連載企画『「汚部屋」ビフォーアフター』新シーズンがスタート! 第7回目の片付けモニターの応募に当選したのは、東京都中野区・3LDKのマンションに家族と暮らすDさん(40歳)です。
汚家まるごとビフォー・アフター23回目は「下駄箱」です。写真は、都心のマンションに暮らすDさん宅の下駄箱。造り付けの大きな下駄箱も家族5人ともなると、約40足の靴がギュウギュウで取り出しにくい状態……。子どもたちのの靴は、隙間に詰め込んでいるそう。
家族みんながスムーズに出し入れするなら、靴用の収納グッズを「買わないこと」をおすすめします。今回は「靴の収納力を上げる3つの方法」を紹介! まずは、下駄箱全体のBeforeから「散らかる理由」を解説します。
下駄箱全体【Before】6つのNG収納とは?
下駄箱が散らかるのは、6つの「NG収納」があるからです。収納グッズを買い足したり、取り出しにくい入れ方をしているなど……。どの問題も「棚板が足りない」ことで起こります。
(NG1)シューケアグッズを隙間に置く
(NG2)ひとつの空間に大人と子どもの靴を入れる
(NG3)棚の余った間隔に、靴を突っ込む
(NG4)靴箱を土台にして、靴を載せる
(NG5)シューズホルダーを使う
(NG6)靴の種類(高さ)がバラバラ
【下駄箱NG収納】「シューズホルダー」は買ってはいけない!
棚板の間隔が広いので、無駄な隙間が。そこで「収納のアイデア」をネット上で探すと、「突っ張り棒」や「シューズホルダー」といった100均の収納グッズを使った例が見つかります。しかし、整えた直後は美収納に見えても、毎日使う靴には適さない場合も。手元を見なくても、キレイに出し入れできるようにするのが「使いやすい収納」です。
では、下駄箱を片付けていきます!
家族が増えると靴の量も増えるため、定期的に「靴の見直し」をしましょう。同時に「下駄箱の掃除」もして、カビや臭いの問題が出る前に通気性を良くします。
下駄箱収納【手順2】靴の量を見直す
子どもの靴はサイズがあっという間に変わるので、量が増えがち。下駄箱のモノを全部出して、靴の状態を確認しながら不要品を取り除きます。
下駄箱収納【手順3】棚板の位置を上から調整する
靴を全部出して下駄箱の中をキレイにしたら、棚板の位置を靴の高さに合わせて上から調整します。一番上に置く靴は、「使用頻度が低い靴」や「背の高い男性の靴」です。棚板1枚につき、靴の目的(種類)によって配置を考えます。例えば「パパの革靴ゾーン」「家族の運動靴ゾーン」といった感じです。
ホームセンターで「化粧板」を購入
棚板は、ホームセンターで「化粧板」を購入して増やしました。自宅の棚板のサイズを測り、お店でカットしてもらいます。MDF材などコスパの良い板材にリメイクシートや木口テープを貼るなど、安価に済ませる方法もありますよ。
下駄箱収納【手順4】棚板の上に「新聞紙」を敷く
下駄箱の板が化粧板の場合は、とても汚れやすいので「新聞紙」を敷くとよいです。新聞紙は、湿度調整と消臭に良いといわれています。100均の靴用シートを買いそろえるより安価で、気軽に交換できる点も◎。また、靴がうまく入らない場合「斜め」に入れてみてください。
棚の間隔を靴の高さに合わせることで、隙間がなくなりました。子どもたちの「空いている場所に入れちゃえ」という行動もブロック。また、できるだけ「パパの棚」「ママの棚」「子どもの棚」「運動靴」と種類別に分けたので、靴の住所が決まって乱れにくくなりました。
下駄箱下段の【Before・After】無駄な隙間が散らかる原因でした
棚板の上には、プラスチック段ボールと新聞紙を置きました。新聞紙のズレが気になる場合は、プラスチック段ボール(ホームセンターで約1畳サイズ当たり180円ほど)のほうがオススメです。シューケアグッズも空き箱にまとめ入れました。
下駄箱全体【After】棚板を2枚増やして、下駄箱の収納力アップ!
棚板を2枚増やすことで、出し入れしやすい下駄箱に変身しました! 100均のカゴが入っていますが、こちらは「夏のサンダル」をまとめています。季節によって入れ替えれば、快適に下駄箱を使うことができますよ。