9月30日、King&Prince(以下、キンプリ)のメンバー・岸優太がジャニーズ事務所(10月17日付でSMILE-UP.に変更)を退所した。同事務所を離れたタレントは、それまでレギュラー出演していた番組からも、自動的に降板する流れとなっていたが、「岸は10月15日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系、以下『DASH』)に出演するといい、異例の展開に業界内外の注目が集まっている」(スポーツ紙記者)ようだ。
今年5月22日、岸は平野紫耀、神宮寺勇太とともにキンプリを脱退。平野と神宮寺は同時に事務所を離れたが、岸は主演映画『Gメン』(8月25日公開)のPR活動の関係から、9月末での退所になったとみられる。
「なお、岸は準レギュラーとして出演する『DASH』で“米作り”に参加していたのですが、退所後は番組に出られなくなる可能性が高いとされていたことから、ネット上のファンに『収穫のタイミングまで出演できるのか』『せめて新米を食べてから卒業してほしい』などと心配されていました」(同)
『鉄腕DASH』がXで“匂わせ”! その内容とは?
同番組の「DASH村」コーナーでは、2001年から米作りをスタート。20年4月から番組に出演するようになった岸は、翌年から米作りに参加。ただ、22年11月に放送された米の収穫祭や食事会に、岸は主演ドラマ『好き好きワンワン!』(同)の撮影のため不参加となった。
「岸は後日、ドラマの撮影現場に届けられた“差し入れの弁当”で新米を味わうことができたものの、今年は仲間と一緒に収穫と食事を楽しんでほしい……と願うファンが多かったんです」(同)
そんな中、『DASH』の公式X(旧Twitter)が9月22日、「先週無事に…」(原文ママ、以下同)という文章に、稲刈りを表す絵文字、また緑と紫のハートマークを添えて投稿した。
「緑は岸とともに米作りを行っている準レギュラー・SixTONESの森本慎太郎、紫は岸のキンプリ時代のメンバーカラー。ファンの間では、岸が米の収穫に間に合ったという番組サイドからの“匂わせ”だと指摘され、大盛り上がりしたんです」(同)
また、TOKIO・国分太一が同27日のXに、同グループの城島茂、松岡昌宏、森本、そして岸の写真とともに「今日はこのメンバーで遊んでました」と投稿。ハッシュタグで『DASH』メンバーであることをアピールし、番組公式Xも同ポストを翌日に引用して「5人で楽しく遊んでました 詳細は今週の 鉄腕DASH にて」と予告していた。
「そして当該の放送回で、10月15日に3時間SPをオンエアすると発表。番組公式Xの『米作り2023完結編』を予告するポストにも岸の名前が掲載されるなど、退所後の出演が明らかになりました」(同)
退所後のタレントがこのような形で番組に出続けるのは、異例の措置といえ、「岸に新米を食べてほしいというTOKIOと『DASH』スタッフの熱意を感じる」(同)そうだ。
「岸の米作りへの尽力を考えれば、米の収穫にだけ出演しないというほうが違和感を覚えるので、今回の決断はよかったと思います。とはいえ、3時間SPで米作りが完結するとなると、それが区切りで岸も降板となる可能性が高い。『DASH』準レギュラーとしての岸は次回で見納めとなるのでは」(同)
来年の米作りにも岸が参加できれば、それこそ異例の展開となるが、果たして……。
岸優太、2023年「DASH村」米作りのこれまで
3月26日放送回
「DASH村」企画で23回目の米作りがスタート。日本百名山の一つ「安達太良山」を望む大玉村は、かつては米の味を競うコンクールで何度も受賞していたものの、現在は東京ドーム21個分が荒地に。この地で棚田を復活させ、米作りを行うことに。
5月21日放送回
棚田の開拓に乗り出す。土の成分を調べるとカルシウム不足であることが発覚。岸は土壌改良のため、貝殻を粉末状にして田んぼに撒くアサリを調達するべく、福島県相馬市・松川浦へ。
6月18日放送回
昨年収穫し、保管していた種をより良い苗作りをしていくため、苗オーディションを行う。岸は毎年恒例となる塩水選での種の選別を一人で実施。その後、村の仲間とともに田植えを行う。
7月23日放送回
田植えから1カ月、稲の葉先が変色していることが判明。その原因の一つがゾウムシだとわかり、葉ワサビなどで“無農薬農薬”を作って大至急対策を行う。また、ゾウムシが風で飛んでくるのを防ぐべく、篠竹で手作りした風除けの簾も設置。水路も整えて稲の成長を見守った。