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【2023年10月期・秋ドラマ情報】二宮和也の月9が期待値トップ! マスコミ関係者のヒット予想

 テレビ界では秋ドラマが始まる時期となり、各局とも気合が入っていることだろう。マスコミ関係者の間でも、新たなヒット作の誕生に期待が高まっているというが、中でも特に注目されている作品は? 今回、各マスコミ関係者に2023年10月期・秋ドラマのヒット予想をしてもらった。

月9『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』は二宮和也、中谷美紀、大沢たかおが集結

「まず挙げられるのは、フジテレビ系『月9』枠で10月9日にスタートする『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』。“クリスマスイブの1日”を1クールかけて描くドラマで、サスペンス的な要素もあるようです。記憶喪失の男・勝呂寺誠司を演じる嵐の二宮和也、キャスター・倉内桔梗役の中谷美紀、レストランシェフ・立葵時生役の大沢たかおがトリプル主演。単独主演を張れる豪華なメンツが3人もそろったのは驚きですね。各事務所ともに、脚本が面白くなければオファーを受けなかったでしょうし、期待値は今期トップといえます」(テレビ誌ライター)

 なお、二宮をマネジメントするジャニーズ事務所は現在、創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題の渦中にあり、起用CMの打ち切りなど、所属タレントへの仕事にも影響が及んでいる状況だ。

「このタイミングで始まるジャニーズドラマとあって、制作サイドは世間の反応を気にしているかもしれません。しかし、二宮とともに主演を務める中谷、大沢以外にも、江口洋介、松本若菜、中川大志、中村アン、佐藤浩市ら人気役者が多数キャスティングされているだけに、そもそも同作をジャニーズドラマと捉える視聴者は少ないのではないでしょうか。初回の世帯平均視聴率は10%を超える好発進となりそうです」(同)

菅野美穂『ゆりあ先生の赤い糸』はテレ朝の看板ドラマ枠で放送

 同じく“ヒット候補”として挙げられたのは、テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で菅野美穂が主演する『ゆりあ先生の赤い糸』(10月19日スタート)。漫画家・入江喜和氏が「BE・LOVE」(講談社)で連載していた同題マンガの実写版で、菅野のほかに鈴鹿央士、木戸大聖、松岡茉優、田中哲司らが出演する。

「主人公・ゆりあ(菅野)が、意識不明となった小説家の夫・吾良(田中)の介護をするようになると同時に、吾良の秘密を知っていく……という内容。放送される『木曜ドラマ』はテレ朝の看板枠ですし、前クールの中村倫也主演『ハヤブサ消防団』も終盤は2ケタ視聴率をマークしていました。山間の集落で起こる不可解な事件を描いた同作と比較すれば『ゆりあ先生の赤い糸』はやや地味なストーリーかもしれませんが、人気原作なのもあって、初回8~9%くらいは取れるのでは」(スポーツ紙記者)

向井理主演『パリピ孔明』は新時代のドラマ企画

 一方、9月27日から一足先に始まった『パリピ孔明』(フジテレビ系)にも期待の声が。

「向井理主演でフジの『水10』枠にて放送を開始し、初回世帯平均視聴率6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。決して高い数字ではないものの、この枠自体が視聴率を取りにくいだけに、まずまずのスタートといえます。『パリピ孔明』は現在『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載中の同題作品(原作・四葉夕卜氏、漫画・小川亮氏)の実写版。三国時代の天才軍師・諸葛孔明(向井)が現代日本の渋谷に若かりし姿で転生し、そこで出会った駆け出しのシンガーソングライター・月見英子(上白石萌歌)を成功に導いていくという青春コメディーです」(週刊誌記者)

 昨年TOKYO MXでアニメ化もされた人気作で、「若い層がどれだけ乗ってくれるかがキーになるドラマ」(同)だとか。

「番組公式TikTokも頻繁に更新されており、“切り抜き動画”の拡散を狙っているのは間違いない。『TikTokから人気に火をつけよう』とする新時代のドラマ企画とあって、フジにとっても意欲作なのでは。これで歌唱やダンスシーンのクオリティがショボかったら見向きもされないところでしたが、第1話の評判は上々。これから物語が進むにつれて、話題を呼びそうです」(同)

 今まで不調だったフジの「水10」枠。『パリピ孔明』は初めてのヒット作になれるだろうか。

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