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【2023年秋ドラマ情報】マスコミ関係者に聞いた、10月期の大コケ候補はあのジャニーズ主演作

 各局の秋ドラマが話題に上りだす今日この頃、マスコミ関係者の間では、“ヒット予想”とは逆に、“大コケ予想”も飛び交っているという。「テレビ界で視聴率が取りにくいといわれるのは夏ドラマなんですが、2023年10月期・秋ドラマの中にも、先行きが不安視される作品がある」(芸能ライター)そうだ。今回、各マスコミ関係者に2023年10月期・秋ドラマの大コケ予想を聞いた。

菊池風磨『ゼイチョー』、日テレの職業ドラマは「需要がないのかも」

 まず名前が挙がったのは、10月14日に日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送開始の『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』。

「同ドラマは漫画家・慎結氏が『BE・LOVE』(講談社)で連載していた『ゼイチョー! ~納税課第三収納係~』を実写化。原作の主人公は市役所納税課の新人女性・百目鬼華子(山田杏奈)ですが、ドラマでは同じく納税課職員の饗庭蒼一郎(Sexy Zone・菊池風磨)が主人公となっています」(同)

 菊池は、今年4月期に倉科カナとダブル主演を務めた『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)、7月期放送の『ウソ婚』(フジテレビ系)、そして今期の『ゼイチョー』と、3クール連続で連ドラ主演を果たすと大きな話題に。

「勢いのある菊池には気の毒ですが、『ゼイチョー』は今期一番の大コケ候補。市役所納税課の徴税吏員を題材にした珍しい職業ドラマではあるものの、芳根京子とジャニーズWEST・重岡大毅が共演した今年4月期の連ドラ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系、以下『それパク』)と“似ている”のが気になります。両作品とも、ジャニーズタレントと人気若手女優がメインの“ためになる”お仕事ものという共通点があります」(同)

 『それパク』は小説家・奥乃桜子氏の『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(集英社)が原作で、知的財産権をテーマにしたストーリーだったが……。

「『それパク』は全話を通しての世帯平均視聴率は4.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、見逃し配信サービス『Tver』のお気に入り数も低調でしたし、あまり話題にならず。それと似たような『ゼイチョー』には心配しかありません。なお、業界内では最近、日テレの職業ドラマがイマイチ振るわないことから『需要がないのかも』『視聴率を取りやすい医療ドラマ、刑事ドラマをやっておくほうが無難なのでは』などとささやかれています」(同)

堀田真由『たとえあなたを忘れても』暗い雰囲気のストーリーは視聴者ウケがよくない

 もう1つの“大コケ”候補は、テレビ朝日系で今年4月に新設されたばかりの「日10」枠で、堀田真由が主演を務める『たとえあなたを忘れても』(10月22日スタート)。

「夢を失い生活苦に陥ったピアノ講師・河野美璃(堀田)と、記憶を失ってしまう障害『解離性健忘症』を抱えながらもキッチンカーを運営する青年・青木空(萩原利久)の恋愛モノですが、暗い雰囲気のストーリーは昨今、あまり視聴者のウケがよくありません」(スポーツ紙記者)

 ちなみに、同ドラマは1997年10月期に木村拓哉(当時SMAP)と松たか子がダブル主演した『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)などで知られる大御所脚本家・浅野妙子氏のオリジナル作品。

「例えば、野島伸司氏の『何曜日に生まれたの』(テレビ朝日系)などもそうですが、大御所脚本家が近年手がけた作品はコケやすいため、浅野氏の『たとえあなたを忘れても』も心配が先に立ちます。話題になることもなく、ひっそり終わってしまいそうです」(同)

 『ゼイチョー』の菊池はゴールデンプライム帯の連ドラ初主演、『たとえあなたを忘れても』の堀田は地上波連ドラ初主演となる。下馬評を覆し、10月期のヒット作となれることを祈りたいが……。

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