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SixTONES・高地優吾、伝説の「角刈り事件」総括に漂う「またやりそう」な気配【Myojo11月号レビュー】

 関西ジャニーズJr.ユニット・Aぇ! groupが表紙を務める「Myojo」11月号(集英社)が発売中です。巻頭のインタビューページで、「注目度がぐんぐん上昇中」と紹介されており、それは間違いないのですが、なんとなくふわふわしたキャッチコピーだなと思ってしまいます。このタイミングでの表紙抜てき、本来であればこの秋にもデビューしていたのではないか? という疑念がどうにも拭えません。

 ちなみに佐野晶哉はAぇ! groupについて「この6人でよかったって思う」「やっぱ強いな、負けへんなって思える」と話しています。デビューはいつになるのか、今はまったくの不透明ですが、その気持ちを忘れずにいてほしいと願ってしまうのは筆者だけではないはず。というわけで早速誌面をチェックしていきましょう!

<トピックス>
◎やんちゃ盛りな大男6人語り SixTONES
◎旅立ちのMEMORY 岸優太
◎取材こぼれ話

SixTONES・高地優吾、角刈り事件を「ふつうの出来事」と総括

 最初に見ていくのは、SixTONESが登場する企画「やんちゃ盛りな大男6人語り」。ワイルドなイメージの強いSixTONESメンバーが、自身の「ビジュアル」と「マインド」におけるやんちゃさをそれぞれ語っています。

 例えば、世間一般的に、“やんちゃ”イメージが最も強いであろう田中樹は、「中高生時代は“やんちゃ=カッコいい”っていうあこがれがあって、目上の人に反発したり、教わった通りの男子を踊らなかったりしてた」そう。しかし、Jr.のときもほぼ遅刻はしなかったといい、やんちゃに見せつつも、礼儀や常識は人一倍あるというギャップが、昔から変わらない彼の魅力の一つだと思わされます。

 一方、SixTONESの中では、比較的“やんちゃ”なイメージがない高地優吾はどうでしょう。かつては彼も、やんちゃなファッションをしていたという記憶があるものの、本人いわく今はもう「洋服とか髪型をやんちゃにしようなんてまったく思わなくなってる」そうです。

 ここまで読んで、筆者は「いやいやいやいや、一番のやんちゃを忘れちゃいないかい?」とツッコまずにはいられなかったんですが、最後に本人が“それ”に言及してくれていたので安心しました。そう、忘れもしない、伝説の「角刈り事件」です。

 これは2021年夏、高地が突如、仕事でもないのに角刈りにしてきたという事件でして、あの時の高地担の絶叫・動揺・混乱は今も記憶に新しいところ。のちに田中は角刈り事件を振り返り、「カマシ散髪」とも呼んでいました。もし「角刈りのジャニーズってどういうこと?」と興味を持った読者の方がいましたら、ぜひ画像検索をしてみてください。美・角刈りが拝めますよ!

 そんな角刈りについて、高地は「ただうっとうしいから切っただけで自分の中でもふつうの出来事だったんだけど、ジャニーズで角刈りなんて、今思うとなかなかやんちゃだよね(笑)」と回顧。あの事件を「ふつうの出来事」という高地に、また何かとんでもないやんちゃをやりそう……!! という気配を感じました。

 また、世間的には、京本大我もそこまでやんちゃな印象がないのではないかと思うのですが、彼が語る自分のやんちゃポイントは「SixTONESイチ、毛深い」。Kis-My-Ft2の千賀健永、Sexy Zoneの菊池風磨、Snow Manの渡辺翔太、なにわ男子の西畑大吾や大橋和也ら、昨今は脱毛しているジャニーズもたくさんいる中、京本は「毛がないほうが裸を見られてる気がして恥ずかしいし…」と話しています。京本は中性的なルックスで、肌も白くツルツルだけに、体毛が薄いように思われがちですが、実は毛深いというギャップの持ち主だったわけです。

 筆者はかねがね、ジャニーズタレントが脱毛の理由について「アイドルだから」と語るシーンを見ると、「自分がそうありたいと思うなら別にいいんだけど、ファンがみんな“ツルツル”を求めてるってことはないはず」と思っていました。今回の京本の毛深い発言を受け、あらためてSNSでファンの反応を見てみると、むしろ「脱毛反対」を掲げる人も少なからず確認。中には、「どうしたら脱毛反対の思いを届けられるのか……」と悩んでいる人まで……。京本にそんなファンの声が伝わりますように!!

 次に見ていくのは、岸優太の「旅たちのMEMORY」です。9月末をもってジャニーズ事務所を退所した岸は今月号で「Myojo」を卒業。これまでの撮影を振り返りながら、今の心境やファンにメッセージを送っており、岸担は涙なしでは読めない内容となっています。

 岸といえば、元気で無邪気なキャラクターである一方、今回のインタビューで、「人間どんなにがんばっても、後悔するものなんだろうけど、それ以上に自分で自分を納得させたいって気持ちが、俺は強いのかもしれないな」と話しているように、“諦観している”人という印象も強いんです。そんな彼が「だから、これからも自分の納得できる道を、腹をくくって歩いていきたいなと思う」と言っているのが、これ以上なく“心強い”と思ったのは筆者だけでしょうか。

 とはいえ、どこか遠くに行ってしまうような寂しさも感じてしまったものの、そこはさすがの岸。「ファンのみんなとは同じ世界に生きているからね。見かけたら、声かけてみてよ(笑)」と笑いを交えながら、ファンの気持ちに寄り添っていました。

 一方で、18年に同誌の撮影で、キンプリメンバーと一緒に埋めたという「未来の自分あてのタイムカプセル」の話が出た時は、胸が痛くなりました。これをメンバー全員で掘り起こす機会は来なかったんだなという現実に打ちのめされてしまったからです。しかし、岸いわく、そこには「平均温度36.6度、維持してますか?」と、体温の話を書いていたそうで、「ガッカリ」「体温以外にもう少し、書くことあったでしょ」とボヤいており、思わず笑ってしまいました。

 「仕事の現場にネガティブな空気は必要ないって思うから、ただただ楽しんでいるだけで」と語る岸。それを最後まで体現してくれた、とびきり“ハピネス”なインタビューだったのではないでしょうか。

「Myojo」編集部に愛される岸優太

 最後に見ていくのは、「取材こぼれ話」。目次の下部分に「Myojo」編集部員が、取材の舞台裏を明かしています。ここにも岸が登場しているのですが、いかに彼が愛される人物かが伝わってくる内容だったので、岸担は絶対見逃してほしくありません!!

 なんでも編集部で、Jr.時代から今案での岸の写真で「ソロMYOJOを作り、みんなでメッセージを書いて」、最後に本人に渡したそう。この表紙の写真がまた傑作でして、岸が顔をクシャっとさせ、大きな口を開けている写真なんですよ。岸は「『大切にします!』と言いながら表紙と同じ顔をしてはしゃいでいました(笑)」とのこと。

 昨今、ジャニーズ事務所は、タレントの退所について「卒業」という言葉を使うように。しかし、先に事務所を離れた元キンプリの平野紫耀、神宮寺勇太とともに、岸は「退所」と報告され、ネット上では、「やはり事務所と確執があるのでは」とささやかれていました。

 しかし、岸と「Myojo」編集部の別れの様子を見るに、彼の退所は「卒業」なのだなと実感させられます。これからも多くの人に愛されてほしいと願わずにはいられません。

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