人のXは8月1日に一度投稿がありましたが、それっきり動きがありません」(同)

 今月7日の会見では、東山のジャニーズ新社長就任も発表されたが、デヴィ夫人はノーリアクション。しかし、インスタグラムやブログは頻繁に更新し、芸能活動も継続している。

「デヴィ夫人は、炎上後に放送された『イッテQ!』にも出演していましたが、ネット上にはやはり批判の声が多く見られる。ちなみに、同番組のスポンサーには花王をはじめサントリー、日産自動車など、ジャニーズタレント起用CMの契約見直しを発表した企業が含まれているのですが、『イッテQ!』のデヴィ夫人起用についてはどのように捉えているのか。人権侵害にNOのスタンスを貫くのであれば、当然、性被害者を非難し、ジャニー氏を擁護した彼女の出演は受け入れられないはずですが、日テレサイドに抗議などを行っているのか気になります」(同)

 日テレが『イッテQ!』にデヴィ夫人を起用し続けるのであれば、スポンサーを降りることもあり得るだろうか。今後も企業サイドの動向を追いたい。

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